藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

城南保育園で最後の卒園式

2012年03月29日 | ちょっと一言
この程、市立城南保育園で最後の卒園式が開かれました。
城南保育園は、昭和48年に開園して以来、数多くの園児が巣立っていきましたが、今年度をもって閉園することになりました。この4月には、民営による保育園と障害児の通園施設「あかしや学園」が合体した複合施設「ガゼルの森」として生まれ変わります。
無事、卒園を迎える子どもたちは皆元気いっぱいで、参列した保護者の皆さんも、成長した我が子の姿に目頭をあつくされていました。私も、屈託のない無邪気な子供たちから、たくさんの元気をもらい、この子たちが健やかに成長できるよう、一生懸命頑張らなくてはと思いました。
城南保育園の歴史は閉じますが、隣に建設された「ガゼルの森」へと運営が引き継がれます。年度が替わると、この園舎の取り壊しがはじまります。一抹の寂しさも感じますが、共に育った園舎の思い出は、いつまでも心に留めておいてほしいと思います。
長い間、城南保育園を温かく見守っていただきました地域の皆さま、そして今までこの園を支えてくれた多くの方々に感謝します。

消防団詰所を新築しました

2012年03月26日 | ちょっと一言
かねてより改築工事を進めていた消防団詰所が完成し、このほど地元消防団に引き渡しをしました。
これは、耐震診断により耐震性が劣ると判定された昭和56年6月以前に建築された14ヶ所の詰所について、平成20年度より順次整備を進めてきたもので、本年度4棟が完成し引渡式を行ったものです。
東海地震の発生が危惧される中、詰所の改築は、団員の皆様がかねてから待ち望んでいたものと思います。建物は、1階に車庫、物置とトイレ、2階に詰所、湯沸し、押入れを配置しています。これにより、耐震性はもちろんですが、使い勝手が格段に向上し、火災などの緊急出動時、会合や火災予防活動などの消防団活動に大きく寄与し、地域住民の皆様の安全・安心が確保されるものと思っています。
消防団は、地域の消防・防災の中核をなす組織であることは言うまでもありません。この詰所を地域の消防団活動の拠点として活用され、地域住民の皆様の安全・安心が確保のためご尽力いただきたいと思います。

キックオフメールに登録を!

2012年03月22日 | ちょっと一言
地震や台風など防災情報などをE-メールでお知らせする、「キックオフメール」を開設し、3月11日より運用を開始しています。
先の東日本大震災では、通信網が混乱し、情報が伝わりにくい状況が発生しました。災害時は、正確な情報をいち早く得ることが、減災につながります。
それには、普段から情報を得る手段を多くしておくことが大切です。その一つとして、今回、「キックオフメール」を開設し運用することにしました。
「キックオフメール」で配信する情報は、防災情報のほかに、火災情報、同報無線の放送内容、市からのお知らせやイベント情報で、登録時に選択することができますので、市民の皆さんのニーズに合った情報が、手軽に得ることができます。
通信にかかる費用は負担していただきますが、利用料は無料ですので、正確な情報をいち早く得るために活用してください。

「キックオフメール」の登録や詳細は、広報ふじえだ3月5日号かこちらをご覧ください。

市内の公立小中学校で卒業式

2012年03月19日 | ちょっと一言
桜の蕾も膨らむ陽春を迎え、市内の小中学校で卒業式が行われました。
今年、市立の小中学校を卒業する児童生徒は、2,715人の皆さんです。お子さんの栄えある姿を目のあたりにして保護者の皆様は、さぞかし感慨もひとしおではないかと、心よりお祝いを申し上げます。
私も、藤枝中学校から招待を受け、卒業式に臨みました。間近に見る卒業生は、卒業を迎えたという自信と、これから始まる新しい進路に対する夢と希望がいっぱい詰まり、いきいきと輝いた顔をしていました。私は、こうした子どもたちの顔を見るのが好きです。私に元気を与えてくれるからです。
今年、中学校を卒業する皆さんが入学した年は、旧岡部町と合併をし、新しい藤枝市が誕生した記念すべき年でした。皆さんが学ばれ、成長されたように、3年が経った今、藤枝のまちも、市民の皆様のたゆまない努力や協力に支えられ、順調に発展しています。
次代を担う皆さんに、住み慣れたこのまちを引き継いでいくため、今後も、笑顔があふれ、活気にみちた「元気なまち藤枝づくり」をすすめていきたいと思っています。この卒業生の皆さんにも、それをしっかり引き継げるよう、これからも頑張ってもらいたいと思います。
私たちのまち「藤枝」に誇りと愛着を持ち、積極的に社会と地域の発展に貢献できるような大人に成長されることを心から願っています。
ご卒業おめでとうございます。

市民相談員のみなさんが合同で研修

2012年03月15日 | ちょっと一言
市では、市民の皆さんが日常生活でのトラブルや悩み事などを気軽に相談できる窓口として、市民相談センターを設置しています。現在、センターで受けている相談は、一般相談、よろず相談、法律相談、消費生活相談、交通事故相談など10種類です。
これらの相談を親身になって受け、適正なアドバイスをしていただいている相談員さんの合同研修会が開催されました。研修会は、相談員の皆さんの資質の向上を図る目的で実施していますが、情報交換や親睦の機会ともなっています。
社会情勢の変化や生活スタイルの多様化に伴い、相談内容も複雑多岐にわたる傾向にあります。時にはトラブルに巻き込まれるような事案も発生しています。こうした際に、相談員の皆さんは市民の頼れる存在として、適切な助言や指導、時には関係機関との連絡調整など、相談者の支えとなって、日々ご苦労いただいています。皆さんの心遣いに、心から感謝をしています。
市民が抱える悩みやトラブルを早期に解決できるよう、「市役所に悩み事の相談に乗ってくれるところがある。」、「市役所に相談に行けばなんとかなる。」と認識していただけるように、相談体制の充実とあわせて啓発も進めていきたいと思っています。
その分、相談員の皆様のご苦労も多くなりますが、市民が笑顔で安心して暮らせる生活を実現するためにも、相談員の皆様の一層のご協力をお願いします。

春を呼ぶ“ふじえだマラソン”が開かれました

2012年03月12日 | ちょっと一言
藤枝に春を呼ぶスポーツイベントとしてすっかり定着した“ふじえだマラソン”が開催されました。
このイベントも今年で19回を数えますが、回を重ねるごと参加人数も多くなり、今年は約2,200人の方が、瀬戸谷路を掛け抜けました。
このマラソンの一番のウリは、何といっても300mの高低差を持つハーフコースです。スタートからゆるやかな上り、7Km付近から折り返し地点まではいっきに200mを掛け上るコースです。他にはあまりないコースではないかと思っています。
ゲストランナーには、マラソンランナーとして活躍された元オリンピック選手の『谷口浩美さん』が参加。ジョギングの部(3Km)に出場し、皆さんとにこやかに走ってくれました。
県外からの参加者も増えています。今年の遠来者は北海道からということで、ビックリしました。もっと驚いたのが、最高齢のランナーは何と87歳の男性で、5Kmコースを走るとのこと。また、女性の最高齢ランナーは80歳で、こちらの方は10Kmにエントリーしています。あらためて、健康の素晴らしさと大切さを感じさせられました。
お天気が大変心配されましたが、前日までの雨がうそのように晴れ渡り、絶好のマラソン日和となりました。会場には、選手の皆さんをもてなそうと、地元の皆さんが前日から用意した豚汁と甘酒のサービスをはじめ、農産物の販売や模擬店も出店しこちらも大変賑わっていました。
本市では、「健康・予防日本一」のまちづくりを進めていますが、健康を維持したり、病気を未然に防ぐには適度な運動が良いとされています。これから体を動かすにはちょうど良い季節になりますので、ジョギングなどをはじめられ、来年の“ふじえだマラソン”に挑戦してはいかがですか。エントリーをお待ちしています。
“ふじえだマラソン”の開催にあたり、多大なご支援、ご協力をいただきました関係者、並びに地元の皆様方に心より感謝申し上げます。

消費生活侵害事犯防止協定を締結

2012年03月08日 | ちょっと一言
皆さんの中でも、マンションや未公開株、先物取引などの勧誘の電話や訪問を受けた経験があると思います。その全てが違法というわけではありませんが、中には悪質なものもあり、市の消費生活相談に訪れる相談者が絶えないのも事実です。
こうした悪質商法は、古くもあり新しい問題でもあります。社会の成熟とともに、その手口も巧妙化、広域化が進んでおり、大きな社会問題となっています。
市でも、市民相談センターに消費生活相談窓口を設け、市民の相談に応じたり、被害に遭わないよう「出前講座」などを通じて啓発活動も行っています。
今回、これらの悪質商法の被害の拡大の防止と、被害回復の支援や再発防止を図ることを目的にした協定を、藤枝警察署と締結しました。これにより、市や警察署双方が持っている情報を共有することが可能になります。
今までも、個別の事案においてお互いに情報の交換等連携をし、一定の成果を挙げてきましたが、今後は、よりスピーディーに対応が可能となり、被害を最小限に抑えたり、未然に防止ができるものと多いに期待しています。
今後も警察署との連携を深めることで、消費生活の侵害事犯の被害拡大の防止に努め、市民の安全・安心を守っていきたいと思います。

びく石山開き

2012年03月05日 | ちょっと一言
春を告げる「びく石山開き」が、びく石山頂で開催されました。
この山開きは、昭和34年に地元で行われた「びく石春祭り」が始まりで、実に50年余の歴史があります。ここ数年は悪天候のため、また昨年は東日本大震災直後とあって開催を控えたため、4年ぶりの開催となりました。
市内には、20のハイキングコースがありますが、なかでもこのびく石山頂を目指すハイキングコースは人気のコースで、毎年多くのハイカーが訪れます。びく石へは、市ノ瀬(瀬戸谷)、上大沢(葉梨)、笹川(朝比奈)の3地区から登れるのも人気の秘密かもしれません。
当日は、今にも泣き出しそうな曇天で、寒風が吹き春はまだまだ遠いような天候で、お客さんが来てくれるか心配しながら山頂を目指しました。山頂に着くと、びっくり。多くのハイカーが次々と登ってきます。子ども連れの家族も見うけられました。ハイカーの方から「この日を待ちわびていました。」「今年は山開きができてよかったですね。」と声を掛けていただき、大変うれしく思いました。
これから、本格的な春を迎え、行楽シーズンが始まります。本市のシンボル的な山でもあるびく石にも、足をのばしてはいかがでしょう。
「びく石山開き」の開催に際し、ご尽力をいただいた「びく石保勝会」、「上大沢保勝会」、「笹川山肴会」の皆さん、本当にご苦労様でした。

被災地のガレキ処理についての考え

2012年03月01日 | ちょっと一言
本市では、東日本大震災の被災地の一刻も早い復旧・復興のために、職員の派遣をはじめ応急物資や車輛の提供など、できる限りの支援をしてきました。こうした国内外からの支援もあって、被災地は復興への道を歩み出しています。

しかしながら、被災地の復興の足かせとなっているのが、ガレキ処理の問題です。このことについて、私の考えをお話したいと思います。

東日本大震災で発生したがれきの処理は、被災した東北地方の復興のためには早急に行うことが必要です。そのため、本市としても、がれきの処理に協力していくことが必要であるとの認識に立ち、県市長会で共同歩調をとっています。

現在、本市のごみ処理は、焼津市とともに志太広域事務組合を構成して行っていますが、組合では焼却灰を埋め立てするための最終処分場を所有していません。このため、焼却灰の処理は県外の民間業者に委託しています。この焼却灰の処分にあたっては、まず受け入れ先自治体との協議を行うことになっています。しかし、現在のところ、震災がれきを焼却した灰の受け入れに理解を示している自治体はなく、「東日本大震災における災害廃棄物の広域処理については、安全基準値以内でも、排出された灰は受け入れられない」との連絡をもらっています。

実際、昨年末に志太広域事務組合の焼却灰を受け入れてもらっていた県外の処分場に、千葉県のある市から基準値を超える焼却灰が持ち込まれた影響で、その処分場に持ち込まれていたすべての焼却灰の受入れが認められず返却されました。志太広域事務組合の焼却灰には何の問題もなく、いわゆる割を食った形ですが、返却された焼却灰の処分地探しには本当に苦労しました。しかも、この焼却灰の去就までもがマスコミの注目の的になりました。

仮に震災がれきを受け入れ、志太広域事務組合で焼却した場合を考えますと、現状では、志太広域事務組合の焼却灰は受け入れてもらえず、処分することができなくなります。そうしますと、藤枝市内で発生した一般ごみの焼却もできなくなるという、大変深刻な事態を招いてしまうことが危惧されます。


このような理由から、現状では、震災がれきを受け入れ、焼却することは難しい状況です。県市長会で既に県に申し入れをしたように、今後、国・県が焼却灰の最終処分先を確保し、ごみ処理施設周辺の住民のみなさんのご理解をいただくことができれば、震災がれきの受け入れについて協力したいと考えています。

私自身も、被災地の岩手県山田町と大槌町を訪れ、その惨状を目の当たりにし、言葉を失い大変大きな衝撃を受けました。その衝撃は忘れることはできません。ですから、被災地で頑張っておられる皆様のことを考えますと、一刻も早い復興を願わずにはいられません。今後も、ガレキ処理の問題も含めて最大限の協力をしていきたいと強く思っています。