藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

ミシマサイコの栽培で耕作放棄地が再生

2013年02月28日 | ちょっと一言
皆さんはミシマサイコを知っていますか。聞き慣れない言葉だと思います。これはセリ科の多年草のことで、漢字では「三島柴胡」と書きます。本州から四国・九州の日当たりの良い山野に自生し、夏に小さな黄色の花を沢山咲かせます。その根は生薬で解熱や鎮痛作用があり、多くの漢方薬に配合されています。和名の由来は、本県の三島市付近が柴胡の産地として優れていたことに由来するようですが、現在は九州南部や中国、韓国での生産がほとんどのようです。
本市では、平成22年より藤枝市薬用農産物生産出荷組合「アグリフューチャー藤枝」が市内に拠点を置く企業と連携し、耕作放棄地なども活用しながらミシマサイコの産地化を目指しています。
このたび、この取組活動が評価され、県知事表彰を受賞され、その報告に組合長の加塩さんが訪問してくれました。ミシマサイコが藤枝の土壌で栽培可能なのか適応検証から始まり、現在では組合の栽培面積3haの内、1.6haが耕作放棄地を利用しており、今後も放棄地を活用して面積拡大する計画だそうです。
また、ミシマサイコの栽培は比較的軽作業のため高齢者でも継続して耕作でき、販路が確保されている契約栽培であると良い所尽くめです。私も本市に適した営農の形態として大いに期待しているものです。
ぜひとも藤枝市がミシマサイコの産地として認知されるよう、組合の皆さんにはご尽力いただきたいと思います。近い将来、「フジエダサイコ」が出来る日が来るかも知れませんね。

「紫色」が両市を結ぶ~宮古島市“紫いも”~

2013年02月27日 | ちょっと一言
平成23年に本市と友好都市提携をした沖縄県宮古島市。今、NHKの朝の連ドラ「純と愛」の舞台としても、一躍人気の観光地となっています。この季節でも20℃を超え、澄みわたる青い海が美しいまちです。現在、観光・スポーツ・産業など多岐にわたり、両市民同士の交流が盛んに行われています。
そして今回、宮古島市の長濱副市長が来藤し、特産の「紫いも(ちゅら恋紅)」を紹介してくれました。市内の小中学校の給食で、紫いものペーストを練りこみ焼き上げた「宮古紫いもパン」を先週一週間提供したのですが、私も青島東小学校に出かけ、小学生と一緒にそのパンをいただいてきました。一見普通のコッペパンなのですが、割ってみると紫色で、これはまさに「藤枝カラー」です。そして噛むほどに甘みが増す美味しさがありました。子どもたちも珍しいこのパンで話が弾み、美味しそうに頬張っていました。もの珍しさもあって給食中、話し声が絶えませんでした。
藤枝はスイーツのまち。紫いもペーストは藤枝を象徴するような、新しい和菓子・洋菓子を生み出すチャンスをもたらす予感がします。産業を通じた宮古島市とのますますの交流で、市民の皆さんが実感できる友好関係を築きたいと思っています。素晴らしい食材を教えて下さった長濱副市長をはじめ宮古島市の皆さん、ありがとうございました。

「よむゾーくん大賞」表彰式

2013年02月26日 | ちょっと一言
このほど、子どもの読書活動を推進するために始めた「よむゾーくん大賞」の表彰式が行われました。「大好きな本」、「何度も読み返した本」、「心に残った本」などをイラストと文章で紹介するもので、今年で第5回目の開催となりました。
本は「心の財産」といわれます。今、子どもたちはゲームに夢中になることが多く、本を読まない、活字離れが深刻化しているとよくいわれています。でも、子どものころの読書は成長に大きく関わります。本を読むと感動して、思いやりや感謝の気持ち、そして、優しい心や想像力を育て、心を豊かにしてくれます。なかなか体験できないことも本の世界では読んで知ることもできます。
今回受賞された作品は、これから駅南図書館でその本と一緒に紹介しますので、ぜひ、興味をもたれた本を読んでみてください。また、4月には待望の岡部図書館が岡部支所にオープンします。図書館でもお勧めの本などを紹介したり、学校でも図書だよりなどで年齢に合った本を紹介していますので、この春、皆さんも本とゆっくり向き合う時間を作っていただけたらと思います。大好きな本に出会えるといいですね。


あなたの身近に「藤枝市歌」♪

2013年02月25日 | ちょっと一言
最近、だいぶ日が延びてきましたね。放課後、寒い中を子どもたちは公園などで元気に遊んでいます。夕方5時を回ってもまだ明るいので遊び足りないかもしれませんが、もう家に帰らなければならない時間ですね。
皆さん、もしお時間があれば、夕方5時をお知らせするチャイムに今一度耳を傾けてください。どのような音楽が流れていましたか?
あのメロディは「藤枝市歌」なのです。(3月からは別の曲になってしまうのですが・・・)“知ってるよ”という方が多いとは思いますが、このブログを含めてたびたび私が申し上げているように、藤枝市は人口が着実に増えている、県内では数少ないまちです。ということは「引っ越して間もない、藤枝市のことをまだあまり知らない人が大勢いる」ともいえます。これを機に市歌を覚えていただければ嬉しいです。
藤枝市歌は昭和54年に藤枝市制25周年を記念して作られました。「自然に恵まれた豊かな郷土や将来の発展を望む気持ち」などを綴った歌詞で、30年以上経った今も色あせず、ふるさと藤枝に寄せる市民の思いを表しています。
転入して来られた皆様、藤枝市を選んでいただいて誠にありがとうございます。「藤枝に住んでよかった。ずっと住み続けたい」と思っていただけるように、これからも一丸となって「元気なまち藤枝」を作り上げていきます。
ちなみに市の木は「マツ」、市の鳥は「ウグイス」です。そして市の花はもちろん「フジ」、花言葉は「あなたを歓迎します」です。ようこそ藤枝市へ!!

藤枝市歌はこちらから聴くことができます。是非お聴きください。

頑張れ!牧田投手~WBC日本代表選出~

2013年02月22日 | ちょっと一言
先日嬉しいニュースが舞い込みました。来月開催される第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を目指す日本代表に、静清工業高校(現静清高校)出身で埼玉西武ライオンズの牧田和久投手が選出されました。
牧田投手は現在28歳、実業団を経て今季プロ3年目です。2位指名で入団したルーキーの年のシーズン途中から“抑え”を任されました。度胸満点のマウンドさばきでライオンズの守護神として活躍し、この年新人王のタイトルを獲得しました。2年目の昨シーズンはチーム最多の13勝を挙げ、1年を通じて安定した力を発揮しました。
皆さん牧田投手のピッチングをご覧になったことありますか?特徴的なアンダースローのフォームは「サブマリン」と呼ばれます。元々は上手投げだったのですが、チーム事情や本人の身体能力を生かすため、高校1年の秋に下手投げに変えたそうです。藤枝市潮のグラウンドで生まれ育ったサブマリンが世界の舞台で“浮上”し、大柄な外国人選手をきりきり舞いさせる姿が目に浮かびます。
WBCは野球少年たちが夢見る大舞台。そこで活躍する牧田投手を藤枝のみんなで応援し、彼の母校の静清高校の野球部の皆さんも、また今年の夏に甲子園に行けるよう頑張ってほしいと思います。牧田投手の活躍を心からお祈りしています。

「国際ソロプチミスト藤枝」主催の交流会に参加

2013年02月21日 | ちょっと一言
先日、国際ソロプチミスト藤枝の皆さんの主催で、静産大留学生と高校生との交流会が高洲公民館で開かれ、私も参加しました。
ソロプチミストの皆さんは、専門職や実業界で活躍する女性の組織で、こうした催しをはじめ、様々な社会貢献活動をされています。
皆さんは、蓮華寺池公園の子ども広場にある大きなデジタル温度計を知っていますか。これも昨年この皆さんが市に寄贈してくれたもので、公園を行き交う人には大好評で、今や道標になっています。
私は挨拶の機会をもらいましたので、まずはソロプチミストの皆さんのこうした活動が、市民生活の向上や青少年健全育成に大きく寄与していることにお礼を申し上げました。
この日の交流会は、地元の高校生たちに多様な言語と文化に触れ合ってもらうことが目的。参加した高校生は、初めは緊張した面持ちでしたが、すぐに打ち解け、あちこちで笑い声が聞かれました。きっと、世界各国の留学生からいろいろなことを学び、彼らの視野は大きく広がったことでしょう。
本市が目指す「元気なまち藤枝」は、市民の皆さんとともに創り上げるまちです。こうした市民の皆さんの取り組み一つ一つの実践やご協力により、実現をしていくものと思っています。

「自治体法務検定」認定証交付式

2013年02月20日 | ちょっと一言
昨日、自治体法務検定の認定証交付式を行いました。自治体法務検定とは自治体職員の「法務能力」を向上させるための検定です。英語検定・漢字検定などは皆さんご存知でしょうが、これは初めて耳にする検定ではないでしょうか。
今回は23人の職員がチャレンジしました。特筆すべきは、このうち13名が新規採用職員であり、これから公務員として頑張っていこうとする意欲の表れだと思います。受検者たちは勤務時間外に何度も勉強会を開き、昨年末の試験に備え一生懸命勉強してきた結果、素晴らしい成績を収めることができました。意識が高く、能力が高い職員が着実に育っていることを嬉しく思います。
地方分権に伴い、国・県から権限の移譲が行われ、自治体にはそれぞれの地域にふさわしい独自の施策やサービスの提供が求められます。そのためには土地利用、教育、環境など多岐にわたる専門的能力を持った職員が必要なのはもちろん、各分野の法的問題や、政策を条例・規則に的確に反映させる法務能力を持ち合わせる必要があります。また、市民社会が複雑化したことで訴訟に発展してしまう事案も数多くありますが、これに的確に対応し、実践的に法令を解釈・運用していく能力や力量を持った職員が、これからの時代、必ず必要になります。
前例や経験だけでなく、法務能力に裏付けられたサービスの提供が、市民の皆さんへの信頼と満足度を高めます。法律・条例を読む姿勢をしっかりと身につけ、「藤枝市の未来を背負って立つ」気持ちで、みんなで一丸となって頑張っていきたいと思います。

被災地・釜石市の野田武則市長が来藤

2013年02月19日 | ちょっと一言
16日(土)、東日本大震災の被災地・岩手県釜石市の野田武則市長が来藤しました。
来藤の目的は、釜石市での被災経験を多くの市民の皆さんに伝えていただき、今後の地域の防災対策に役立ててもらうためで、生涯学習センターでの講演の前に、貴重なお時間をいただき、釜石市でのいろいろな体験談をお聞きしました。
釜石市では、大災害に見舞われる中、児童生徒のほぼ全員にあたる約2,900人を無事避難させることができ、このことは「釜石の奇跡」と有名になっています。
これは、刻々と変わる災害の状況に、自分たちの考えで臨機応変に行動できた成果であり、今後も防災教育の中で徹底したいとのことでした。
災害はある日突然に襲いかかってきます。甚大な被害を及ぼした東日本大震災を教訓に、今後も防災教育を積極的に進め、市民の皆さんとともに“災害に強いまちづくり”を築いていきたいと思っています。

美味しく食べて健康に~フーズ・サイエンスセミナーin藤枝~

2013年02月18日 | ちょっと一言
先日、文化センターで開催された「フーズ・サイエンスセミナーin藤枝」に行ってきました。
よく医食同源という言葉を耳にしますが、この取り組みは、食品・医薬品・化成品産業が集積している県中部地区(藤枝市・静岡市・焼津市)を「フーズ・サイエンスヒルズ」と位置づけ、「食」を通じて健康の維持増進を図る新産業の創出や食品の開発を促進していこうと動き出した事業です。
今回のセミナーは事業化に向けた取り組みを促進するため、また、さらに多くの方がプロジェクトに参画できるよう開催されました。基調講演に続き市内企業の取り組み発表があり、140人を超える参加者の皆さんは真剣に耳を傾けていました。
アベノミクス3本の矢のひとつは「成長戦略」です。日本の景気を持続的に拡大するためには新産業の育成が不可欠だと言われていますが、藤枝市では産業に関する取り組みが大変充実しています。「6次産業化等推進ネットワーク」の地元農産物を活用した新商品開発への取り組みの支援や、「エコノミックガーデニング」での中小企業の支援事業など、産業の振興を積極的に行っています。
蒔いた種は芽を出し、いずれ美しい花を咲かせるでしょう。「フーズ・サイエンス」で藤枝市を、そして日本を健康で元気にできると期待しています。

今年度最後の県市長会がありました

2013年02月15日 | ちょっと一言
先日、静岡市内に県下の市長が一堂に集まり、今年度最後になる2月定例市長会議が開催されました。この日も多くの議題が提案され、各市長により活発な意見交換が行われました。
まずは、震災がれき(可燃物系の廃棄物)の処理について、今回、県から提示された3月末までの処理計画で終了の見通しがついたため、これで一つの区切りとする旨が伝えられました。また、その席上に岩手県の環境生活部長も来られ、静岡県の取組で全国的な機運の醸成に繋がったとのお礼の言葉がありました。
本市には最終処分場がなく、震災がれきの受け入れまではできませんでしたが、職員の派遣や物資の調達など、様々な支援を行っており、被災地からのお礼を聞くと同時に、早いうちの復興を願い、引き続きの協力をしていかなければと、ひしひしと感じました。
また、「県内の全ての市町が中電との浜岡原発の安全性についての協定を締結してはどうか」との提案があり、今後、市長会として勉強会を設け、その必要性を研究していくことになりました。
本地域は東海地震や南海トラフ巨大地震が予想されていることから、災害時の市民の「安全」の確保は重要な課題です。 
甚大な被害を及ぼした東日本大震災を教訓に、いろいろな角度で、“災害から市民を守るまちづくり”に努めてまいります。