藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

作家・小川国夫さんの直筆原稿の寄贈を受けました

2010年08月31日 | ちょっと一言
本市出身の作家・小川国夫さんの自筆原稿や愛用品など216件(225点)を、遺族から市に寄贈していただきました。
寄贈を受けたものは、「彼の故郷」や「青銅の時代」など直筆原稿190点(約3000枚)と、小川さんが生前愛用されていた品26件(35点)です。
寄贈には、遺族を代表して小川さんの三男・光生さんが市役所を訪れ、「母が、『父の思い出の品々が散逸しないよう、役立ててくれるところに寄贈したい』との願いから、父が生まれ育ち、執筆の拠点であった藤枝市に寄贈することとしました。」と、寄贈の経緯を話してくれました。
私からは、「小川先生は、藤枝市は勿論のこと、日本文学界にとっても偉大な作家でした。今回寄贈を受けた直筆原稿等は、大変貴重なもので、本市に寄贈いただき大変有難い。大切に保管をし、後世に残していきたい。」と、感謝状の贈呈とともにお礼を述べました。
今回寄贈を受けた作品は、何れも、藤枝市や志太地域など故郷にゆかりのあるものが主です。中には、草稿(作品として完成する前の原稿)なども含まれており、市民の皆さんをはじめ小川文学のファンにとっても大変興味を引くものばかりです。
その他にも、小川さんが愛用していた机や椅子、落款・硯、フランス留学時代の旅行カバンやセーター、地図など、小川さんを偲ぶことの出来る遺品もあります。
市では、今後、寄贈を受けたこれらの資料を調査・整理作業の後に、藤枝市文学館で順次展示していきます。お楽しみにお待ちください。

「もったいないエコファミリー」の第1号認定書を授与

2010年08月24日 | ちょっと一言
この程、「もったいないエコファミリー」の第1号認定書を授与しました。
第1号の認定を受けた方は、市内高柳にお住まいの杉本泰昭様ご家族です。授与式では、杉本泰昭様・喜美子様ご夫妻に、藤枝市もったいない運動推進委員会の平井一之委員長とともに認定書をお渡ししました。
杉本さんは「もったいないエコファミリー宣言」の受付を開始した初日に宣言書を提出し、半年間のエコ生活を実践され、この程、その成果報告書が提出され、記念すべき第1号の認定を受けられました。
杉本さんが省エネに関心を持ったのは、太陽光発電を導入したことにより、現在の電気使用量が目に見えるようになったのがきっかけと話していました。また、今年の猛暑でも、エアコンと扇風機を上手に使用することにより、快適に生活できているうえに、昨年より少ない電気使用量を達成できたとも話しておられ、省エネ意識の高さが伺えました。
私たちの便利で快適な暮らしは、地球環境へ負担をかけ続け環境汚染や地球温暖化という形で、私たちの生活に大きな影響を及ぼしきています。私たちは、この暮らし方を見直し、先人から受け継がれた環境をより良いものとして、次の世代に引き継いでいく責務があります。
これを受け、これまで本市では循環型社会を目指して、地球温暖化防止や環境への取り組みとして、「ごみの21分別」「もったいない運動」「エコアクション21の推進」「生ごみ処理の推進」などを積極的・先進的に進めてきました。
そして、昨年12月に、市民がつくる『環境行動都市・ふじえだ』を目指して、「“もったいない”都市宣言」をし、各家庭での具体的行動として、本年2月から「もったいないエコファミリー宣言」の取り組みをはじめました。
「もったいないエコファミリー宣言」は、家庭で手軽に地球温暖化防止活動に取り組んでもらうため、「二酸化炭素25%削減」「ごみ10%削減」「地域の環境保全活動」の3つの目標に取組んでいくことを宣言し、実行してもらうものです。
今後もこの取り組みに1家庭でも多く宣言をしていただき、市民の皆様の省エネ意識が高まることを期待するとともに、「“もったいない”都市宣言」にふさわしいまちづくりを進めていきたいと思います。

「元気な藤枝の子どもたち」が表敬訪問

2010年08月19日 | ちょっと一言
毎日、記録的な暑い日が続きますが、市民の皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、例年、夏休みの期間を利用して、小中学校や高等学校のスポーツの大会が各地で繰り広げられます。毎年、県大会や東海大会などを勝ち抜き、全国大会に出場する個人や団体の選手の皆さんが表敬訪問してくれます。
今年も、サッカー・柔道・剣道・空手・バスケットボール・ソフトボール・陸上・卓球・一輪車・ソフトテニスなど多くの種目の代表が、全国大会に出場しています。この外にも、日本代表に選抜され、海外の大会に出場する選手が三名おり、それぞれバスケットボール・野球・サッカーの各種目で、活躍が期待されます。
選手の皆さんとの会話で感じるのは、「あいさつができ礼儀が正しい。」「はきはきと話す。」「目標を持っている。」そして何よりも「元気」があると言うことです。
「元気なまち藤枝づくり」を推進している本市にとって、将来本市を担う子どもたちが「元気」を持っていることは大変うれしく、また心強く思います。
是非、選手の皆さんには、もっている力を出し切って、悔いのない戦いをしてきて欲しいと思います。そして、「元気なまち藤枝」を全国に発信して来てください。
選手の皆さんのご健闘を心より祈念します。

恒久平和と核兵器廃絶を願って

2010年08月16日 | ちょっと一言
私たちが今現在、当たり前として享受している平和と繁栄は、先の戦争で失われていった尊い犠牲の上に成り立っていることを忘れてはいけないと思います。このことを胸に、「平成22年藤枝市戦没者追悼・平和祈念式典」を挙行しました。
戦後、我が国は戦争のもたらした苦しみと悲しみへの反省から、平和国家への道を歩み、戦禍により荒廃した国土を再建し、世界に類を見ない経済大国となり、豊かな暮らしと繁栄をもたらしました。
一方、終戦から65年が経過し、戦争経験者や遺族の方々の高齢化とともに、私を含め戦争を知らない世代、いわゆる戦後の世代が社会の中心となった今、戦争の怖さや悲惨さが風化されてきていることを危惧しています。
世界連邦平和都市及び非核平和都市を宣言し、平和市長会議の一員である本市の責務としても、先の戦争を風化させてはなりません。こうしたことから、本年、戦争の怖さ核兵器の悲惨さを知ってもらい、その体験を広く市民に広めていくため、とりわけ戦争を知らない中学生二人を、広島平和記念式典に派遣したところです。お二人は、広島平和記念式典に参加して感じたことを、「改めて核兵器の悲惨さを肌で感じた。今後、この気持ちを多くの方に伝えていきたい。」と述べており、派遣を行った意義があったなと思っています。
恒久平和と核兵器のない未来は、人類の共通の願いです。米国のオバマ大統領は就任直後のプラハで「核のない世界を目指す。」と演説され、核保有国に核廃絶を呼びかけました。また、今年の広島平和記念式典には、米国駐日大使をはじめ英国、仏国の代表も初めて式典に参列するなど、核廃絶にむけての動きがあるものとの期待を抱かせました。こうした動きを後押しするよう、引き続き恒久平和と核廃絶を訴えていきたいと思います。
そして、市民が安全で心豊かに暮らすことができ、また「未来を担う子どもたちが輝くまち藤枝」を実現するため、全力を尽くしたいと改めて誓った一日でした。

夜空を彩る藤枝の花火

2010年08月13日 | ちょっと一言
藤枝の夜空を彩る夏の恒例行事「藤枝花火大会」が、蓮華寺池公園で開かれました。この大会は、今年で30回目を迎え、今年は記念大会として実施しました。この花火大会も、全国PK選手権大会とともに藤枝の夏のイベントとしてすっかり定着した感があります。
当日は、市内外から約4万人の来場者があり、仕掛け花火や特大スターマイン、慶祝花火など約5千発の花火が打ち上げられ、花火が打ち上がるたびに大きな歓声と拍手がわきおこっていました。
今年は、第30回の記念大会ということもあり、例年1週間程度後に実施していました「全国PK選手権大会」を花火大会に併せ開催し、PK選手権大会に出場した選手の皆さんにも、花火大会を楽しんでいただきました。特に、本市と友好関係にある韓国の楊州(ヤンジュ)市と福岡市の皆さんが会場に訪れてくれ、互いに歓談をするなど友好を深めることができ、大変うれしく思います。
経済の低迷状況下にあり、花火大会を断念するところがあると聞く中、今年もこうして花火大会を実施できるのは、市内の事業所や商店、市民の皆さんからのご協賛のおかげと思っています。改めて深く感謝申し上げるとともに、「元気なまち藤枝」を象徴するものでもあると心強く思った一夜でもありました。
本大会の開催にあたり、ご尽力いただきました関係者の皆様に心からお礼申し上げます。

「全国PK選手権大会」が開催されました

2010年08月11日 | ちょっと一言
この程、「全国PK選手権大会」が藤枝市総合運動公園サッカー場で開催されました。この大会も、今回で18回目を迎え、藤枝の夏のイベントとしてすっかり定着しました。
今回大会には、526チーム約2,700人の選手が全国各地からお集まりいただきました。その中には、本市と交流を深めています、埼玉県深谷市、福岡市、そして韓国の楊州(ヤンジュ)市からも参加いただきました。また、静岡空港就航地の札幌市からも参加いただき、大変うれしく思います。
参加者の年齢は、一番若い参加者が4歳で、一番お年をめした参加者が73歳と、参加者の年齢層が広いことと、そして、キャラクターの衣装など、皆さん思い思いのコスチュームで楽しく参加できるのもこの大会の特徴です。
当日は、老若男女の選手の皆さんが優勝めざし1蹴り1蹴りに集中していました。特に、今年は、ワールドカップ南アフリカ大会が開催され、本市出身の長谷部誠選手をはじめ日本代表チームの大活躍もありましたので、代表選手になった気分で楽しんだ人も多いのではないでしょうか。
PK選手権大会は、7つのカテゴリーがあり、それぞれ優勝を目指して戦われます。特に、メーンの「日本代表コース」の決勝戦は、それぞれ5人ずつが蹴り終っても決着せず、サドンデスに突入。ようやく9人目で決着するという、日本代表コースにふさわしい白熱した見応えのある戦いとなりました。決勝戦を制したのは、「BILLY THE KID Aチーム」(藤枝市)で、見事、欧州サッカーリーグ観戦ツアーを獲得しました。おめでとうございます。
その他、会場ではアトラクションやイベント、藤枝の物産店などもあり、藤枝を丸ごとご堪能いただけたと思います。今後も、こうした大会を通じ「サッカーのまち藤枝」を発信するとともに、全国の方々と交流の輪を広げていきたいと思っています。
本大会の開催にあたり、ご尽力いただきました関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

「瀬戸川こもれびの道(夏)」が始まりました

2010年08月06日 | ちょっと一言
「こもれびの道」…癒しを感じ、何とも良い響きのネーミングで我ながら気にいっています。
「瀬戸川こもれびの道(夏)」(7月31日(土)~8月29日(日)の土曜・日曜日)のオープニングセレモニーが行われました。
当日は、観客やスタッフ約250人が集まり、市議会議長、藤枝中学生徒代表とともにテープカットし、イベントの幕が開きました。
このイベントは、“自動車から歩行者へ”の視点のもと、車中心に使われている「道空間」を、子どもからお年寄りまで市民の皆さんが集い、「憩い」「遊び」「交流」「発信」できる“新たな空間”として活用していこうと主旨で、今回社会実験として検証するイベントです。
会場となる瀬戸川左岸堤の道は、金比羅山とともに桜の名所として有名ですが、夏は緑のトンネル、秋は紅葉、冬は木々からさす日差しと、四季を通して心地よい「街なかの道」となっています。まさに、皆さんが集い、憩う場所としては最適な空間であると思います。また、日常的にウォーキングや散策する人も多く身近な道となっている一方で、自動車の通り抜けもあり危険で歩きにくいというご意見をいただいていました。
こうした状況を踏まえ、今回、自動車の通行規制を行い、市民の皆さんが集える新たな空間として活用を試みることにしました。
期間中は、子どもからお年寄りの方まで楽しんでいただこうと、「ツリークライミング」「ジャズコンサート」「和太鼓ワークショップ」「スタンプラリー」「移動図書館」「行灯で夕涼み」「工作ストリート」など盛りだくさんの催し物が開催されます。
是非、多くの皆さんにお越しいただき、この「瀬戸川こもれびの道(夏)」を体験していただきたいと思います。そして、この道のあり方についてお考えいただく機会となればと思っています。

交通死亡事故「ゼロ」400日達成表彰伝達式

2010年08月04日 | ちょっと一言
本市は、県内10万人以上の市では初めて『交通死亡事故「ゼロ」400日』を達成し、この程、静岡県交通安全対策協議会(会長:静岡県知事)より「交通安全優良市町」の表彰を受け、その伝達式が行われました。
振り返って見ますと、高度経済成長とともに車の保有台数も増え、今では車がない生活は考えられない社会となりました。大変便利になった反面、交通事故件数も増加の一途を辿り大きな社会問題となりました。本市においても例外ではなく、特に死亡事故が多発した時期もありました。
こうした中、本市では自治会町内会をはじめ、警察関係機関・団体、学校、市内各事業所等の代表からなる藤枝市交通安全対策協議会を組織し、交通安全の啓発活動を積極的に実施してきました。これらのたゆまない活動の結果、平成21年6月17日から交通死亡事故が発生しておらず、去る7月22日午前0時をもって、『交通死亡事故「ゼロ」400日』を達成できたものと思っています。
また、本市は、「誰もが安心して暮らせるまち」の実現も目指しており、そういった意味でも今回の表彰は、この目標の実現に大きく前進するもので、大変意義があり、嬉しく思います。
これからも、この記録に甘んじることなく、交通安全の啓発活動に力を注ぎ、死亡事故はもとより、交通事故そのもの撲滅のために、市民の皆様とともに努力していきたいと思います。

市役所サッカー部全国優勝報告会

2010年08月02日 | ちょっと一言
7月23日から松山市で行われた、「全国自治体職員サッカー選手権大会」に出場していた市役所サッカー部が、2年ぶり26回目の優勝を果たし、市議会議員や一般市民・職員が見守る中、優勝報告会が開催されました。
今年で40回の節目を迎えたこの大会には、例年より16チーム多い48チームが参加し、猛暑の中、熱戦が繰り広げられました。
私が応援に出掛けた準決勝と決勝は、手に汗握る好カード。
特に、決勝戦は、今回で5度目の対戦となる東京消防庁が相手で、1点入れれば、取り返される、まさに白熱した戦況。2対2のまま延長戦でも決着がつかず、再延長戦の後半残りわずかな時間に追加点が入り、長い戦いを有終の美で飾ることが出来ました。
サッカーを核としたまちづくりを進めている本市にとって、今大会での優勝は、全国に「サッカーのまち藤枝」の名を改めて発信することができたと思いますし、また、選手の活躍は、「元気なまち藤枝」を身をもって示してくれたものと思います。
市役所サッカー部を応援してくださった皆さんに感謝申し上げるとともに、引き続きの応援をお願いします。