藤枝市長の部屋

元気なまち藤枝づくり 北村正平のちょっと一言

藤枝市地域防災訓練を実施

2012年12月03日 | ちょっと一言
12月2日は地域防災の日。懸念される東海地震が突然発生したことを想定して、県内各地で各自主防災組織が訓練を行いました。
本市でも198の自主防災会を中心に防災関係機関と連携して、それぞれの地区の実情に沿った実践的な訓練を展開しました。メイン会場の青島小学校、サブ会場の大洲小学校では、怪我人の優先順位を判断する医療救護トリアージ訓練などを実施しました。
私は、主会場の青島小学校に出向き、ここを指定避難所とする11の自治防災会による訓練を視察しましたが、早朝より、医療、消防関係者や地域住民約800名に参集いただき、中でも、志太医師会の皆様の指導による1次トリアージ訓練では、患者役が、顔にガラスが刺さったり、家具に足を挟まれたといった怪我で出血している様を特殊メイクし、怪我の状態や措置の緊急度合いを即座に判断し対応していく医師の説明に、私も含め、皆緊張した面持ちで真剣に聞き入りました。
その後、藤枝市立総合病院に移動し、担架で搬送されてくる重症患者を手際よく迎え入れ、ロビーで医師が患者を診断していく2次トリアージ訓練を視察しましたが、次々患者が運び込まれ騒然とする中、声を張り上げ指示をしていく様子は、まさに実戦そのものでした。
多数の市民の皆さんや防災関係機関、医療関係者が連携した、より現実に則した訓練が展開され、皆さんの防災に対する意識の高さを再認識するとともに大変力強く感じました。
このような訓練を通じて、いつ災害が発生しても即時的確に対応できるよう、地域での相互の連帯意識を深めながら、普段からの備えをお願いいたします。