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下関からの電話

2005年12月27日 | 「高杉晋作」シリーズ
「晋作に狂った青年をみつけた!」
と興奮しうわずった声の電話が『晋作フォーラム』実行委員長・香川真澄氏
のもとに入った。
声の主は、僕と出会った直後の広瀬さんである。

香川さんは、当時の広瀬さんからの電話を今でも覚えていると
言ってくれています。
この1本の電話が、僕と下関を結びつけたキッカケといっていいでしょう。

“晋作に狂った青年”というのは、もちろん僕のこと。
ハタから見ると、そのように映っていたんですねぇ・・・。

その頃の僕は、文学座の課題に取り組んでいたり、泉谷しげるの持つラジオ
番組への出演が決まったり、大学の卒論の追い込みと、やることがいろいろ
とあって多忙の日々を送っていました。

そしてある日・・・。

下関から自宅に電話が入ったのです。
その電話は誰からのものだったのか、どんなことを話したのか、
詳しい内容までは、残念ながら覚えていません。
要点としては、『晋作フォーラム』に来て、歌を唄って欲しいということでした。

しかし、僕はその要請を断ったんです。
いくら高杉に狂っているとはいえ、その多忙な時期にすべてをストップさせ、
下関に行くということが、それほど重要なことじゃないと判断したからだと
思います。

この下関から東京へ電話を入れるということに至るまでには
ひとつのドラマがあったんです・・・。




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