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多発性骨髄腫

2009年05月06日 | 親父
書こう書こうと思いながらもズルズルきちゃいました。

親父は“多発性骨髄腫”という血液のがんでした。

聞き慣れないがんだと思います。
日本では人口10万人に対して2~3人が発症するとの統計らしいです。
ネットで調べればいろいろ詳しく出てきます。

親父は最初、急性腎不全ということで入院しました。
入院してから約1週間後、家族全員集められ多発性骨髄腫というがんだと
告知されました。
腎不全は併発だったんですね。

この時、パソコンの画面で数値や画像などを見せられました。
全身の骨にがん細胞がありました。
頭蓋骨にも少しありました。
骨髄に多発するからそういう病名になったんだと思います。

医者からは「最悪で1ヶ月~2ヶ月、もって2年~3年」とこの時告げられた
のです。
あまりにも時間に開きがあったので、親父がいないところで主治医に聞いて
みたところ、まずは腎臓の数値を下げてからのがん治療になるから・・・、統計
では1年ぐらいと言われました。
先生も腎臓担当と血液担当の2人の先生でタッグを組んでの治療に入りました。

この時同時に、もう仕事は出来ません、面会する時もマスクをつけて下さいと
言われました。
免疫力が下がっていってるので何かに感染したら命取りになるからです。
親父本人も風邪はひけないし、もちろん我々家族も病気などにはなれませんでした。

告知の時のあの画像を見せられた時は、正直もうダメだと思いました。
それぐらいの衝撃を受けました。
親父の誕生日が11月23日だったのでそこまでもてばいいんじゃないか?それを
クリアして何とか年内もてばいいんじゃないか?それぐらいの覚悟でした。

家に帰って、ネットでいろいろ調べました。
あんまりいい情報は無かったです。
中には社会復帰している人もいましたが、明るい希望の持てるようなものは
ありませんでした。

ここから闘病生活が始まったんです。