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「星の王子様」の数十年の違和感をときほぐしてみる(笑。


サン・テグジュペリの「星の王子様」の冒頭に
象を飲み込んだ大蛇の絵があるじゃないすか。

あれ、
大人は関心をもってくらないということで

なにやら「純粋無垢な童心」の代名詞みたいに
なっちまってるじゃないすか。

が、ですよ、
この作品を初めて知った小学校6年生のときから

なにやら、言い表しがたい違和感を感じていたんすよ。
いやあ、なんか変だな。

それ、童心っていうかな。
子供の心が無垢かどうかはおいといて

子供の心っていうのは、
視覚的に隠されていて見えないものを

見ようとするのではなくて
見えないけれど、やっぱりあると思うのが

こどもの心じゃないのかな。
おお、やっと言えた。

そうそう。
隠されているのは、

象ではなくて神さまというのならわかった。
青空のなかに

神さまは隠れているとか、
天使たちは透き通っていて

風でさえ天使たちに触ることはできない、とか
そーゆーの。

サンテグジュペリは、飛行士でしょ。
飛行士にとって、風は道具でしょ。

空は仕事場でしょ。
だから、神聖じゃないんじゃないかな。

こども心って、神聖さに触れられるところにあるよね。
神を触る指を持つ存在。

それが、こどもだよ。
でも、象でしょ、象はさ、

こども心じゃないね。
じゃあ、なんなの?

レントゲン技師の心だな。
あ、

写真が象のじゃないことに気づいたけど
面倒だからと放置しておく、おとな心(笑。







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