江東区図書館生活

本棚の本をずいぶん少なくすることができました。

統計のはなし―基礎・応用・娯楽 (Best selected business books) [単行本] 大村 平 (著)

2013-03-17 08:42:53 | ★★★★★繰り返し手にしたい一冊
統計のはなし―基礎・応用・娯楽 (Best selected business books) [単行本]
大村 平 (著)



場所:江東区図書館

すばらしい、1969年の出版からずっと生き残っているだけのことはある、もっと早く読むべきだった。

メモ。

<P.110>標準偏差を推定する
・標本から求めた標準偏差は、母集団の標準偏差より小さくなる傾向がある
・先覚者が調べ上げたことによると
n/(n-1)*S^2
はσ^2の変わりに使える
・↑をそのまま平方に開いてもσにならない?!
・標本標準偏差に「水増し係数(P.112)」を掛け合わせると母標準偏差の不偏推定とみなしてよい

<P.113>標準偏差を推定する簡単な方法
・もっと簡単に母標準偏差を求める方法として、標本のレンジ、すなわち最大と最小の差を求めて、それに「割引係数(P.113)」を掛け合わせる

<P.116>t分布をご紹介
・(標本平均-母平均)/(標本標準偏差/(n-1)の平方根)
の分布を調べたものがt分布
・母標準偏差がわからないときはこいつで勝負

<P.127>香水の匂いはかぎ分けられるか
・統計学では
5%以下を小さい
1%以下を非常に小さい
0.1%以下をきわめて小さい
と考えるのがふつう

<P.171>実験計画法へのお誘い
・パラメータがn個のときに、うまく計画をたてると、2^nよりも少ない実験で充分な効果が得られる

<P.181>部品の交換はいつするべきか
・故障が指数分布に従うときは予防的に交換しても意味はない、オーバーメンテナンスでかえって稼働率が落ちる

<P.190>指数分布とMTBF
・平均故障間隔、Mean Time Between Failures
・MTBFの7割の時間しようすると、故障確率は約50%
・MTBFだけ使用すると、故障確率は約63%

<P.214>χ^2検定
・サイコロがイカサマかどうか、出目に偏りがあるかどうかをしらべるような検定に使う

<P.221>ばらつきの違いを表す
・誤差のばらつきに差があるかどうかを検定するような場合につかうのがF分布


【アクション】
自由度の概念がまだしっくりとこない。
自由度についてしっくりとくるまで引き続き統計を学ぶ。



【著者】
なし


コメントを投稿