札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

「幻想の√5: なぜ私はオウム受刑者の身元引受人になったのか」を読みました

2020-03-23 15:56:14 | 宗教・カルト問題
「幻想の√5: なぜ私はオウム受刑者の身元引受人になったのか」(中谷友香著)を読みました。
なぜ「√5」・・・・・????
「富士山ろくにおうむ鳴く」
いや、「オウム無く」
だかなんだか分かりませんが、要するに駄洒落でしたね。(笑)
著者とオウム真理教事件の犯罪者は同世代ということで、その同世代の観方で書かれていて、良いと思いました。
特に印象に残ったことの一つとして、未だに麻原彰晃への帰依から抜けていない数人を除き、受刑者や死刑囚の多くは、自分の罪の大きさを認識し、再審請求をしなかったこと、死刑をまぬかれ、無期懲役刑になったものの、自分ははたしてこのまま生きていていいのかなどと思い続けているものもいることなどなど、考えさせられました。
今月二十日、地下鉄サリン事件から25年経ちました。
オウム事件を知らない世代が、オウムの後継団体であるAlephをはじめ、カルト団体に騙されないよう、気をつけてもらいたいものです。



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仏教は平和な宗教だって・・・・・??? (Twitterの纏め)

2020-03-16 19:53:31 | 仏教関係
(以下、Twitterで、3月11日に書いたものの纏めです。↓)
 
SNSなどの仏教関連のグループの書き込みなどで、
「仏教は非暴力・平和の宗教」などとして、「歴史的にもそれを証明している」などと、書いている人がしばしば目立つ。
しかし、今日のミャンマーとロヒンジャの事を出すまでもなく、日本においても、中世には僧兵が存在した事を、全く知らないで書いているのだろうかと、言いたくなってしまう。
  
(↑以上、Twitterで3月11日に書いたものの纏めです。)
 
なお2019年10月23日に
『「殺戮の宗教史」を読みました』
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52533686.html
で書いたものを、改めて載せておきますが、私はけして仏教を否定している分けではないことを、一応断っておきます。
 
基本的にキリスト教もイスラム教も、殺戮や戦争を肯定しているわけではない・・・・。
平和の宗教みたいに仏教を見ている人も少なくないが、今日幾つかの仏教国と言われている地域で見られるように、仏教徒を巻き込んで、紛争などが起きています。
また、日本においても、僧兵が存在していた時代があったように、戦乱には仏教も関っていたなど、改めて知る事が出来たと思います。

a href="https://twitter.com/shinqroom" class="twitter-follow-button" data-show-count="false" data-lang="ja">黒沼一也のTwitter

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今日は視覚支援学校に行って、生徒さんに鍼灸の講義をするはずだった

2020-03-10 10:10:10 | 医療・健康
前回は昨年9月20日でしたが、
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52531955.html
本来なら今日、北海道札幌視覚支援学校高等部専攻科理療科2年生の生徒さんに、脈診流による鍼灸である、経絡治療の講義と実技をしてくるはずでした。
繰り返しになりますが、北海道札幌視覚支援学校
http://www.sapporoshikaku.hokkaido-c.ed.jp/
の前進である、北海道高等盲学校は、私の母校でして、当時は藻岩山のロープウェイ駅の近くに在りましたが、数年前に札幌市中央区南14条西12丁目に移って、旧札幌盲学校の中学部、小学部・幼稚部と統合して、学校名も新たに、「北海道札幌視覚支援学校」となりました。
一般の鍼灸学校も含めて学校では、東洋医学概論などの授業で、経絡治療に対しての理論的な事を教えても、やはり臨床的なこととなると、普段から経絡治療で臨床を実践している鍼灸師という事で、私に声がかかりました。
今回は昨年のこの時期同様、2年生の生徒さんに対して、「東洋医学概論」の授業の集大成ということでしたが、今さら言うまでもなく、新型コロナウィルス感染症の事から、休校になり、授業は行われないということです。
やはり残念でしたね。
私としても、なかなか生徒さんと触れ合うことがそうないだけに、楽しみでもありました。
それでもそれでも、学校の担当教員の先生から、また来年度も宜しくというように言っていただいてはいますから、次回を楽しみにしたいと思います。



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統合失調症に関しての本を読んでます

2020-03-08 23:59:59 | 医療・健康
以前から少しずつではありますが、統合失調症に関する本を読んでます。
当鍼灸院でも、その様な患者さんが来院される事もあります。
精神疾患を患っている事を自ら言ってくださる方もいますが、時にその様な事を言わない方も、けして珍しくありません。
しかし、その患者さんの言動から、統合失調症ではないかと確信する事も、よくあります。
典型的な例としては、明らかな被害妄想を言う事からです。
その様な患者さんに対して、鍼灸治療がうまく行っている時は、被害妄想を言う回数が、初診の頃から比べて、少なくなる気もしてますが、症例がそう多くないので、今後に期待したいです。
被害妄想については、2011年8月8日に少し触れました。
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52384839.html
もちろん言うまでも無く、統合失調症を鍼灸で治して欲しいという事で、来院される訳ではありませんが、統合失調症に対して、それ相応に有効であるには違いないです。
ただ、刺激に敏感な患者さんも多く、その意味からも弱刺激な経絡治療は、特に強刺激な鍼より有効です。
来院のきっかけは、やはり多くの場合、腰痛や肩こりなどが多いです。
が、多かれ少なかれ、不定愁訴的な要素も見られます。
鍼灸治療と不定愁訴については、2月13日に、少し触れました。
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52539140.html
私が通っている教会が、精神科病院のすぐ近くで、教会と病院の関係も永木に渡り、良好な関係であり、そこの病院に通っている患者さん、時に入院されている患者さんも、教会に来られています。
そういう事から、私としても精神障害者の方々との接触もありますし、比較的彼らに対して理解していたつもりでした。
当鍼灸院において、お互い信頼関係が出来ている時は、治療効果も良いです。
しかし、以前私のちょっとした不注意から、その患者さんに不快感を与えてしまい、私としても、その時のショックは今でも引きずっています。
もちろんその患者さんは、今は来院されてません。
二度と同じ失敗をしないためにも、統合失調症に対する知識を、もっと備えておかなければと思い、それに関する本を読み始めたというところです。
という事で、統合失調症に関しての記述を、
https://www.jspn.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=79
から引用しますが、詳しい事は、専門のサイトや書物に譲ります。

統合失調症とは、思考や行動、感情を1つの目的に沿ってまとめていく能力、すなわち統合する能力が長期間にわたって低下し、その経過中にある種の幻覚、妄想、ひどくまとまりのない行動が見られる病態である。能力の低下は多くの場合、うつ病や引きこもり、適応障害などに見られるものと区別しにくいことがあり、確定診断は幻覚、妄想などの症状によって下される。幻覚、妄想は比較的薬物療法に反応するが、その後も、上記の能力低下を改善し社会復帰を促すために長期にわたる治療、支援が必要となる。
ある目的に沿った、一貫した思考や行動をすることは、実は健常者でもあまりできないことがある。とりわけ疲労、ストレス、不安、身体疾患の時などには、こうした統合機能は動揺しやすい。そうした不安定な状態が長引いて経過中に幻覚や妄想が出現し、その鎮静化のために投薬を必要とし、再適応のために心理社会的なリハビリテーションを要する状態が、統合失調症である。確定診断のためには、下記に述べるように幻覚や妄想などの重い状態を手がかりにすることが多い。しかし実際の治療においては、そうした急性状態の続くことはむしろ少ない。多くの患者は、健常者でも経験し得る統合失調という状態のなかで、社会復帰のための努力をしているのが現状である。
統合失調という症状によって最も影響されるのは、対人関係である。複数の人間の話し合う内容が、いったい何を目指しているのか、その場の流れがどうなっているのか、自分はどう振る舞ったらよいのか、ということが分かりにくい。そのために、きちんとした応対ができなかったり、時に的はずれな言動をしたり、後になってひどく疲れたりすることがある。また、ある一連の行動を、自然に、順序立てて行うことが苦手となる。着替えをする時の順番を忘れたり、料理が得意であった人が、その手順を思い出せなくなったりする。
この病気の原因は十分明らかにされておらず、単一の疾患であることにさえ疑いが向けられている。
しかしながら、何らかの遺伝的な脆弱性と環境的な負荷、とくに対人的な緊張が重なって発病に至ることは、ほぼ認められている。とくに再発に関する研究では、家族のなかで、人を批判するような内容を強い口調で言い合うことが、患者の緊張を高め、再発率を上げることが知られている。ただし、親の育て方が悪かったというようなあまりにも単純な説明は、今日では受け入れられない。好発年齢は思春期から20歳代半ばであるが、それ以降の発症も多い。一生の間にこの疾患になる率は、諸外国でも日本でも約1%である。平成11年厚生労働省患者調査によれば、日本全国で約67万人の患者が治療を受けている。
治療の基本は抗精神病薬と、心理社会的なリハビリテーション、ならびに社会復帰のための福祉、地域での支援である。治療薬について言うと、従来は脳内のドーパミン神経系に作用する薬物が用いられてきたが、最近ではセロトニン神経系にも作用する非定型抗精神病薬が導入され、治療効果を高めている。従来の抗精神病薬は、幻覚や妄想、興奮を抑えることはできたが、自発性を高め、考えや感情の筋道をまとめさせることはあまりできなかった。これに対して非定型抗精神病薬は、社会復帰に関わるこうした症状の改善に効果がある。ただし、最も強力とされるclozapineは日本での認可が遅れている。

(↑以上、
https://www.jspn.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=79
からの引用です。)



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ようやく治療ベッドが温まるようになりました

2020-03-03 23:59:59 | 当院からのお知らせ
当鍼灸院の治療ベッドのシーツの下に、温まるようにパットを敷いているのですが、最近なかなか温まらず、どうやら壊れてしまったようです。
改行当初から使っていたものですが、14年も使っていたので、仕方がないですね。
もう真冬のピークは過ぎてしまいましたが、それでも真夏でない限り、ある程度ベッドを暖めておく必要があります。
そこでいまさらですが、新しいパットを購入しました。
これまでのものより柔らかく、背腰部にあたる感覚も良いです。
今は新型コロナウィルス感染症で、鍼灸治療を受けに来てくださいと言える時期ではありませんが、収束のめどがたってからでも来ていただければ幸いです。
消毒液の買い置きは在る程度在庫があり、当たり前といえばそうなのですが、必要ならば、患者さんにも消毒液を使っていただいてます。
そうはいえ、在庫も限られているだけに、収束はもちろん、消毒液も簡単に購入出来るようになってもらいたいものです。
それから、Twitterやfacebookなどでも書きましたが、この前ラジオで、手作りマスクの作り方をやってて、自分もコーヒーフィルターで作ってみました。
感心在る方はこちらをどうぞ。
https://note.com/hbcradio_yamane/n/nbbc69731d3a3
リンク先には書いていないみたいですが、2枚のフィルターそれぞれの内側に、ティッシュを入れると、なおいいようです。
今回の新型コロナウィルス感染症は、まだ特効薬やワクチンが無く、それだけに人々に不安を与えているのでしょうが、うがい・手洗い、十分な睡眠と急速、正しい食生活というところでしょうか。
あと私としては、鍼灸氏としての仕事柄健康法として、経絡治療による鍼灸で、自己治療ということにもなります。
言うまでもなく予防法としては、インフルエンザ対策と同様に考えるしかないようです。
実際、新型コロナウィルス問題の影に隠れているようですが、アメリカでは、相当にインフルエンザで死亡しているとのこと、もしかしたらその中には意外と新型コロナウィルス感染症で死亡した人も、否定出来ないのではという話も、ないでもないです。



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