昨日の朝8時過ぎ、ここで掃除をしながらたまたまNHKラジオを聴いていました。
掃除をしながらですので、はじめは真剣に聴いていた訳では無く、その番組を最初から聴いていた訳でもありません。
ふと耳をラジオに傾けると、今私が読んでいる
新谷弘実(シンヤヒロミ)著
「病気にならない生き方」(サンマーク出版)に書かれている「牛乳有害説」に対する批判を、農政ジャーナリストの人がしてました。
最初から聴いていた訳では無いので、なんとも言えませんが、その書名や著者の名出しはしていなかったように思います。
さて、この「牛乳有害説」については、以前私のブログで書いた事があります。↓
http://pub.ne.jp/shinqroom/?entry_id=167766
http://pub.ne.jp/shinqroom/?entry_id=170418
多くの人は「牛乳有害説」と聞くと、「えっ・・・・・!!!!」と言う事でしょう。
しかし、マクロビオティック(玄米正食)を知っているものにとっては、当たり前の事なのです。
ブログでも書きましたが、日本人は牛乳に含まれている乳糖を分解する酵素である「ラクターゼ」が欧米人に比べて少なかったり、または全く持っていない人が普通なのです。
だから、よく牛乳を飲んでお腹を壊す人がいるのです。
私もすきっ腹に飲むと、下痢をします。
ラクターゼを多く持つ人種はコーカサス地方に住む人たちやサハラ地域に住む人たちなのです。
白人はコーカソイドの血を引いていますので、比較的ラクターゼの分泌が良い訳です。
ですから、牛乳を飲んでお腹を壊す人は、無理して飲む必要はありません。
また、牛乳は骨粗しょう症のために良いなどという事は無いようです。
オーストラリアは世界でも一人あたりの乳製品の消費量がもっとも多いそうですが、その割に骨粗しょう症が多いという事が、私の手元にある鍼灸師の業界紙に書かれていました。
ところで、聞くところによると、市販の牛乳を子牛に続けて飲ませると、四日ほどで子牛は死ぬそうです!!!
ですから、どうしても牛乳を飲みたいのであれば、なるべく生乳を飲む事です。
自然食品店によっては購入できます。
また、乳製品にしても、なるべく国産の物を食べるようにしたいものですね。
私もビールのつまみにチーズなど食べますから・・・・。(笑)
いずれにしても、牛乳を飲むのであれば、体に良いなどと考えて飲まない事ですね。
特別な病気でも無い限り、食を楽しむ事もある意味良い事ではありますから・・・・・。
私もマクロビオティックの事を知る前は、毎日のように牛乳を飲んでましたが、もう13年近く飲んでいません。
まぁ、全く飲んでいないと言えば、嘘になります。
洋菓子やその他外食した時に、知らず知らず牛乳を使った食品を口にしている事でしょう。
私は全盲ではありますが、よく一人で外出します。
今時期などは、時々凍結した道で滑って転ぶ事かありますし、段差に気付かず足をぶつける事も珍しくありません。
ですから、すねはよく傷が付いています。
それでも今まで骨折した事はありません。
子供をはじめ最近の人はよく骨折し易いなどと言われますが、このとおり私は骨が丈夫だと思っています。
まぁ、骨密度を測った事はありませんが・・・・・。
私をはじめとして、このように牛乳を飲んでいない人が骨折しないで、牛乳を飲んでいる人に限って骨折する事を考えても、牛乳が体に悪いかどうかはまず置くとしても、どうしても飲まなければならないもので無い事ははっきりしていると思っています。
ですから、カルシウムを取るのであれば、大豆類・海藻類・小魚などが良いでしょう。
それから、市販の多くの牛乳は高温殺菌をしています。
また、低音殺菌であっても、脂肪分を均一化した「ホモ牛乳」と言われるものです。
それで、市販の多くの牛乳の殆どは「高温ホモ牛乳」で、たまに低音殺菌の牛乳であってもホモ牛乳という事になります。
生乳と違い、この工程で脂肪が酸化し、それが体に良く無いそうです。
さて、ラジオでの話しに戻します。
このジャーナリストは、この新谷先生が書いている牛乳有害説に対し、農水省も厚労省も、また乳業メーカー・酪農関係者が全く公の場で反論しない事に対し、批判してました。
私に言わせれば、彼らはまともな反論ができないので、静まるまで待っているのでしょう。
1977年にアメリカ上員で発表された「マクガバンレポート」には、高カロリー・高脂肪の食品つまり肉・乳製品・卵といった動物性食品を減らし、できるだけ精製しない穀物や野菜・果物を多く摂るようにと勧告しています。
伝統的に野菜穀物中心の日本ではもっと牛乳を飲めと言われている事と反対に、アメリカでは、理想食は伝統的な日本人の食事であることが明記されているそうです。
そのアメリカが、日本ももっと牛肉を食べれと言うかのごとく、またBSEの問題も完全には解決していないにも関わらず、牛肉を売りつけているのですから、皮肉ですね!!!
ちなみに、「マクガバンレポート」で検索すると、概ね同じように書かれたサイトが見つかりますので、詳しくお知りになりたい方は検索してみてください。
このジャーナリストは最後に、市販の牛乳で本当に子牛が死ぬかどうか、マスコミの前で実験してみてはどうかと言ってました。
子牛にはかわいそうですが、ぜひ、やってもらいたいものですね。
もう一つ言うと、前にもブログに書きましたが、多くの市販の牛乳からバターを作る事はできないそうでして、雪印のHPに生クリームからの手作りバターの作り方が書かれていますが、牛乳からバターを手作りする方法は書かれていません!!!↓
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=528
そういえば、数ヶ月前、NHKラジオに新谷先生が出演してました。
夜0時半頃の番組でしたので、私は全部聴いていなく、またうとうとしながら聴いてました。
ですから、あまりはっきり覚えていませんが、確か、牛乳有害説について「色々論議を及ぼしましたが・・・・」などと、言っていたように思います。
最後に、この牛乳有害説も含めて、詳しく書かれているサイトを紹介しておきます。↓
http://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/index.html
私のような一鍼灸師が知ったかぶりして言っても説得力は無いでしょう。(笑)
しかし、このサイトにあるものは、山梨医科大学名誉教授が書いたものです。