札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

稲田芳弘著「『ガン呪縛』を解く」を読み終わりました

2006-11-25 16:36:37 | 医療・健康
昨日ようやく稲田芳弘著「癌呪縛を解く」を読み終わりました。
これまでも、この本について、また稲田さんの公演に行った事などなど書いてきました。
http://pub.ne.jp/shinqroom/?search=5976&mode_find=word&keyword=%E7%A8%B2%E7%94%B0%E8%8A%B3%E5%BC%98
一言で言うなら、現代医療による癌治療の問題点について、代替療法による癌への効果など、それらを政治的経済的勢力の背景も含めて書いておられ、本当に良く書かれているなと思いました。
また、「私は千島学説」という言葉は知っていましたが、詳しい事はあまり知りませんでした。
ただ、「小腸造血説」については、16年前から知っていた事ではありました。
この千島学説についても分かり易く書いていて、私も概要を理解する事ができました。
量子論的な事になると、正直私としても解るような解らないような感じではありましたが・・・・・。(笑)
理解できないような難しいと思われる事について、無理して理解しようとしないで読み飛ばしたとしても、稲田さんの言わんとするところは理解できると思いますので、それはそれでいいと私は思います。
本当にお薦めの一冊です。
その本の内容は
http://www.creative.co.jp/m/books/announce2.html
をご覧ください。
さて、稲田さんは玄米職を基本にプロポリスや微量ミネラルなどなど適当にサプリメントのような物も摂取したようです。
その他、断食も時々したり、タイ式足もみ整体などにも時々行ったとの事です。
玄米食を中心にその他体に良いと思われる事を適当に組み合わせたのですが、巷にはサプリメントや健康食品なんかがいろいろありますが、それら健康食品に対して知識無しに摂取する事はあまり良く無いと私は思っています。
人それぞれ体質や症状が違うので、叱るべき人の処方によらなければならないと思っています。
稲田さんはそれらの知識があったようですので、適当に組み合わせて効果があったと思われます。
やはり癌になるにはそれなりの原因、特に生活習慣というか普段の食がかなり影響しています。
ですから、まず食を正す事が必要ですし、当院でおこなっている経絡治療による鍼灸を組み合わせれば、なお効果があります。
ここではっきり言いますが、多くの鍼灸師は現代医学によるはりをしていますので、そのような鍼灸はまず癌に効果はありません。
あくまでも「伝統的な東洋医学」に基づく鍼灸術によらなければなりません。
それと、稲田さんの乳癌は小さくなったものの、まだ残ってとの事です。
よく検査で癌が見つかり、すぐ入院となる事が多いようですが、ある意味癌が在っても特に日常生活に支障が無ければ今すぐ癌で死ぬという訳では無いので、慌てる事は無いように私は思っています。
むしろ、心配しておちこむ事がストレスになるので、癌の原因にもなる事があります。
だからといって、癌を侮ってもいけませんが、多くの場合、癌で死ぬと言うよりは「癌治療の副作用」で死ぬと言った方が性格ではと言いたくなります。
と、えらそうな事書いていますが、私のように鍼灸師に過ぎないものが言ってもあまり説得力が無いように思う人も少なく無いでしょう。
それはそれでしかたが無い事だと思います。
医師は社会的に地位が高いのでしょうから、医師の言う事を信じるのが当然だと思います。
私としても、癌患者やその家族を前にしては、正直このような事をはっきり言う事ができないのも事実です。
さりげなく、それなりに言う事が精一杯です。
ですから、最終的には患者本人の判断という事になります。
「責任逃れ」と思われるかもしれませんが・・・・。
最後に、今までも書きましたが、稲田さんのHPを紹介しておきます。
http://www.creative.co.jp/
また、こちらのコミュニティーラジオ放送「ラジオ化ロス札幌」(78.1メガヘルス)で毎週木曜午後9時から番組をしています。
札幌以外の人でも、インターネットで聴けますし、番組の時間外であってもこれまでの番組も聴けます。
http://jiai.creative.co.jp/radio/
さて、今日からはレイチェル・カーソン著「沈黙の春」(新潮社)を本格的に読もうと思っています。
その本の内容について、以前少し書きました。
http://pub.ne.jp/shinqroom/?entry_id=413229
この本はカトリックの点じ図書館「ロゴス点じ図書館」から借りているものですので、早く読んでしまわなければなりません。
またこれからが楽しみです。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする