羊をバシバシ叩いたり、毛を引っ張ったりして確かめる。

３連休の最終日が唯一まともな天気だった。
なので、思い立って六甲山牧場へお出かけ。
羊が広い敷地内でまばらに放牧されていた(山ばっかりだったけど)。

普段、ひつじ達と私達はお互い疎遠な暮らしをしているので、
触れ合うことによって少しでも絆を深めてみようとしてみた。

まぁ、結果は一方的にこちらからのアプローチのみで、
そんな私達の意図に彼らは全く応えてはくれなかったけれど。
ずっと食事に忙しそうだったからね、仕方がない、多忙ではネ。

アジアのはるか西域などで、山や丘陵が丸裸にされて砂漠になったのは、
人類の文明化による森林伐採と、羊やヤギ達の放牧に拠って、
再生が追いつかないほどの速さで草木を食べつくしたからというのも、
その忙しげな口元を拝見すると、何となく実感として分かるような気がした、ホント。



↑最初は恐る恐るで、後半は追い掛け回す子供達。相変わらず手加減や容赦がない。


↑なんか悪い笑い方、何を企んでるのかと疑われるよ？


↑表六甲からの薄暮の景色。
携帯の写真ごときでは全く伝わらないけれど、美しかった。
自分達が作ったものを、自分達で愛でるのは人間だけ、変わった生き物だ。
羊達はもっとシンプルな生き方をしていたよ。