7月12日(木) 晴れのち雷雨
休みに入ってからというもの、気持ちは緩みがちになっていますが、生活のリズムだけは
維持しようと朝の運動は継続しています。
もちろん学生はいませんが、劉先生が休み前よりも顔を見せるようになりました。
実家に帰らないのかと尋ねましたら、自宅にいると。
よく考えれば奥さんは民間の会社で働いているのですね。
この学校で知り合った夫婦は職場結婚というのか、教職員同士で結婚することが多いようで
夫婦共に休みの方が多いのですが、一般の方と結婚されるとそうもいかないですね。
仕事も無く奥さんが働いているとさぞかし暇だろうと思い、何をするのかと尋ねましたら
自動車教習所に通うのだそうで、今日現地を見に行くとの事で同行させてもらいました。
私も5月に諸葛亮孔明の生地への旅行を断念して以来、運転免許の取得を考えていたのです。
山東省内ではまだレンタカーのサービスは発展していませんが、いざ免許を持っていれば
何かの時に便利だろうと。
諸葛亮孔明の生地及び記念館のある場所も車なら3時間もかからないところにあるのですが
現地近くまで直接いけるバスは1日に1便だけ、70キロ離れた市街地まではおよそ5時間
という長距離ですので、時間と金の無駄遣いだと思い断念したのですね。
国際免許が通じる国なら問題ないのですが、中国はさにあらず。
一から勉強して試験に合格しなければいけない。韓国人は特別な試験要綱があるそうですが。
かかる費用は2500~3000元、物価指数から見れば日本とさほど変わりません。
我々外教から見れば月給のほとんどを使うことになり、それはそれでいいのですが、問題は
期間。
申込みから免許証取得までおよそ3ヶ月かかるのだそうです。
私は大学生時代に合宿免許で1ヶ月だったのでこの期間はかなり長く感じられます。
それでも郷に入れば郷に従えで、とりあえず見に行きましてまた驚きました。
30度近い気温の中木陰の下で順番を待つ受講生たち。
劉先生の話によると「受講生が多く、車が少ない」ので待ち時間がかなりあるのですね。
見たところたったの3台。しかも年式が・・なんとか90~80年代くらいかな・・・。
おそらく日本の自動車学校なら実技講習などはスケジュールが管理されていると思いますが
そんなことをこの国に求めてはいけないわけで・・。
劉先生は実技講習の予約をしたかったようなのですが、「25日に来い」と。
私のことも話してくれたようなのですね。そうしましたら濰坊市民ではない受講生はある機関
に別の申請をしなければならないそうで、その申請が受理されるのがだいたい1ヶ月なのだ
そうです。そうなると仮に9月の新学期に始めたとして学校との契約がある4ヶ月では不足に
なる可能性があります。
試験は筆記試験と教習所内実地(バックと車庫入れ)、路上実地の3段階なのだそうで、
筆記に合格してしまえばあとは自身も運転者ですから実技は問題ないと思うのですが
やはり問題は期間とあの環境。夏は30度以上、冬は零下5度以下の中で車待ち?
きつい冗談であればまだ幸いです。。
正攻法はとても辛そうなので、どこかコネを探してみますね・・。