書名 :史上最強の人生戦略マニュアル
著者名 :フィリップ・マグロー
出版社 :きこ書房
刊行年 :080927
日付 :091028
定価 :1,700円
入手法 :図書館
評価 :◎
今月 35冊目 今年 376冊目
【書抜き】
*「絶好の時」なんてものはない。だから今をおいて絶好の時はないのだ。スタートを切るのに、今以上ふさわしい時はない。
*他の誰も自分に変わって闘ってはくれない。この世の中でもっとも必要な味方は、他の誰でもない自分自身なのだ。
*行動を選ぶとき、あなたは結果も選んでいる
考えを選ぶとき、あなたは結果も選んでいる
考えを選ぶとき、あなたは生理現象も選んでいる
*精神的な見返りは、心の平和や神との結びつき、正義感や道徳心といった形をとる。
*行動を選ぶとき、あなたは結果も選んでいる。「今すぐ」苦痛から解放される、あるいは「今すぐ」見返りを得るというのには、きわめて強い力がある。
*あなたは、人生の中で得ている見返りによって、自分の行動を形成している。見返りを見つけてコントロールしよう。そうすれば、自分自身の行動だろうと他の人の行動だろうとコントロールすることができる。
*時が経つにつれて問題がいい方向に向かう、ということはない。自分が認めていないことは変えられない。そして、あなたが認めていないことは、あなたがそれを認めるまで悪化していくだろう。
⇒イヤなことも含め、すべてをありのままに認める。
*偶然の出来事など存在しないのだ。あなたは、洗濯や行動によって自分自身の経験をつくりだしているのである。
⇒残酷なまでに正直な答えを出す。
*自分がどういう状況にいようと、偶然そうなったわけではないということを「認める」必要がある。言い訳無用。責任はあなたにある。あなたがそうした状況をつくりだしたのだ。
*自分自身に残酷なまでに正直になれ。「生きていることの罪」を否定したり、言葉を加減したりしてはだめだ。
事実をありのままに述べる勇気がなければ、事実はこれからも変わらないだろう。
*「立派な人間に生まれてこなかったから、あるいは賢い人間に生まれてこなかったから、それは私の責任だ」と言ってはならない。それは、責任を逃れるための言い訳だ。自分には変化を起こすという選択ができるという事実を受け入れよ。
*行動は、人々があなたという人間を知る唯一の判断材料であり、これをもとに、あなたにほうびを与えるか罰を与えるか、人々は決める。
*意思ではなく、「結果」に基づいて、自分の人生とその質を評価するところからはじめよう。
意図するところがよくても行動を伴わなければ、何もならない。
*勝者と敗者の違いは、敗者がしたがらないことを勝者はするという点だ。勝つ人は、目的と意味のある行動をとる。彼らが考えるだけでは終わらない。
*引き金を引け。知識を得るだけで終わらずに、これまでとは違う何かをするのだ。
*人生を変えるためには、自分を変える必要がある。人生を本当に管理するということは、流れに身を任せて生きるのをやめ、計画的に生きることである。
*独創性と、空想にふけりたいという意欲さえあれば、夢はみられる。だか、こうした夢を現実に変えるためには、それだけでは不十分だ。エネルギーと戦略、計画、そして非常に特別なテクニックと知識が必要だ。わたしは、これらの様々な要素を、「戦略的人生計画」と呼んでいる。
*やる気の出ない時にも確実に前進するには、やる気が湧かない時でも努力を続けられる堅実な戦略を立てるしかない。具体的にいえば、環境を設定し、予定を組み、責任をはっきりさせ、胴に情熱が冷めていても、環境と予定と責任の三つが自分を支えてくれるようにしなければならない。
*目標設定の7つのステップ
①具体的な出来事や行動のかたちで自分の目標を表現する。
②達成度を測れるようなかたちで目標を表現する。
③目標に期限を設けよう
④コントロールできる目標を選ぶ
⑤目標達成につながる戦略を立てる
⑥段階的な目標を決める
⑦目標達成までの進捗状況に責任を持とう
*「人生の法則」に従い、成功の公式の要点を自分の中に取り込めば、あなたも人生の勝者になれる。人生の勝者になる、ならないはあなたの選択次第だ。
【コメント】
*勝間和代さんがかなりの自己啓発書を読んだ中で、もっとも秀逸で影響を受けた本のひとつだと評する良書。
全体が体系化されていて、個別の方法についても、豊富なエピソード事例、次に何をすればいいかという課題までブレークダウンされている。
*フィリップ・マグローの原書を勝間さんが翻訳しているので、表現がすごくわかりやすく、日本のものではないという違和感もあまり感じずに読み進めることができた。
*「人生の法則」に従い、成功の公式の要点を自分の中に取り込めば、あなたも人生の勝者になれる。人生の勝者になる、ならないはあなたの選択次第だ。 ---耳の痛い言葉である。自分自身が言い訳を排除し、自分の人生は自分の責任であるということを受け止めなければならないと感じた。