野村主義野村 克也小学館このアイテムの詳細を見る |
書名 :野村主義
著者名 :野村克也
出版社 :小学館
刊行年 :090601
日付 :091111
定価 :1,500円
入手法 :図書館
評価 :◎
今月 7冊目 今年 386冊目
【書抜き】
*判断と決断が一体になったとき、人は勝負に勝つことができる。
成功法と奇策をバランスよく使い分けてこそ相手を上回ることができるのだ。
*「野村主義」には「勝利」するための理とプロセスへのこだわり、それを支える「組織づくり」の方策、そして、すべての基となる「人づくり」への信念が込められている。
*不器用は天才に勝る。
*行動にはすべて目的がなくてはならない。
*見る、感じる、そして考える。
テクノロジーが発達した時代だからこそ、かえって観察力、考察力の差がモノを言うのではないだろうか。
*人は目の前の動きだけにとらわれてはいけない。その背景にある真実を見抜いてこそ敵と自分に打ち克つことができる。
*願望をもった瞬間から頭脳や肉体が自動的に作動する。
*タイミングを得た賛辞は、人の心を揺さぶるものであり、勇気と自信を植え付けてくれる。
*人への評価は、「無視、賞賛、非難」の段階で高まっていく。真に見込みのある者にこそ「非難」という手段で育成していくのが人間教育の常道なのである。
*人間は他人の評価の中で生きている。
*監督やコーチは「気づかせ屋」でなければならない。
*人間は知識だけでも経験だけでも、一人前にはなれない。経験を重ねながら、生きるうえでの原則原理を自らに注入しておかなければならない。
*青春とは人生のある期間をいうのではなく、心のあり方のことだ。
*人生とは、「人に生かされ、人を生かす」こと。それができて初めて、「人として生まれ、人として生きていく」ことができるのだ。
*育成とは、自信を育てることに等しい。
*財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すは上とする。
【コメント】
*野村監督の、勝利するための理とプロセスへのこだわり、それを支える「組織づくり」の方策、そして、すべての基となる「人づくり」への信念を込めた、「野村主義」。
リーダーと呼ばれる人には必読の書。
また、どこかの球団で監督として頑張ってほしい。年齢なんて関係ない!!