人生という名の手紙ダニエル・ゴットリーブ講談社このアイテムの詳細を見る |
書名 :人生という名の手紙
著者名 :ダニエル・ゴットリーブ
出版社 :講談社
刊行年 :080620
日付 :091030
定価 :1,300円
入手法 :図書館
評価 :◎
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【書抜き】
*でもね、サム。わたしはずっと、死は問題ではないと考えてきた。ちゃんと生きていないことのほうが問題なんだとね。
*君はね、サム。傷ついたふたつの魂が見つけた素晴らしい愛情が、形になったものなんだよ。
*サム、君の弱さは、その輝くような微笑みとともに、よい行いをしたい、人の役に立ちたいと願う人や、寛大な人たちを惹きつけることだろう。
*自分の弱さを、隠さずに素直に見せられたら、世界はもっと安全な場所になると、わたしは心から信じている。
*体や精神に何が起ころうと、魂は完全なままだ。
*人は今、何者であるかより、これから何をするかのほうがずっと大切だ。
*「崖っぷちまで来い」
崖っぷちまで来い!
僕たちにはできないよ。怖いんだ。
崖っぷちまで来い。
僕たちにはできないよ。落っこちてしまう。
崖っぷちまで来い。
----結局、やってきた彼らは突き落とされ、舞い上がっていった!
*幸せはいつだって、次の角を曲がったところにある。
真の幸せは、充実した人生がもたらす「ごほうび」なのだ。
*自分の魂が求めるものを忘れないでほしい。
毎日ほんの少しでいいから、前の日よりもっと誰かを愛し、大切にすること。それこそが魂が求めることであり、大人の責任なんだ。
*自分をさらけだすことで生まれる親密さには、驚くべき可能性が秘められている。それは、ありのままの君を愛してもらえる可能性なんだ。
*今、目の前にある人生を生きさえすれば、人生はずっと心地よいものになる。
【コメント】
*30歳代に交通事故で四肢麻痺となった精神分析医である著者が、広汎性発達障害を患った孫であるサムに贈る人生という名の手紙。愛情に満ち溢れた、優しく温かい言葉が胸に響く。
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