こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

日本海軍潜水艦 伊-19、伊-27

2009-11-10 22:13:50 | Weblog
さて、これから製作に入る潜水艦2隻は同型艦に属します。
ほぼ同時期に国内・海外メーカーから同じ潜水艦が発売されたという事です。
(最近、こういう現象が多いんですよね)

2隻共、長大な航続力を活かした巡潜型と呼ばれる中で
艦橋前に格納筒を設け、水上偵察機を搭載した乙型に分類されています。
(甲型は旗艦設備&水上偵察機、丙型は攻撃能力に特化)

世界中の潜水艦で航空機を艦内に搭載して運用したのは日本海軍だけです。
(或る意味、これは卓越した運用法だったと思います)
その集大成が海底空母と呼ばれた 伊-400型(水上攻撃機2機を格納)です。

乙型は伊号潜水艦(一等潜水艦)の中でも30隻が建造され、
最も同型艦の多いタイプとなりました。

戦果も全潜水艦が撃沈した商船の40%を占める等、
トップクラスの成績を残しています。

日本のアオシマからは伊-19、伊-27の2艦が発売され、
台湾メーカーのAFVクラブから伊-19が、ほぼ同じ時期に発売されました。

全く同じ伊-19同士では面白くないので、アオシマの物は伊-27を選択しています。
後部の14cm砲を撤去し、特殊潜行艇を搭載している点のみ違います。

伊-19号は、太平洋戦争中に潜水艦単独による雷撃のみで正規空母を撃沈した
唯一無二の潜水艦です。

しかも本艦より発射され、空母ワスプに命中しなかった魚雷は海中を進み続け、
10km先を航行していたアメリカ戦艦と駆逐艦にも命中しています。
一度の攻撃(魚雷6本)で空母と駆逐艦を撃沈し、戦艦を大破させたのです。

また、伊-27号は特殊潜航艇(小型の潜水艦)を搭載しオーストラリアに進出、
シドニー湾への突入作戦を実施しています。
(特殊潜航艇による攻撃は失敗)
伊-19の方が遥かに戦果に恵まれてる様に思えるのですが、
実は伊-27、日本潜水艦の中でも合計8万tの船舶を沈めたトップスコアラーです。

活躍した潜水艦のキット化と考えるならば、伊-19、-27を含めた乙型は
非常に妥当な選択だと言えますね。

明日からは両社の比較を含めた製作に入る予定ですが、
大雨の予報が出てるので塗装が出来ないかも。。。

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