こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

艦首形状

2008-06-22 10:39:13 | Weblog
前回書いた、川内の艦首について書きます。

同型艦の神通は衝突事故により、那珂は関東大震災で船体が破壊、再起工した際に
凌波性の良い、ダブルカーブド・バウに変更されているのですが、
川内だけは最後まで竣工時のスプーン・バウでした。

この違いを模型で再現すると川内だけは違う金型が必須になってしまいます。
これ故に、川内は今まで1/700シリーズに存在しなかったのです。

全く同じ理由で、長良型軽巡洋艦の6番艦 阿武隈も模型に恵まれませんでした。
阿武隈の場合は開戦の真珠湾攻撃部隊で水雷戦隊の旗艦を務めていたにも関わらず
艦首を事故で損傷した為、形状が一隻だけ異なっていたのです。
(阿武隈だけがダブルカーブド・バウでした)

しかし、2008年に入って川内、阿武隈が模型としてリリースされました。
これにより海軍の軽巡洋艦は全て再現される事になったのです(万歳!)

スプーン・バウ? ダブルカーブド・バウ???
何それって感じですよね・・・
写真は、製作途中の川内と数か月前に完成した同型艦、神通の艦首写真です。

のっぺりした川内のスプーン・バウ(写真手前)
凌波性に優れた艦首へ改造された神通(奥側)を比べると違いが判ると思います。


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