サルバトール・だれ?  by 澁澤寅彦

笑いは地球を救う。
妻Rは足下をすくう

新幹線ひかり号

2005-06-21 17:50:33 | Weblog
6月21日。東京に戻ります。
おみやげの羽二重巻を山のように抱えて。
武生から特急しらさぎ号で米原まで、米原から新幹線。

今回の発見。

新幹線の中で「オーディオサービス」を提供していて、FMラジオで聞くことが出来る。

グリーン車では飛行機のようにイヤホンジャックがあるらしいですが、庶民の私は持ち込んだラジオで。
ケニー・Gの「デュエット」とロバータフラックを流していました。

このデュエットはなかなかよろしかったです。買うかも。

おみやげ以外には実家にあった澁澤龍彦の本を8冊、ラテン語の辞書・文法書3冊を持ち帰りました。

休暇中に読んだ本は、仕事の本はあまり進まず、結局のところ須賀敦子の「トリエステの坂道」新潮文庫と澁澤龍彦の「女のエピソード」大和文庫

前者はミラノ時代を思い出させてくれました。後者は短い話がたくさんなので読みやすかったです。





眠れませんでした

2005-06-21 05:53:32 | Weblog
お恥ずかしながら、田舎から都会の真ん中につれてこられたニワトリのように、なかなか寝付けませんでした。
アイマスクをして、ごそごそ耳栓を探して、眠りについたのは3時頃だったでしょうか。しかも5時半には目が覚めて。

福井の夜は暗くて静かです。
9時を過ぎると実家の父母は寝てしまい、周囲の家も電気を次々に消していきます。
窓から外を見て、三つくらい点いている電灯も、あの三つが消えたら真っ暗闇になるだろうとわかるような形で点いています。

音もありません。
妻Rと以前来たときは、静かすぎて寝付けなかったことがあります。
「しーん」という音がしている感じです。
夏はカエルの声がうるさくて眠れないこともありましたが、今年はまだ時期が早いのか、はたまた昨年の豪雨でみんな流されてしまって今年は卵が孵っていないのか。
冬は雪の降り積もる音と、遠くの雷の音と。

ほんの5日ぶりの東京の夜は、昼ではないのに眠りを妨げるに十分に明るく、100メートルと離れていない高速から聞こえる車の音がBGMのようにいつまでも流れ、しかもその突然の上がり下がりが神経をいらだたせていました。

帰省の間、寝ているかご飯を食べているかだったので、睡眠は十分足りています。
が、初日にこんなに使ってしまうのは予定外でした。


Change is the only constant

2005-06-20 20:31:54 | Weblog
戻って参りました。
実家の福井県今立町に4泊5日。

生活が不規則というのが唯一の規則の毎日から、夕方6時には夕食もお風呂も終わっている生活に移ったことから、生活のリズムが崩れてやや体調不良です。

少しずつ過去日付で日記をアップしますので、少々お待ちください。

地震

2005-06-19 06:34:08 | Weblog
早い時間にご飯もお風呂も終えてしまい、2階に上がるとテレビも無い、パソコンもない。
仕方なく持って行ったMP3プレーヤーのFMラジオを聞く。

流れてくる声は「JFN Tokyo FM。半蔵門からお送りしています」と言っている。

謎だ。なんで東京のFMが福井で聞けるんだ?

そう言えば地震の前に電磁波が影響を受けて、普段聞こえない遠くのFMが聞こえるようになると言っていたが、あれか?

そして6月20日月曜日、帰りの新幹線の中、私に妻Rからメールがあった。

「福井県嶺北地方で震度3の地震」

おぉー、やっぱりそう言うことだったのか。

その二日後に気が付いたのは、単にFM福井が自分の番組が無くて、Tokyo FMの番組をそのまま流していたらしいと言うことだった。


ホルモン焼き

2005-06-18 23:18:46 | Weblog
「福井ってホルモン焼きが名物なのですか?」と知り合いから聞かれたのですが、子供時代(も今も)内臓系が嫌いな私は知りません。
今立町が蕎麦で全国的に有名だったのもつい最近知ったところだし。

実家の父Tが燃えるゴミも燃えないゴミも「燃やせば燃える」と言って家の裏の畑で燃やしているのですが、きっとあの黒い煙と一緒に環境ホルモンがたくさん出ていることでしょう。

環境ホルモン焼き


熊、猪、狸、猿、狢(むじな)

2005-06-17 22:46:38 | Weblog
23軒の集落に野良犬が5匹住み着いている。
隣の家がエサをやっているらしい。
犬を散歩させに行くと囲まれて吠えられてビビるのだが、近所の人は気にしていない感じである。
町役場に頼んで捕獲使用としたものの、逃げおおせているようだ。

最近は熊や猪が山から下りてくるらしく、畑の被害がひどいらしい。
うちの近所はこの野良犬たちのおかげで、山に追いやっているらしいが、母Kは、家のすぐ出たところで熊と遭遇したらしい。「クマやぁー!」と叫んだら逃げていったらしいが危ないところであった。

僕が子供の時はクマも猪も、高い山の方にしかいなかったのだが、最近は頻繁に目撃されているようだ。
これは山に食べ物が無くなって下りてきているのではなく、繁殖しすぎて下りてきているというのが、母Kの弟Sの説であった。
彼のトウモロコシは猿にやられたそうだ。

ジャガイモは全部掘り返して食べたが、里芋は嫌いらしく、3つ掘り返しただけで止めたという話も聞いた。

昨年の豪雨で床上浸水したので、畳を上げて干していたら、気が付いたら狢(むじな)が二匹、一緒にテレビを見ていたという家庭があったらしい。
役場に電話をしたら、「酒の粕で捕まえられる」と言われたので、酒の粕をエサに罠をかけたら二匹本当に捕まったそうだ。
ほっとしてテレビを見ていたら、気がつくと別の二匹が一緒にテレビを見ていたそうだ。

役場に引渡しても、結局山の上の方に連れて行って話すだけだし、猟師は銃の管理が厳しくて年々減っているし、狩猟が解禁になるまでは手出しできないし、ということで、抜本的な解決策は無いらしい。

田畑の周囲を高電圧網を囲み、夜の間断続的に高電圧を流すという対応が一般的になっている。

クマやイノシシと突然出会うのはちょっと困るなぁ。

田舎の中の田舎

2005-06-16 22:15:00 | Weblog
寅彦@寄生虫、もとい 帰省中

10ヶ月ぶりの帰省です。
前回は豪雨の後の復旧作業を兼ねて1週間でしたが、今回は4泊5日。

普段東京駅の近くの大手町で働いているのに、帰省の際の東京駅は変な感じです。
普段通勤には使っていないからかも知れませんが、ドキドキします。
電車を予約しているから乗り遅れてはいけないという思いがあるからかも知れませんし、自分が突然旅行者になったような非日常体験です。

前回に引き続き妻Rは東京駅までお見送り。
一緒にランチを食べて、その後おみやげ売り場で目黒御門屋の「揚饅頭」を買って帰るというのが彼女の非日常。(5個入りをあっという間に3個食べたらしい)

ようやく下水道が来たらしいが、うちだけは拒否しているという話は昨年も書きました。

どうやら、23軒の集落で、下水が無いのは我が家だけになっているらしいのですが、それに加えてクーラーがないのも我が家だけで、ひょっとすると携帯電話を使っていないのも我が家だけかも知れないらしいです。

築100年以上の我が家は隙間だらけなので、熱効率が悪くクーラーをつけてもしょうがないのですが、夏でも家の中はひんやりしています。(冬はめちゃくちゃ寒いです)

田舎の中の田舎と呼ばれるに相応しい田舎でした。




良い週末を

2005-06-15 23:58:16 | 外国語
Have a good weekend! Buon fine settimana!
欧米語では一般的なこの言い方も、日本語ではこなれない言い回し。
週末を二日しっかり休む(あるいは遊ぶ)という習慣が日本人にはまだ新しいのかも知れない。

「良い終末を!」と言われたと勘違いして、「わしゃぁ、まだ死なんぞ」と怒る人もいるかも知れない。

月曜・火曜と早く会社を出て、明日から帰省なので今日は仕事仕事。
朝の8時前から夜の11時まで。よく働いたものだ。
慣れないこと(仕事)をするから疲れちまったよ。

La Bisboccia

2005-06-14 00:38:46 | Weblog
Bocconi の卒業生の会が、La Bisbocciaで開催された。
22人も集まった。イタリア人3人、アメリカ人1人、ドイツ人1人。他は日本人。

左隣に座ったのは日本人の若い女性

女性「お仕事は何をされているんですか?」
私「証券会社で経理をやっています」
女性「証券会社で警備ですか?」

そりゃあみんなイタリア風で騒がしかったけれど、警備員に間違えられたのは初めてだよ。

右隣に座ったのはイタリア人の Marco。背が低いから、ちびマルコちゃん。
慶応も出ているので日本語もかなりいけるのだが、イタリア語で会話。

1.
マルコ「(日本語で)出身はどちらですか?」
私「ミラネーゼ」
マルコ「えっ?」
私「Milanesi non si nasce, si diventa. (ミラノ人として生まれつくのではない。ミラノ人になるのだ)」

2.
マルコ「(日本語で)お子さんはいらっしゃいますか?」
私「Gli orfani non si fanno. (孤児をつくるものではない)」

1は、Indro Montanelli の"La storia di Milano"だったかの序文にあった言葉。
2は、マフィアと戦っていたが、後にマフィアに暗殺される Givanni Falcone 判事がインタビューで「子供は作らないのですか」と聞かれたときの返事だったと思う。自分が殺されるであろうことを覚悟してのこの言葉を初めて見たときは泣けました。

気の利いた返事で相手に印象づけるというのは大事です。

日本の英語教育(山田雄一郎著)岩波新書

2005-06-13 20:32:27 | 読むべし 外国語学習
日本の英語教育

岩波書店

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日本の英語教育(山田雄一郎著)岩波新書を読みました。
先日珍しく書店で買い求めた本ですが、まあ、ブックオフまで待っても良かったかも知れません。

特に目新しい部分は無かったのですが、
1.平泉渉・渡部昇一「英語教育大論争」(文春文庫 1995)に興味を持った。
Amazon で古本で買うか、杉並区図書館で借りるか検討中。

2.「英語教育大論争」の中で渡部昇一が主張しているとされる「母国語との格闘の重要性」というものが、荒木博之「日本語が見えると英語も見える」(中公新書)や、齋藤兆史・野崎歓「英語のたくらみ、フランス語のたわむれ」(東京大学出版会)の主張と同じものであるならば、私は同意見であり、筆者が賛成していないのは残念。

3.ヨーロッパの語学共通基準について97ページから書かれている。

私の英仏伊の語学試験の目標レベルは、
・国内での検定(実用英語検定、仏検、イタリア語検定)の最高級 (日本語を介さない試験の評価は日本人としては意味がない。他方特殊語学については評価が定まっていない)
・ガイド試験の各国語(とりあえず国家試験なので説明が楽)
・EU 基準のC2レベル (ネイティブレベル。語学教師が出来る)
ということでこの3年考えており、EUのC2となると、英語ならケンブリッジのCPE、フランス語はDALF4科目(秋から試験内容が変更になり、C2に対応する試験が出来る)、イタリア語ならシエナ検定のレベル4である。
私の英仏伊について言うと、残っているのは
英語(CPE)、仏語(ガイド試験、DALF B1)、イタリア語(終了)
です。

4.ALTプログラム(206ページ)
Assistant Language Teacher と呼ばれる外国人指導助手招致プログラムにおいて、最近は英米のみならず、南ア、ジャマイカ、北欧、ギリシャなどから呼んでいるらしい。
イギリス英語・アメリカ英語だけが英語ではないということでは良い傾向でしょう。




東京シティロードレース

2005-06-12 14:13:52 | Weblog
羽賀研二もパンツェッタ・ジローラモも、私と同じ1962年生まれらしい。
それなのに私はさだまさしに似ているとはどういうことだ。

ということで、東京シティロードレース(10km)走ってきました。
既にニュースでも報じられている通り、24名が熱中症で病院に運ばれ、重症の方もいらっしゃるそうです。

スタートの9時半前で既に気温が28度。
気温は通常は直射日光の当たらない百葉箱で測定するのでしょうから、日向で、しかも都心のアスファルトの上では30度を超えていたでしょうし、走れば体内温度も上がります。
記録を狙って水分補給も控えめにしていた人は危ない状態になる可能性があります。

私はいつもスポーツドリンクのペットボトル1本を持って走ります。給水所でのロスタイムもなく、水が取れないというリスクもなく、かつ断続的にこまめに給水できるのが良い点です。
スタート前に「これを持っていなければもっと早く走れるだろうに」と思っていたのですが、今日は7キロ地点までで飲みきってしまいました。

今回から給水所を二カ所に増やした主催者側ですが、気温予測から判断してさらに増やすという判断が欲しかったところです。

記録の方はコースがダラダラ登りコースなので最初から期待はしていなかったのですが、この暑さでさらにペースダウン。高橋尚子が失速してアテネ行きを逃した登りでは、それ以上に失速していました。
練習不足から心拍数が180近くに張り付いてなかなか降りてこず、また四ッ谷駅以降、倒れている方を何人も見かけたことで自重しました。
ネットタイムで 1:01:45 くらいだったでしょうか。
前回2003年が、ネットで53:54だったので、遅すぎです。

レースの後は同じCFA友の会陸上部のランニングおやじさんと千駄ヶ谷駅前のユーハイムで食事をして新宿で分かれ、私はルミネ1の地下のロールケーキ屋でケーキを3個買って留守番の妻Rの元に。
ユーハイムのバウムクーヘン好きです。

シャワーの後、ロールケーキを食べる段になって、冷蔵庫から出そうとする妻Rの手が滑ってロールケーキがロールして、ふたを開けたらミックスロールケーキになっていました。
味は良かったです。


ショービジネス

2005-06-10 23:15:11 | Weblog
すごい久しぶりに合った友人に、「今、何やっているの?」って聞いたら、「ショービジネスに身を投じることにしたんだ」って。

昔からすらりと背が高くて、ちょっと外人っぽい顔していたし、やっぱりねと思ったのだけれど、どうも違うらしい。

実家の酒屋を継ぐことにしたんだって。

ん?

「小ビジネス」らしい。