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ユーロな日々

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テンカーテンは嫌われているらしい

2008年02月28日 | 欧州2010-2003
ところがDaily Expressになると、skysportsのように生易しい記事ではなくなる。
http://www.express.co.uk/posts/view/36236/Ten-reasons-for-mutiny

テンカーテンが着任してから、多くの選手にとって、彼は嫌な存在だった。
気性の激しいコーチと選手たちの確執は、カーリングカップ決勝の24時間前に、ジョンテーリーとの対立という形で爆発した。
二人は他の選手たちによって引き離されなければならなかったほどだ。
Daily Expressは、問題はジョンテリーではなく、テンカーテンの側だと断定できる。
テンカーテンは昨年10月に、グラントに請われてコーチに就任した。
しかし彼の激しい、対立を生むようなやり方がチームを混乱させてきた。
われわれの取材である選手はこういった。

「テンカーテンは四六時中、選手をどなり上げている。われわれの中には大ベテランもいるし、全員が国際的なプレーヤーで、そのほとんどがワールドクラスであるにもかかわらず、だ。普通はそんな風にはできないものだ。議論の余地はない。
練習が終わったとき、誰かがシュートしたとする。するとテンカーテンは、誰がそんなことをしろと言った、とその選手をどなるんだ。
みんなテンカーテンにはうんざりしているが、彼はオーナーの支持をえているので、誰も何も言えないんだ」

グラントの部屋を訪れる不満分子の列は長くなっている。昨日は、決勝にでれなかったシェフチェンコやマケレレがグラントと話した。サブだったバラックやジョーコールがそのようにしたので、自分たちもそうしたのだ。
だが公には、グラントはオーナーの支持をえている。カーリングカップで敗戦のあと、オーナーと幹部のケナンは練習グランドへでかけていって選手たちを慰労した。
何かタイトルをとるか、最低でも来年のチャンピオンリーグの出場資格をえれば、グラントはオーナーから完全に支持されるだろう。
そうなれば、グラントは補強のための巨額な資金を与えられるだろう。そしてドログバやランパードは、まともなオファーがあれば移籍を認めるだろう。
とはいえ、アブラモビッチは、トットナムとの負け方にはショックを受けた。
結果を出さねばならない、とグラントは言われている。アブラモビッチがこの夏の補強で考えている選手リストには、カカ、ビジャ、ベンズマらが入っているが、それを受け取るのは新しい監督かもしれない。
マケレレ、ベレッチ、シドウィル、ピサロらは放出されるだろう。
グラントはチーム内の対立や選手の不満を、プレミアでのタイトル争いに残ることで癒していかなければならない。さらにはオリンピアコスとのセカンドレグが待っているし、そのあとはバーズレーでのFAカップだ。
バラックとコールはカーリングカップ決勝のことで怒っているし、若手に同行させられたシェフチェンコは不満タラタラだ。
まさにグラントにとっては正念場である。

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…ということだが、テンカーテンがこんなに嫌われ者だとは知らなかった。
バルサを最強にしたのは、ライカールとというよりもテンカーテンの功績で、それゆえ選手たちは敬意を抱いたはずだが、それがこんなふうになるとは意外だった。
しかしグラントとテンカーテンでは、監督能力は明らかにテンカーテンが上だろう。手伝ってもらいたかったのだろうが、すき放題にやられて、しまらないことになったわけだ。
テンカーテンからいえば、こんなことだからモウリーニョの頃のように勝てなくなった、だから叩きなおすんだ、というところか。
それにあの当時の最強バルサにはわがままな選手はいなかった。だから今のチェルシーのスター選手、古参選手の言動には、我慢ならないところがあるのだろう。