ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

Hapa Haole Hula Competition 行き帰り編

2011年08月21日 | Family
ワシントン州バンクーバーまでの2時間強の道のりを行きも帰りも自分で運転したShantia。

ユージーンを出発したのは木曜日のハラウでのリハーサルが終わった後。
午後7時くらいだったかなぁ。
真っ暗になる前にバンクーバー入りしたかったので、出来るだけ急いだつもり。
だけどユージーンを出る前に『Jamba Juice』でマンゴースムージーを、『Cafe Yumm!』でカフェヤムボウルを買ってから行くところが食を捨てきれない証拠。
ユージーン~ポートランド直前までの2時間弱はなんてことない、ただ長いだけ。
iPodでハワイアン音楽を聴きながら歌いつつ踊りつつ車を走らせた。
ポートランド郊外に入ると交通量が一気に増えるので注意しつつ運転。

しばらく走っていると
『I-5シアトル』
というサインがあったので、ちゃんと矢印が指しているレーンに車線変更して矢印の真下をちゃんと通過。
そのすぐ後に右側から大型トラックが目の前に車線変更してきた。
なんせ高さのあるトラックなので視界が悪い。
それなりの車間間隔を取って後ろを走っていると、次のサイン発見。

『I-5シアトルあっち
ビーバートンこっち』

一瞬青ざめたね。
大型トラックに視界を遮られている間にまさかレーンが分割してるとは!!
気付いたときもう遅かった。
既にビーバートンに向かう車線を走っていたよ。
あのトラックさえ目の前にいなければ。

今回ビーバートンに用はないのでとにかく早くI-5北に戻りたいShantiaは最初の降り口で高速を降りた。
ポートランドダウンタウンに来てしまった。
とりあえず東に向かって走れば高速の入り口があるかも、と思い運転を続けたけどなぜか道路は南に曲がりそのまま南下。
北に行きたいのに。
もうこれは自力ではどうにもならない、と思ってジョセフ君にSOSを出した。

「大型トラックに視界を遮られたせいで今なぜか○○っていう道を走ってるんだよね。
I-5に戻りたいけどどこに行けば入り口があるのか分からないからグーグルで探して」

って。
車を停められたらまだ良かっただろうけど、Shantiaが走っていた道路は横に停めるスペースが全くない道路だった。

「ちょっとShantiaちゃん、一箇所にじっとしてくれない?」

というジョセフ君に

「じっとできる場所がないから動いてるの!
ちょっと場所探すから待って!!」

と機嫌が優れない妻。
ようやく交通量があまりない交差点の側に車を停めてジョセフ君にグーグルで妻を捜してもらった。
道路名からやっと妻の居場所を見つけたジョセフ君、MapからSateliteに換えてみてビックリ!

「…Shantiaちゃん、山の中にいるんだね??」

って。
えぇ、なぜか山の中にいますよ。
早くI-5に乗る方法を見つけてくださいな。

現代技術を駆使してどうすればI-5北に乗れるか調べてくれたジョセフ君。
車を動かす前に一度道順を妻に説明。
この妻、運転はあまり上手ではないけどナビゲーターとしてはかなり優れているので道順を覚えるのは結構出来る。
ケータイで道順を確認しながら車を走らせて見た。
しばらく走ると

「○○と××っていう道を過ぎたら▲▲っていう道があるからそれを右折ね」

って。
…すみません、暗すぎて道路の標識見えませんが。
よって▲▲を通り過ぎた。

「通り過ぎたから急いで次のルート探してねぇ」

と態度のでかい妻。

I-5の反対側に渡らないと高速入り口がないってことなのでまずは橋を渡ることに。
この橋に乗るのが大変でねぇ。
すっごく見通しが悪いのに交通量が多いんだもん。
橋を渡ったのはいいけどひたすら東に行く道しかなく、また裏道に車を停めてジョセフ君に場所を探してもらった。
それからはなんとか無事にI-5に乗れて一安心。

と思いきや、今度は渋滞
目的地まであと5マイルなのに!!
どうやら先の方で車線が一つクローズしているらしい。
あのとき、あのでっかいトラックにサインを隠されなければとっくにバンクーバーについていただろうに…。

やっと州境の橋を渡りバンクーバーに着き、宿泊先のヒルトンホテルを見つけたはいいが、次はどこに車を停めればいいのか分からずホテルの周りを2周ほどぐるぐる。
すでにとっても疲れていたので、一時駐車&バレーパーキング専用レーンに車を停めてホテルの人に聞くことに。
宿泊客ならバレーパーキングが18ドル、セルフパーキングが13ドルなんだそうだ。
予想外の運転&渋滞で本当に疲れていたので
「バレーで。料金も今払っていいですか」
と聞くと、とってもとっても親切なフロント係さんは

「すっごくお疲れですね。
無料バレーパーキングにして差し上げます」

って
そしてバレーパーキングのチケットに『支払い済み』のスタンプを押してくれた。
このすっとされたサービスにすっごく感動したね。
とっても優しいフロント係に紳士的サービスをしてもらったのに、部屋についてから車の中にケータイとiPodを忘れたことに気付いた超お疲れShantia。
むなしくフロントに戻って別のフロント係に
「すみません、今バレーパーキングを頼んだばかりなんですけどケータイとiPodを車内に忘れまして…
と他人の優しさを半分無駄にしているような発言をするはめに。
フロント係さんは
「ちょうど今駐車中だと思いますけど…」
と言いながらバレー係に連絡してくれてしばらく待っていたらバレー係さんが癒されるような笑顔でケータイとiPodを持ってきてくれた。
ヒルトンバンクーバー、万歳。


そして帰り。
土曜日に帰るか日曜日に帰るか迷った末に土曜日の夕方に帰ることに。
ジョセフ君には電話で数時間前に
「今晩もこっちに泊まるから」
って伝えたんだけど、子供達も寂しいだろうし、まだ時間が早かったから土曜日に。
バンクーバーを出て州境の橋を渡ると電光掲示板に
『○○南行き出口閉鎖中。I-5を使ってください』
って。
帰りにビーバートンの宇和島屋で買い物をして帰る予定だったShantiaは○○南を使う予定だった。
なのに道路閉鎖。
ビーバートンに行く道が閉鎖されて迂回を強いられているので、I-5はビーバートン側に行く車の数だけ交通量が増えた。
ただでさえ交通量が多いポートランド、そこに住宅地として人気のビーバートン行きの車が加わると渋滞しないわけがない。
これまた15~20分で着くはずだった距離を1時間近く運転することになった。
…なぜ行きも帰りも渋滞に巻き込まれるの??
ポートランドをスムーズに運転できたことってないよね??

しかも運転中にコンタクトがとにかく目を刺激してねぇ。
目を開けておくのが大変だった。
宇和島屋に着いたら真っ先にコンタクトを外してメガネにしたね。

宇和島屋からはすんなりユージーンに戻れた。
やっぱり道路状態が悪いのはポートランドなのね…。

さてさて。
帰ると決めたときからジョセフ君に電話をかけ続けていたんだけど、ジョセフ君は一向に電話に出なかった。
留守電も何度が残したけど電話がかかってこない。
ちなみにこの日、ジョセフ君は子供たちを連れてフローレンスに行っていた。
大学のミーティング&親睦会が運悪くフラ大会と同じ週末になったんだよね。
湖が近くにあるロッジに行っているジョセフ君が数時間前は電話に出たのに今は何度かけても出ない。
これは妻をかなり心配させた。
帰り道、半泣きになって運転したから。

9時半頃に家に着いてもジョセフ君&子供達は家にいなかった。
電話をかけてみてもやっぱり出ない。
かなり心配している妻の元にジョセフ君が子供達を連れて帰ってきたのは11時。

「ロッジの周辺は電波が届かなくてね。
湖の側なら通話可能だけど僕が湖の側に行くとキリやアレックスも着いてくるでしょ。
帰り道、山を越えた途端に大量の留守電アラームがなって驚いたよー。
今夜もバンクーバーに泊まるって行ったからのんびりしてたんだよ」

だって。
子供達と無事に帰ってきてさえくれればいいのですよ。

あぁ、この大会の行き帰りは大変だったわぁ。

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1 Comments

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Unknown (Hachi-mama)
2011-08-23 07:20:43
いや~、ご苦労様でした。高速って本当にひとつ間違えるととんでもないことになるよね。わたしもなんかいかやってしまったことあるわ。
 それにしても今の技術力ってすごいね!!家にいながら迷子の妻の場所がわかるなんてすごい!
 無事に帰れてよかったわ。読みながらこっちまでひやひやしてしまいました。(笑)
 
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