ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

キリとアレックス

2013年06月05日 | Family
なんか『アリとキリギリス』みたいなタイトルになってしまったけど、我が家の坊ちゃん達の話です。



キリ
75%ほどトイレトレーニングが進んでいるキリ。
失敗もするけど、自らトイレに行けるようになってくれてゴールが見えてきたのが非常に嬉しい。
ただなぜか1週間前ほどから『おまる』を使うようになった。
今までトイレに反対を向いて座って用を足していたのに、いきなりおまる。
ジョセフママが我が家に来ていてキッチンでジョセフママ、ジョセフ君、Shantiaの3人で話していたとき、当たり前のようにガラージからプーさんのおまるを持ってきてキッチン横のカーペットの上に置き、用を足したキリ。
キッチンにいた大人3人、しばし唖然。
それ以来、おまる。
今はキッチンじゃなくてお手洗いに置いてある。
数日前、母がおまるの中のおしっこをトイレに流してお風呂の蛇口の水で更にすすいでトイレに流したのをキリは見ていた。
それからはキリがおまるにおしっこをしてからちゃんとトイレに流して更にすすいでくれている。
偉いなぁとは思うけど、そこまでするなら初めからトイレに座って用を足した方が楽なのでは?と思わずにはいられない。


恐ろしく手のかかる子ではあるが、最近はママのお手伝いが好きなようで、食洗機からお皿を片付けるのをよく手伝ってくれる。
しかもなかなか手際がいい。
どれがどの棚に行くかをよく知っている。


全身にエネルギーが満ちているので、目的のためならば何でも使うらしい。
例えばキッチンカウンターによじのぼるとき。
両手、両足を使って必死で登る子供はよく見る。
多分、それが普通。
キリもそれは上手なんだが、何らかの理由で両手&両足だけでは登れないと判断した場合、キリはあごを使う。
あごをカウンターに乗せて体を固定し全身の力でよじ登る。
もうこれを見たときは絶句した。
使えるものは全て使う、がモットーかも知れない。




アレックス

子供達の中で一番辛いものを平気で食べるアレックス。
スパゲティーにはタバスコを、うどんには一味をかけるのが大好きである。
そして果物は嫌いだが、レタスは好きなアレックス。
サンドイッチには自らハムとレタスを入れている。
つい最近もランチにサンドイッチを各自で作ることになったんだけど、あいにくレタスがなかった。
理由は母がChia Pocket(ピタパンみたいなもの)でサンドイッチを作るので、レタスを入れないため買ってなかった。
冷蔵庫を見てレタスがないと分かったアレックスはパパに

「レタスの代わりにハラペーニョ入れてもいい??」

と聞いてきた。
ハラペーニョ(青唐辛子の瓶詰め)はレタス代わりになるのか?!
夫婦そろって"それはどうだろう…"と思ったんだけど、本人はそんなこと気にせず、サンドイッチにハラペーニョを挟んでいた。


9月から1年生になるアレックスはまだいまいち読むことが出来ない。
まぁ、いろいろとスローな子だからこっちものんびり教えているんだけど。

先日、近所のファストフード『Carl's Jr.』の前で赤信号停車しているとき、

「Do you know what I want from Carl's Jr.??」
(訳:僕がCarl's Jr.で何を食べたいかわかる?)

と聞いてきた。
お店を見ると窓に大きなポスターがいくつか貼ってあって、そのうちの一つがチキンバーガーだった。
アレックスはマクドナルドのチキンバーガーが好きなのできっとそれだろう、と思って

「チキンバーガー?」

と聞くと

「ちがう。
"ソーセージ、エッグ、チーズ"!」

という答えが返ってきた。
母はちょっと驚いてどのポスターにソーセージ、エッグ、チーズの写真が載っているかを探した。
そして一番端のポスターにでかでかと

『Sausage
Egg
Cheese』

と文字で書いてあるのを発見。
写真はない。

:えぇ?!アレックス、ソーセージ・エッグ・チーズが読めるの?!
:うん
:…へぇ。あなた、おもしろいって知ってる?
:うん

こんな会話をしながら青信号発進したのでした。


キリとアレックス

この2人、仲がいいのか悪いのか。
どっちが兄でどっちが弟なのか。
時々分からなくなる。


数週間前は、一緒にコンピューターゲームをしていた。
2人で協力できるゲームだったらしく、キリが可愛い声で

「I can help you」
(訳:手伝うよ)

と申し出た。
ちょっと苦戦していたらしいアレックスは即座に

「Kili, help me」
(訳:キリ、たすけて)

と応戦を求めた。
キリの答えは

「No, I don't want to.
I don't want to die.」
(訳:やだ、助けたくない。死にたくないもん)

だった。
助けてあげようか、って自ら言ったくせに数秒後にはこの変わり様。
なんかやだ。


別の日は、同じくコンピューターゲームでキリがあまり効率的ではないことをしようとしたらしい。
いきなりアレックスが

「Kili, don't!!!」
(訳:キリ、だめ!!)

と大声で叫んだ。
(室内で叫ぶのは止めて頂きたいんだけど)
するとキリが

「Alex, don't yell!!!」
(訳:アレックス、叫ばないで!!!)

と同じく大声で訴えた。
これに対してアレックスは

「Kili, don't make me yell!!!」
(訳:キリ、僕を叫ばせないで!!!)

と叫んでいた。
もう何が何だか…。
2人とも叫んでいることには違いない。


そして先週。
フラから母が帰ってくるとアレックスがやってきて

「ママ、みてぇ」

と自分のシャツを見せてきた。
見てみると穴が開いている。

「シャツ、どうしたの?」

と聞くと

「キリが…」

と言い出したのでてっきりキリがハサミで切ったのかと思いきや、

「キリが噛んだ」

って。
思わず聞き返しましたよ。

「えっ、キリがどうしたって??」

ってね。
ジョセフ君に聞きなおしてみると部屋からアレックスのシャツの切れ端を持ってきて

「キリが噛みちぎったんだよ。すぐにその後寝せたけど」

って。
ジョセフ君はげんなりした様子だったけど、母は非常に驚いた。
シャツを噛み千切るなんて可能なんだ!!
しばらく母はそのシャツの切れ端を冷蔵庫に貼り付けておりましたよ。
それほどまでに母は驚いた。


もうね、ネタはつきません。