留まるところを知らない魔の2歳児キリ。
移動手段は基本『走る』である。
歩いている姿は一日のうちで数分しか見られない気がする。
それくらい走ってる。
そんなに急いでどこへ行く?!って母は気になるんだけどね。
知っている単語が増えて
Apple(あっぽー)
Ball(ぼぉ)
Grape(ぐぇー)
Ice Cream(あぃっきー)
Doggy(どぉぎー)
Book(ぶぉっ)
は頻繁に聞くようになった。
ちゃんと正しく使ってるから問題なしっ。
最近は食べたり飲んだりすると
「ん~、おいし~」
と言う様に。
アクセントは『し』に付きます。
食べ物を褒めるということを知らないジョセフ君は
「...Shantiaちゃん側の血だね」
と言う。
いいのよ、美味しいものを美味しいと言えるほうが。
ガラージへのドアを開けられるようになってしまって母は非常に困ってる。
今までは鍵さえしていれば平気だったのになぁ。
気が付くとガラージに行っていろんなものを物色している。
以前は下の方に置いてあったお菓子入れ、キリがこの中に美味しいものが入っていると学ぶのには全然時間がかからなかった。
「No」と言っても触るので(触るだけじゃなくて食べるからね...)、真ん中の棚に置くことに。
これなら届かない
が!
あの坊ちゃん、他の容器を踏み台にするという技を知っている
届かないだろうと思ったところに置いたお菓子入れを何事もなかったかのように物色してお菓子を食べているのを見つけたときは一瞬「きぃ~!!」となったね。
今では一番上の棚に置いてある。
ここは母でもはしごがないと届かない。
数日前、母はランチの用意をしていた。
母がキッチンにいる時間が多いからなのかキリもキッチンは大好き。
イスを母の隣まで押してきてカウンターの上を物色するのはお決まり。
この日はストーブの上に水が入ったお鍋があった。
朝にお嬢さん達がコーンスープを作った残りの水だと思われる。
右手にスプーンを持ち、左手でお鍋の取っ手を握って水をかき回していたキリ。
ストーブに寄りかかっていたから足は自然とイスをストーブとは反対方向に押していてねぇ。
母がはっと気付いたときにはバランスを崩す直前だった。
直前だったのでもちろん間に合わず。
落ちると悟ったキリはどうにかして転がり落ちることは避けれたけど、床には落ちた。
手にはしっかり鍋持って。
えぇ、ストーブもストーブの前の床も水浸しですよ。
キリはどういう技を使ったのか袖口が少し濡れただけ。
...器用だね。
最近はお気に入りの服というものがあるらしい。
それは
パジャマのズボン。
いくつかあるパジャマの中で上下セパレートのウエスト部分がゴムになっている2着がとにかくお気に入り。
洗濯後のかごにパジャマパンツを見つけると自ら着替えてる。
一人勝手に♪パジャマでおじゃま♪やってます。
ジョセフ君に
「キリってパジャマパンツ好きだよねー」
というと
「そりゃだって楽だもん」
だって。
2歳児、楽を求める?!
キッチン&ダイニングで液体をこぼしたら拭く、という丁寧なところはあるんだけど、こぼす頻度が高すぎて…。
キリが拭くのに使うのはいつもキッチンのハンドタオル。
水がちょっとこぼれた、牛乳を思いっきりこぼした、というとき迷わずハンドタオルをさっと取り拭いてくれる。
キッチンのハンドタオル、洗濯が追いつきません。
気付くとタオルないからね。
妙に几帳面なところがあるのよねぇ。
キリってね、とってもかわいいんだけど母はすごく疲れる。
アレックスのスピーチやジムナスティックに一緒に連れて行くのが一番億劫。
スピーチのある建物はすごく静かだからキリパワーをいかに封じるかが毎回悩みの種。
ミニカー、iPod、そして小さなチョコレートでなんとか30分静かにしてもらうんだけどいつ爆走するか分からない。
ジムナスティックでは囲まれたおもちゃコーナーに連れて行くんだけど、日によっては全然おもちゃに興味を示さない。
運がいいときは大人しくブロックで遊んでくれて助かるんだけど、運が悪いときはひたすらおもちゃコーナーから脱走を試みるキリ。
そしてマットの上を嬉しそうに走りまわる。
そのキリを捕まえるのはとても大変。
マイキーのときも
「早く魔の2歳児時代が過ぎないかなぁ」
って思ってたよねぇ。
こういう恐ろしく手がかかる子って母の言う事聞かない割にスーパーママ大好きっ子なんだよねぇ。
バランスよく取れてるわぁ。
あのかわいさには負けるもん。
でももうちょっとお手柔らかに。
母、体力持ちません。