ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

ワインバーでのひととき ファースト(改訂) 106ページ目 ペトリュスのなぞ? 

2012-05-09 22:59:24 | ワインバーでのひととき1改訂四話 完
【106ページ】


「それは私の仕事になりますね?」


 和音は、自信ありげに答えた。


「依頼されたソムリエが全員断るほど難しい仕事ですが、対策はあります。」

「その対策とは?」

「ペリーさんは、ペトリュス通だと自負しています。だからペトリュスのテイスティング対決

に勝つだけではなく、勝ち方にもこだわると思うのです。」

「勝ち方にこだわるとは?」

「さすがペリーさんが用意したペトリュスだと誰もが感嘆させる勝ち方を望むはずです。

例えば、1945年の350万のペトリュスを用意するとか・・・。」


和音は、さらに話を続けた。


「ペトリュスのヴィンテージを当てると思うから難しく思えるのです。

まだ若いヴィンテージか、熟成で飲み頃を向かえたヴィンテージか、熟成のピーク前後で

おいしさの頂点に近いヴィンテージか、熟成のピークを下り始めたヴィンテージか、オールド

ヴィンテージか大雑把には判別可能だと思います。そこからペリーさんの選びそうな

ヴィンテージを推測すれば、67%ぐらいの確率で当てることができると思います。」

「正解は、三分の二ほどの確率ですね?」


長尾は、自分自身に言い聞かせた。


「あとは、私の持っている運次第のようですね?」

「最善を尽くして闘います。」

「よろしくお願い致します。」

岸和田PAのスミレ⑧ スミレの種弾ける

2012-05-09 21:16:49 | 野路・里山のスミレ
 昨年は、スミレの花に興味を持ちました。

今年は、スミレの花だけではなく、種にも興味を持つようになりました。


 高速道路のPAのミニ庭園を囲っている石ブロックの外側にスミレが根付いていました。


 
 このスミレは、さや二つが完全に弾けて、種が飛び散っています。




 こちらのスミレは、二つのさやは弾け飛んでいます。

一つは、弾ける前のまだ丸い状態です。