@観衆を魅了する発表とはどんなものか。多くの超名人の記憶に残る言葉は、実にシンプルでいつまでも覚えていられる言葉を用いていることだ。キング牧師の「私には夢がある」(I have a dream)、スティーブ・ジョブズの「ハングリーであれ、愚かであれ」(Stay hungry, stay foolish)などどれも多くを語ってはいない。人々に共鳴する一言だ。人は多くを一度に覚えることは無理だと言う。記憶に残るのは最大限3つが平均らしい。となれば如何に結論を3つにまとめ、伝えるかである。大事なことは、印象に残る、だれもが解る言葉を使うことだとも言う。でよく言われるのは小学6年生にも解る言葉・表現を使うことにその重要ヒントがあるとも言われる。その他「伝え方」のヒントがここにある。話は変わるが、お役所・公的解説説明文など専門家でも一読で理解できなものが一般の人に理解できる訳がない。本当に「誰を対象に伝えようとしているのか」疑問がいつもある。伝えたい人・対象に理解してもらわなければそんな文章は意味がない、が理解できなくとも良いと思っているのか疑問だ。
『伝え方の教科書』木暮太一
- 伝え方の「やり方・法則」を覚える
- 「報告・連絡・相談・依頼・指示・打ち合わせ・・・」
- 「わかりやすい」が一番・「わかる」の3つの基本
- 把握・納得・再現
- 「誰に」「何を」伝えるのかを明確にする
- 何が言いたいのか=結論=理由
- 相手に伝わる日本語を使う
- 相手が何をイメージするのかを考える
- 書くように話す=話し言葉(主語・述語を明確に)
- 5W1H
- 正しい順序で話を組み立てる
- 短くする・接続詞は一つまで・修飾語は使わない
- 相手に伝わる言葉に言い換える
- 専門用語は使わない・熟語は漢字とひらがなにする
- 「広く・早く」等は数値を使う
- 「テンプレップの法則」
- Theme/Number/Point/Reason/Example/Point
- 話のテーマ「これから・・について話します」
- 言いたいことの数「ポイントは3つあります」
- 結論・要点「結論から言いますと・・・」
- 理由「なぜなら、・・だからです」
- 具体的な話「たとえば・・・」
- 結論・まとめ「最後に結論を繰り返して話を締めくくる」
- 「まとめ」
- 納得してもらえなければ伝えたことにならない
- 納得してもらうには、話が論理的でなければならない
- 論理的に伝えるために、ロジカルシンキングは不要
- 結論を支える理由と具体例を伝えればいい
- 複雑な話は、シンプルな話の積み重ね
- 他の選択肢をけさなければ納得してもらえない
- 相手に興味を持ち、相手を知り、相手になりきり合わせる
- できるだけ相手と同じ経験をする
- 絶対に相手と同じ目線は持てない。謙虚な気持ちを忘れず努力