新快速の加工記録

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[東急]5050系4000番台 比較レビュー<No.021>

2015年03月26日 03時05分42秒 | 鉄道模型(それ以外)
 こんばんは。
  3月26日(木)分の更新です。
  今回も夜分遅くの更新失礼致します。



 BSのプロトとなった5050系4000番台の4109F。
  画像は2013年3月に撮影したものです。
   この画像は拡大致しません。

さて,今回は東急 5050系4000番台の比較レビューと致しまして,KATO製とGM製を比較して行きたいと思います。
今回も辛口なレビューになるかと思います。
前回の記事をまだご覧になっていない方はこちらからご覧下さい。
それでは,画像と合わせてご覧下さい。

 ここからレビューです。

A.前面

左がGMで右がKATO。
FRP部分の色は両社ともさほど変わりない。
ただし,黒い部分はKATOの方が艶があり,色も濃いのが特徴。
これに関しては光の当たり具合で大きく変わって来るので,どちらが正しいとは一丸に言えないが個人的にはKATO派である。
テールライトは実車と比較すると両社とも大きめではあるがそこまで気にならない。
赤帯に関しては太さはGMが正解,KATOはヒカリエ号並みの太さになってしまっている。
ただし色合いはGMは薄すぎでこれに関してはKATOが正解。
スカートやその周りに関しては作り分けをしっかりと行われているKATOに軍配が上がるだろう。
それにしても,KATOの乗務員仕切りはイマイチ,ステッカーなどを貼ってグレードアップしたいものである。

B.側面前方

同じく左がGMで右がKATO。
この部分だけで見ればKATOの圧勝である。
メタリックな塗装を始め,FRP部分の長さ・乗務員ステップの再現など全てが揃っている。
逆にGMはメタリックな塗装がされてなかったりFRP部分が長すぎる。
ただし,KATOは車番の太さが車両によって異なっていた事が残念(GMは揃っていた)。
赤帯に関してはKATOははっきりとした赤でGM製は少しピンクがかかったような色である。

C.側面全体

続いて,側面を全体で見た画像をご覧頂きたい。
強引な撮り方となってしまったが,上がKATOで下がGM。
遠くから見てもKATOの方が実車の色合いに近く,GM製はメタリックではない編成でもまだまだ足りないぐらいである。
窓ガラスに関してはKATOがかなり緑のスモークが強く,GM製は青がかっているが透明に等しい。

D.側面車端部

手前がKATOで奥がGM。
KATOは黄色のテープが印刷された最新仕様となっている。
号車の文字はステンレス色なのでこれはKATOが正解(奥のGM製は改新車輌のものを使用,白い文字)。
KATOのドアコック表記が赤一色となっておりこれはエラー。
GM製の方は管理人がインレタで低い位置に打ち込んでいるが,表記の色自体はこれが本来のもの。

E.東急コーポレートマーク

強引な撮り方をしているが,東急のコーポレートマークに注目して頂きたい。
上がKATOで下がGMである。
これに関しては大きな差異が無く,どちらも綺麗に印刷されている。
大きさもさほど変わりない。
若干GM製の方が下の位置になっているが,どちらも十分に許容範囲である。

F.側面はしご

同じく上がKATOで下がGMである。
これに関してはGMの方に軍配があがる。
KATOは一体パーツで黒,GMは別パーツで白(少し灰色がかっている)である。
確かに汚れるとKATOのように黒になるが,落成時はGMのような色である。
その色を表現するのにはGM製の方が圧倒的に楽である。
ただし,はしご自体の形状はKATOの方がリアルかもしれない。

G.妻面

連結すると見えない部分ではあるが,せっかくなので比較。
左がGMで右がKATOである。
GM製は配管がはっきりしているが,KATO製はややフラットな感じである。
配管の構造が同じ3号車のヒューズボックスが2つ付いている側で検証しているが違いがある。
これに関してはどちらが正しいかを後日検証しようと思っている。

H.空調装置

前回の記事でさほど変わらないと書いていたが,実際は大きく出ていた。
手前がGMで奥がKATOである。
同じ三菱製のクーラーであるが,正しくはKATOである。
GM製のクーラーは5000系シリーズにおいて1・2次車が装備しているものなのでエラーである。
続いて歩み板に着目したい。
これもGM製はエラーであり,歩み板が短く水抜き穴もない(これは1~4次車が該当)。
それに対してKATO製は水抜き穴もしっかりと再現,かつ歩み板も長いものになっている。

I.パンタ配管



パンタ配管はどちらかと言えばGM製に軍配が上がる(これは後述で)。
どちらも手前がGMで奥がKATOである。
GMはヒューズボックス付近などを曲線にして立体感を出そうとするような感じで,KATOは直線で自然に見せようとする性格の違いが表れている。
これに関してはどちらも悪くはないと思う。
ただし,KATOは所々で配管にエラーがあった。
ヒューズボックスに関しては色はKATOの方が正しいが,形状はGM製の方が正しい。
パンタ自体はKATOの圧勝である(GM製のパンタもKATO製に改装するぐらい)。

J.台車

左がGMで奥がKATOである。
これはKATOの圧勝である。
KATO製はモールドが濃く重みのある台車だがGM製はが薄く台車の構造が良く見えない。
ただ,車輪を黒くすれば少しは良くなるかもしれない。
対照的にKATO製は黒染め車輪の効果が十分に出ているのが分かる。

K.総括
個人的にはKATOに軍配が上がる。
やはり,メタリックな塗装が再現されている点がとても大きい。
とは言い,GMの基盤からKATOの今回の出来栄えがあるのではないかと思う。
そして,GM製も色々と上げて来たが,無加工時はあまり良くなかったとしても,手を加えて行けば実車に近くなる要素があるのではないかと思う。
そのため,両社の製品とも,加工する楽しみがある製品であると思う。

 今後の事で・・・
前回・今回とレビューの方を書かせて頂きました。
次回以降,当サイトのメインである加工内容を書いて行きたいと思います。

本日の記事は以上です。
最後までご覧下さいまして,ありがとうございました。

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