美和山吹の川柳ブログ***「川柳歳時記」「川柳画」など。***

このブログを始めてから、11年がたちました。
「川柳歳事記」は、良い川柳を読む機会のない人のため載せています。

穴埋め川柳の回答

2013-01-30 10:38:47 | 穴埋め川柳
川柳に王道無し

学問に王道無しといわれるように、川柳にも王道は無い。
しかしながら、先人の句を詠んでいるうちに、ある表現法を自分も身につけていくということはあると思う。
そこで、いくつかの句を覚えてしまっていると、いつか川柳を詠むときに、その表現法にのっとって川柳が出来ることがある。
そういう意味で、ここに、穴埋め川柳の答えを掲載するので、鑑賞してほしい。
正解と言うのはあくまでも、詠んだ人のそのままの語句と言うことである。

病院は○○になっていくところ   元気
温暖化○が恋しくなってくる   雪
貧乏も○○にかわるクラス会   美談
失恋が○○だったかもしれぬ   幸運
いくさの非○○な男語りだす   無口
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川柳 宿題(途中) 五客

2013-01-30 09:18:13 | 宿題(川柳教室)

客 良いとこになると割り込むコマーシャル
客 正解はCM後にと気を持たせ
客 俺俺に途中で気付く丸い背
客 俵から出てたとビデオ何度でも
客 不甲斐ない試合リモコン取り上げる
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川柳 席題(贈る)

2013-01-29 16:55:09 | 席題(川柳教室)

5点 お返しは出世払いと孫が言い
7点 プレゼント贈られて知る誕生日
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川柳 宿題(振り向く) 三才

2013-01-29 15:24:03 | 宿題(川柳教室)

人 振り向けば飢えた記憶の少年期
地 いつの間に妻が後ろを気にしてる
天 振り向いて似た面影に足をとめ
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穴埋め問題

2013-01-29 13:13:24 | 穴埋め川柳
川柳的発想

先日、穴埋め川柳を掲載したところ、訪問者が急に増えた。
そこで、二匹目のドジョウではないけれど、そのような内容の記事を載せないわけには行かない。
そこで、よく使われる川柳的発想で詠まれた句を紹介する。
これができれば、川柳上達の近道を手に入れたことになる。

病院は○○になっていくところ   
温暖化○が恋しくなってくる   
貧乏も○○にかわるクラス会   
失恋が○○だったかもしれぬ   
いくさの非○○な男語りだす   

*現代川柳必携(田口麦彦)(三省堂)に掲載の句を引用しています。
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川柳 市民文芸

2013-01-29 10:43:30 | 市民文芸

手紙

追伸に本音が覗く子の便り
娘へのメールに絵文字追加する
前略に続く言葉が出てこない
日本を真ん中に置く世界地図
カーナビに任せて進む知らぬ道
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川柳 宿題(振り向く) 五客

2013-01-29 09:24:03 | 宿題(川柳教室)

客 振り向けば元気な妻がいる安堵
客 すれ違い見れば振り向く鉢合わせ
客 振り向くと手のなる方へ人の列
客 競争を避けて古希まで生き延びた
客 定年で昔話が好きになる
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川柳 席題(蝉)

2013-01-28 15:43:15 | 席題(川柳教室)

4点 夕立が去ると降りだす蝉しぐれ
4点 生き抜いて命七日の蝉の声
4点 子供らに宿題急かす秋の蝉
5点 耳鳴りが森に溶け込む蝉しぐれ
8点 盆休み蝉のガイドで墓参り


*真冬に蝉の題で、すみません。
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川柳 宿題(らぶらぶ) 三才

2013-01-28 13:05:29 | 宿題(川柳教室)

人 待つことも待たせることも胸弾み
地 一夏の思い出にせぬプロポーズ
天 汗臭いパパの胡坐が僕の席
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長屋の川柳論

2013-01-28 10:24:49 | 長屋の川柳論

出来るだけ省略

八っアン 「前に言葉の省略について聞いたんだけれど、省略もなかなか難しいね。」
ご隠居さん「もちろん、それが出来れば、一人前だよ。
前に言ったほかにも、川柳は17文字だから、言わなくてもわかることはできるだけ省略することだよ。」
熊さん  「何時も、省略については考えているけれど、省略しすぎて、意味が分からないくらいだよ。」
ご隠居さん「それじゃあ、ダメじゃないか。
例えば、
入学の孫の後ろをそっと付け
と言う句があったとする。
よく読んでみると、おじいちゃんかおばあちゃんが、初めての入学で学校へ行く孫が心配で付いていくというところだろう。
それなら、別に、後ろといわなくても、当然後ろを付いてゆくことになる。
入学の孫に隠れてそっと付け
としてみる。
まだまだ、そっと付けていくのだから、隠れていくことは書かなくても分かっている。
入学の孫を門までそっと付け
これだと、心配してつけて行ったけれど、教室まで付いてゆくことができず、門の当たりで心配しているところまでその姿が浮かんでくるようだ。」
八っアン、熊さん 「なるほど、これは良くわかりました。」
ご隠居さん「まだまだ、この句だって、いろいろと表現の余地があることだけ入っておこう。」
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