「老いて新鮮」 （松ひさし）

スイカと大根

夏だ太陽が照りつける
畑にスイカがごろりごろり
畑の傍の道を行く老い人が立ち止まる
スイカには暑さが養分か
つるについた丸い実が玉となりどんどん大きくなる
渇水のときの用心か
スイカは玉のなかに甘い水分をたっぷりたくわえる
この炎天に鮮やかな緑の縞の肌　スイカの元気よさ
少年が老い人を追い越して行く
少年も暑さは養分なのか
日焼けした肌を光らせ
ごろりごろりのスイカ達に目を止めず駆けて行く
「繰り言」（つづく）

「川柳歳時記

辛口
辛口も混じりコントに沸く茶の間
文豪に辛苦をなめた過去がある
激辛の父に我慢の母が居る

「老いて新鮮」 （松ひさし）

スイカと大根

夏だ太陽が照りつける
畑にスイカがごろりごろり
畑の傍の道を行く老い人が立ち止まる
スイカには暑さが養分か
つるについた丸い実が玉となりどんどん大きくなる
渇水のときの用心か
スイカは玉のなかに甘い水分をたっぷりたくわえる
この炎天に鮮やかな緑の縞の肌　スイカの元気よさ
「繰り言」（つづく）

「川柳歳時記

かまきり
かまきりの鎌貸して欲し永田町
肉食系女子だよ妻もかまきりも
お局様どこか似ているかまきりに

「映像川柳」

補聴器をつけて聞きたいこともなし
　　　　　　　　　　　　美和山吹

「川柳歳時記

株
古株の姉御が掴む首根っこ
塩漬けの株にうっすら情が湧く
切り株で木霊が歌う悲歌挽歌

「老いて新鮮」 （松ひさし）

スイカと大根
夏だ太陽が照りつける
畑にスイカがごろりごろり
畑の傍の道を行く老い人が立ち止まる
「繰り言」（つづく）

「映像川柳」

染みついた貧乏神が抜けきれず
　　　　　　　　　　　美和山吹

「川柳歳時記

カプセル
カプセルの中身信じる他はない
カプセルの最たるものは地球です
カプセルでおんな変身したつもり

「Web句会

Web句会　ユーモア
差し上げた枇杷が西瓜に化けて来る　　　　佳作
　　　　　　　　　　　美和山吹