美和山吹の川柳ブログ***「川柳歳時記」「川柳画」など。***

このブログを始めてから、11年がたちました。
「川柳歳事記」は、良い川柳を読む機会のない人のため載せています。

川柳 宿題(らぶらぶ) 五客

2013-01-28 09:06:23 | 宿題(川柳教室)

客 恋人のセーター編んで夜が白み
客 らぶらぶの噂通りに二人消え
客 老夫婦よりそう影が手をつなぐ
客 舌足らず童謡歌う膝の上
客 古希過ぎて妻の耳かきひざまくら
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川柳 席題(裁く・捌く)

2013-01-27 16:06:25 | 席題(川柳教室)

4点 父なだめ妻の有利に子が裁く
5点 大岡の裁きも欲しい法治国
6点 幼子の喧嘩涙が勝名乗り
6点 裁かれず裁くこと無い無事の日々
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川柳 宿題(包む) 三才

2013-01-27 14:46:23 | 宿題(川柳教室)

人 気持ちだけ包んだはずが鯛に化け
地 モナリザは微笑に謎を包み込む
天 お祝の文字も弾ますのし袋
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川柳 市民文芸

2013-01-27 12:59:56 | 市民文芸

生きる知恵

プライドの軒低くして丸くなる
握手する知ってる顔の名が出ない
酔えばなお靴が知ってる帰り路
古希見えて五年日誌とザイル買う
子の世話にならぬと決め手生きる知恵
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表現したいという欲望?

2013-01-27 10:25:39 | 日記
ブログをはじめたとき、「なぜそんなことをやるのか?」と疑問に思う人もいた。
その人たちには、ブログへ何人かが訪れても、何も変わりはしない。
無駄なことをやるだけだという意識があるのだろう。
でも、ブログをはじめてみると、数十人しか訪れなかった。
それが百人を超えてくるとやはり嬉しくなる。
それの何が悪いのだろうか。
そもそも、川柳をはじめたのも、何か表現する手段を得ようとして始めたのではないだろうか。
だから、下手な川柳でも、・・・大体下手かどうかは世間が決めることである・・・自分の経験、思考などが表現できればそれでよいのではないだろうか。
最近、柴田トヨさんという詩人が注目されている。
といっても、90歳で詩をはじめ「くじけないで」という詩集を150万部売り上げ、先日、101歳でなくなった。
決して、彼女は、詩の才能に恵まれたわけではない。
彼女の詩の上手下手も、私にはわからない。
彼女にしても、詩集を売ろうとして、詩を詠んだのではないと思う。
ただ、読む人が感動したから、売れただけのだろう。

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穴埋め川柳

2013-01-27 09:51:09 | 穴埋め川柳
そもそも、このブログを立ち上げたのは、我が川柳会の川柳を紹介するためであり、穴埋め川柳で遊ぶつもりは無い。
ただ、長屋の川柳論からの成り行きで、今の川柳はこのように難しくなっているということが言いたかっただけである。
ところが、ブログ訪問者は、このような記事に興味を持っているのか、訪問者は昨日が最高となった。
果たして喜んでよいのかどうか。
それはそれとして、穴埋め川柳がわからないままでは、気分が悪いであろうから、早速に回答を示します。
もう一度、川柳を味わってみてください。

右腕に静かに生える○○○   湿地帯
理由なんてそこらあたりの○○○   夏蜜柑
愛すこし不足してます○○○   骨密度
煮凝りが解け生臭き○○   寒椿
○○一家の洗濯物がひるがえる   悪魔
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川柳 宿題(包む)

2013-01-27 09:27:42 | 宿題(川柳教室)

客 天体ショー六分間の昼の闇
客 騒音に包まれ活気づく工場
客 青春を包む水着がはちきれる
客 手拍子にきよしの小節よく回り
客 声援に包まれ球児熱く燃え
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川柳 席題(解散)

2013-01-26 16:45:44 | 席題(川柳教室)

4点 チルドレン巣立ちの時がやってくる
4点 政治家の将棋詰まると解散へ
4点 支持率が解散権をしばりつけ
5点 再会を誓い手締めのクラス会
8点 解散に合わせ自転車買う議員
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川柳 宿題(運ぶ)   三才

2013-01-26 14:56:00 | 宿題(川柳教室)

人 種まかず庭にコスモス風のわざ
地 掛け声に神輿を乗せて夏祭り
天 うたかたの夢を懐メロ乗せてくる
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長屋の川柳論

2013-01-26 13:00:39 | 長屋の川柳論
擬人化

熊さん  「自然も川柳に詠めるって聞いたけれど、それって本当かい。
川柳って、もともと人のことを詠むんじゃなかったのかい?」
ご隠居さん「そうだなあ。なぜ川柳で自然も詠むようになったのか、よく分からないけれど、たぶん、俳句から分かれてきたということが関係しているのかもしれないね。
俳句ではよく自然を詠むけれど、例えば、川柳でも月を人間に見立ててみて、月が人間だったら、どのように思うだろう、行動するだろうということで詠んだのがいわゆる擬人化じゃないのかな。」
八っアン 「それでは、月を詠んだら、どのようになるのかな?」
ご隠居さん「例えば、
連れ添った二人に月が微笑する
と言う句があったとする。
これは、いうまでもないけれど、月は人間のように笑わないけれど、連れ添っている夫婦か恋人を月が見て、にっこり笑っているというところかな。」
熊さん  「そういえば、
何だ何だと大きな月が昇り来る
というのもあったなあ。」
八っアン 「じゃあ一句
月が鏡であったなら・・・
熊さん  「古い古い、それじゃ演歌の世界だよ。」

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