「老いて新鮮」 （松ひさし）

家族は大事

人生の出来事　いや主体的な人の営みです
めでたい結婚があり　やむをえない離婚があります

　　　　　　「寝言（ねごと）」（つづく）

「川柳歳時記

紅葉
紅葉狩りいつも振られてばかりいる
もみじ前線南へ領海は荒れる
かんざしはもみじ一人の露天風呂

「柳誌」雑詠

飾らない言葉に愛を潜ませる

　　　　　　　　　　　「川柳さいたま」９月号

「川柳歳時記

限度
土瓶蒸もう限界だと蓋笑う
大臣の軽い資質にブーイング
ボタン飛び限度を知ったバイキング

「柳誌」雑詠

元気ならいつも貰える参加賞
　　　　　　　　　　　「川柳さいたま」９月号

「川柳歳時記

くらくら
くらくらの猛暑ものともせぬ球児
くらくらへ点滴ひとつずつが効く
くらくらを運び疲れた救急車

「映像川柳」

「川柳歳時記

雲
再起への背中押すのはあかね雲
遠い日の挽歌引きずる千切れ雲
ゆうゆうと百態の雲流れ行く

「柳誌」雑詠

全身を耳にして聞く褒め言葉
　　　　　　　　　　　「川柳さいたま」９月号

「川柳歳時記

気取る
母の手が触れると気取る月見草
ユニクロで少し気取っているくらし
丁寧語使ってばあちゃん舌を噛む