美和山吹の川柳ブログ***「川柳歳時記」「川柳画」など。***

このブログを始めてから、11年がたちました。
「川柳歳事記」は、良い川柳を読む機会のない人のため載せています。

川柳の背景

2013-07-25 09:32:20 | 川柳の背景
妻にだけ有って夫にない予定
妻は病気のため、定期的に病院へ行っている。
最近は入れ歯も調子悪くて、歯医者へ通っている。
また、週1回はデイサービスへ通っている。
そのため、カレンダーは妻の予定でいっぱいである。
それに比べて、夫の予定は、週2回の川柳教室くらいである。
これでは、たまに電車でどこかへ出かけたらと妻に言われてしまう。
(断っておくが、これは何年も前に詠んだ句である)。
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川柳の背景

2013-07-20 13:10:17 | 川柳の背景
帰省の子待っている母は卒寿過ぎ
母は長生きだった。
一時は、仕事が忙しくて、年に1回も田舎へ帰ることがなかった。
それが、父がなくなってから、毎年きょうだいで会おうということになり、それからは毎年帰り、母も80歳後半だったけれど、下呂へ一緒に1泊の旅行に行っていた。
それが、最後の2年くらいは、老人ホームに入っていたので、会いに行くと大変喜んでいた。
私が行くと、ホームで出された梨などを、食べきれないからと言って、私にくれた。
母がなくなってから、もう数年がたつ。
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川柳の背景

2013-07-19 14:08:55 | 川柳の背景
追伸に本音が覗く子の便り
これも初期の句である。
「追加」という題で詠んだ句で、私としては結構良い句ができたと思っていた。
ところが、その後川柳本を読んでいると、追伸と本音を組み合わせた句は掃いて捨てるほどある。
そこで考えたのが、川柳のデータベースである。
とりあえず、自分の詠んだ句について、データベースを作ったけれど、やはり日本全国で詠まれた句についてデータベースを作ることはかなり大変だろうと思う。
そのため、「これは私が詠んだ句だ」というものを探すのはかなりむつかしい。
そのためか、ベテランの川柳家になるほど、あまりよくわからないような句を出してくることになる。
本当にそれでよいのかと思ってしまう。

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川柳の背景

2013-07-17 14:28:01 | 川柳の背景
ゴミという宝の山で稼ぐ子等
これは私の初期の句であり、フィリピンかどこか、東南アジアの国で、子供たちが、悪臭のするゴミの山で、金属の切れ端などを探して、それを売って生活費にしている映像をテレビで見て詠んだ句である。
これに対し、その後「川柳マガジン」を読んでいたら、次のような句を見つけた。
生きる糧信じて探すゴミの山
この句がどのような状況を詠んだ句かは知らないけれど、私の詠んだ句と状況は似ているのではないかと思う。
やはり、「川柳マガジン」に載るような句は、うまく詠んでいるなと思った。
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川柳の背景

2013-07-16 14:40:20 | 川柳の背景
幸せな初夏へ招待さくらんぼ
何かおいしいものを食べただけで幸せだなあと思うことがある。
佐藤錦のような高価なサクランボには、とても手が届かないけれど、安くなった頃や輸入品なら年金生活をしていても食べられる。
そして、サクランボを食べると、「ああ、初夏だなあ」と思う。
最近では、いろんな野菜や果物が季節以外でも食べられたりするので、あまり「旬」というものを感じなくなりつつあるけれど、やはり旬のものはおいしくいただくことができる。
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川柳の背景

2013-07-15 10:01:16 | 川柳の背景
受賞した知らせ日本を活気づけ
この句は、「波紋」という題で詠んだ句である。
受賞したと書かれていても、どんな賞かは書かれておらず、句としては平凡な句としか思えない。
これは川柳が17字で詠まなければならないことによるものである。
しかしながら、そのあとに続く言葉が、日本を活気づけと書いてあるのだから、たぶん大きな賞だろうということは推測できる。
実は、この句を詠む少し前に、山中伸弥教授がノーベル賞を受賞したのである。
その背景を知れば、ある程度は納得もできるというものである。
私なら、もっと上手に盛り込めるという人がいたら、ぜひ詠んでもらいたい。

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川柳の背景

2013-07-13 15:06:28 | 川柳の背景
帰りには道で蟷螂轢かれてる
朝ゴミ出しに行くときカマキリが道を歩いていた。
ところが帰りに見たら、車に轢かれて死んでいた。
たったそれだけのことである。
これが川柳かと思いながら、選者によっては、うまく鑑賞してくれるかなとも思った。
人生も、このカマキリのようにはかないものだと言えば、川柳ともいえなくもない。
果たして、皆さんはどのように鑑賞してくれるであろうか。


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川柳の背景

2013-07-12 10:42:22 | 川柳の背景
辞書を引く手間を惜しんで誤字脱字
当然のことのように、何も考えないで書いた漢字が間違っていることがある。
幸福でない場合には、「不幸」と書くが、「おやふこう」の場合には、「親不孝」と書く。
それを何の疑いもなく「親不幸」と書いて、川柳教室で指摘されたことがある。
また、「ゴーヤ」と言っている植物は、正式には「ゴーヤー」だと言い、川柳では字数が1字違ってくることになる。
やはり、自分の知識なんか知れたものなんだから、間違いのないように、辞書を引く習慣をつけるのがよいと思う。
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川柳の背景

2013-07-11 14:37:29 | 川柳の背景
聞き分けを電子音から試される
最近はやたらと電子音が鳴り響く。
ポットのお湯が沸いたときは、メロディだからよくわかるが、「ピィ」となった場合には
どの電化製品が鳴ったのかよくわからない。
電子レンジが、チンし終わった時、取り出すのを忘れているとき、魚焼き器が適温になった時などなど。
聞き分けられないばかりか、聞きもらすと、魚も焼け焦げてしまう。

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川柳の背景

2013-07-10 11:34:55 | 川柳の背景
自分だけないと信じる医療ミス
手術をする時、医者は、病状や手術の方法などを説明し、同意書?にサインを求めてくる。
もちろん、ここで拒否すれば、手術は行われない。
そのため、同意せざるを得ない。
妻の手術をした時も、どんな医者かも知らず、場合によっては、後遺症が出るかもわからないと言われても、同意するしかない。
向こうも、まったく心配ありませんと言って、もし何かあった時に自分の責任にされるので、危ないようなことも言う。
もうこうなったら、自分には医療ミスがないと腹をくくって手術に応じるしかない。

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