末っ子は反面教師持つ時も
末っ子さんは、教師の夢も抱いているのでしょう。
いろいろと、将来を模索している様子を「持つ時も」(座5)と、巧みなまとめ方をしています。
私は、研究会などの時に、「先生ではなく、ぜひ教師になっていただきたいと、いつも話しています。「教える師に…」
*一行目の「末っ子さんは、教師の夢も抱いているのでしょう。」はどこから、導かれてきたのでしょうか。
反面教師は言うまでもなく、悪いことをしているのを見て、自分はそのようになるまいとする場合に使われる。
例えば、親が飲ん兵衛で、失敗ばかりしていたために、その子は酒を飲まなくなったというような場合の、親が「反面教師」である。
だとすると、この17音だけでは、教師の夢というのは出てこない。
この鑑賞を書いている人は、私もよく知っており、川柳歴も長いので、できれば直接聞いてみたいくらいである。