川柳の表現ルール
熊さん 「川柳を読んでいると、時々意味の分からないのがあるんだけれど・・・。」
ご隠居さん「それはね。川柳を長いことやっている人たちには、分かる独特のルールがあるんだよ。
例えば、次郎冠者といったら、狂言の役というより、次男坊といった程度の意味で使われているようだ。」
八っアン 「そういえば、あるある。キリギリスというから、寓話のウサギと亀、ありとキリギリスのキリギリスかと思ったけれど、ただ単に自分のことを指しているようだった。」
熊さん 「そういうのは、普通の辞書を引いても出てこないけれど、川柳関係にそのような辞書はあるの?」
ご隠居さん「たぶんないね。川柳かが勝手に使っているから、読者が考えるしかないね。」
八っアン 「それでは、川柳をたくさんの人に読んでもらうことはできないけれど、それでもいいの?」
ご隠居さん「じゃあ、作ればいいじゃないか。でも誰も買わないよ。」