美和山吹の川柳ブログ***「川柳歳時記」「川柳画」など。***

このブログを始めてから、11年がたちました。
「川柳歳事記」は、良い川柳を読む機会のない人のため載せています。

川柳の普及

2012-12-31 15:27:30 | 長屋の川柳論
熊さん  「川柳にも分かり易くて、誰でも知っている句があるだろう。」
ご隠居さん「孝行のしたいときには親はなし   なんてね。
もう、そういう誰でもわかる句は詠みつくされているんだよ。」
八っアン  「そんなこと分からないじゃないか。ないと思っているだけじゃないの?」
ご隠居さん「じゃあ、読み尽くされていないところがどこにあるか言ってごらん。そうしたら、誰でも分かるよい句を詠んでやるよ。」
熊さん  「そうじゃないよ。誰でも分かるよい句を詠んでくれたら、そこが詠み尽くされていないところだよ。」
(これではまるで一休さんの虎退治だね)
ご隠居さん「それとは別に、誰でも分かるよい句が同人の本の中にもあるんだよ。」
熊さん  「だって、誰でも読めるところになければよい句があっても読めないだろう。」
ご隠居さん「川柳の本なんて作っても売れないから、たくさんは作らないんだよ。」
八っアン  「本を作らないから読めないし、読めないから良い句を庶民が知らないんだよ。」
(これでは堂々巡りだね)
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川柳 雑詠

2012-12-31 15:18:30 | 近詠
不可もなく可もなくて来る除夜の鐘
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川柳 雑詠

2012-12-31 10:45:29 | 近詠
大晦日御節を食べる破目になり

川柳は普通注釈をつけないものである。
ただ、この句はよく分からないのではと思い注釈をつけた。
それだけ詠み込みが下手ということでもある。
私の体調が悪いため、年始の挨拶に来るのを断った。
そのため、たくさん買っておいた御節が余ってしまい、賞味期限が切れることになりそうである。
そこで、悪くなりそうなものから、大晦日にもかかわらず食べるということになった。
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川柳 席題(ダイエット)

2012-12-31 10:42:35 | 席題(川柳教室)

5点 LLがLになったとはしゃぐ妻
5点 ダイエットしたのに癌と疑われ
6点 鏡からそそのかされるダイエット
7点 やせたねと言われ苦労が吹き飛んだ
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川柳 宿題(客)

2012-12-31 08:56:56 | 宿題(川柳教室)

人 ヒーローが生まれスタンド沸き返る
地 すっぴんの時に限って不意の客
天 招かれて上座に腰が定まらず
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川柳 席題(指輪)

2012-12-30 15:57:33 | 席題(川柳教室)

5点 合コンで指輪の跡が気にかかり
5点 引き出しに指輪寝かせて老いてゆく
6点 老夫婦指輪が苦労語りだす
8点 下心あって指輪を抜いておく
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川柳 宿題(気まま)

2012-12-30 15:23:45 | 宿題(川柳教室)

人 同居せず田舎暮らしを選ぶ母
地 俺流とわたし流とで共白髪
天 どちらでも良い末っ子のマイペース
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川柳 席題(涼しい)

2012-12-30 11:42:54 | 席題(川柳教室)

4点 風鈴が涼しさを呼ぶ音で鳴り
4点 孫たちが帰り風鈴響く部屋
5点 ひとときの涼を呑み込むかき氷
5点 打ち水をたっぷりと撒き客を待ち
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選句のお願い

2012-12-30 09:27:37 | 日記
下に載せてある句は、私がある柳誌に投稿したものです。
一応、私なりに、選ばれたい句は、前のほうに持ってきているつもりです。
ところが、選ばれたのを見ると、うしろのほうの句も入っている。
選者にしてみれば、この人の詠んだ句は、おまけして何句拾ってやればよいか、ということで、それだけの数が選ばれているのかどうかが知りたい。
そこで、ご面倒でも、この中から5句を選んでもらいたい。
句の前についている番号をコメント欄へ送って欲しい。
もし、2人以上の選句があれば、結果を発表します。
もちろん、句についての、コメントがいただければ、それに越したことはありません。
お手数ですが、よろしくお願いします。

1 協調が出来ず一芸磨き上げ
2 手抜きする自分が好きでやめられず
3 横文字がダウンロードをためらわす
4 息抜きに性善説を盛り付ける
5 情熱の欠片に未だしがみつく
6 積んできた信用無くす罪作り
7 欠点を身づくろいして旅に出す
8 逆境が隠れた才を開かせる
9 落ち葉にも役目果たした自負がある
10 アルバムの中へ逃げ込む病み上がり

なお、ここに載せてある順番は、投稿のときの順番ではありません。
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長屋の川柳論

2012-12-30 09:15:16 | 長屋の川柳論
川柳の奥の深さ
八っアン  「ペケポン川柳は川柳じゃないのかい?」
ご隠居さん「いや、一応は川柳だよ。これも偉い人の話だけれど、575で詠んだ句の中で、俳句じゃないものは全部川柳で頂くといっていた人がいるからね。」
熊さん   「じゃあ、ペケポン川柳も立派な川柳だね。」
ご隠居さん「いやあ、そこがむずかしいところでね。昔、狂歌というのがあったけれど、あれは単なる言葉遊びだからというので、別物扱いにしてたんだよ。
だから、どっちかといったら、どっちかな・・・。」
八っアン  「じゃあ、俳句の芭蕉さんは偉いんじゃないのかい?」
ご隠居さん「そりゃ、偉いに決まっているよ。俳聖といわれたくらいだからね。」
熊さん   「でも、芭蕉さんの句は、誰でも分かるし、誰でも知ってるよ。」
ご隠居さん「いくら同人だからといって、芭蕉さんと比べられちゃあ叶わないなあ。」
熊さん、八っアン「じゃあ、芭蕉のように誰でもわかり、まねの出来ない句を詠めばいいんじゃないの?」
ご隠居さん「そこが川柳の難しいところなんだよ。川柳は奥が深いんだから。それが出来れば、誰でも川柳聖になってるよ。」
熊さん  「なんか、ごまかされた、かんじだな。」
(会話はだらだらと津図いているのだけれど、頭に、キーワードをつけさせてもらった)。

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