美和山吹の川柳ブログ***「川柳歳時記」「川柳画」など。***

このブログを始めてから、11年がたちました。
「川柳歳事記」は、良い川柳を読む機会のない人のため載せています。

一日一句

2024-02-29 08:28:06 | 一日一句
一日一句
泣く
実印を押したが最後泣きを見る
悪ガキの泣きまねについ騙される   美和山吹

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「私の好きな句」

2024-02-29 08:26:13 | 川柳マガジン

野次飛ばす方も決め球持ってない
ポケットの隅で反論する野心
蜜蜂に野に咲く花の地図がある

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一日一句

2024-02-28 08:16:41 | 一日一句
一日一句
泣く
泣きながら母の棺に釘を打つ
八冠に泣きの一手は通じない   美和山吹


*題詠で、2句以上詠んだ時には、2句(あるいはそれ以上)載せることもあります。
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「誹風柳多留

2024-02-28 08:14:05 | 解説
妻よばりおきやれとけなす松洞寺
松灯寺は下谷竜泉寺町にあった。紅葉の名所として知られている。古川柳に出て来るときは、近くにある吉原とセットになっていることが多い。この句もそれを匂わせている。この景色を女房にも見せたいものだと言えば「おきゃがれ」と仲間に言われても仕方がない。紅葉見物は言い訳でどうせこの後は吉原へ繰り込むのが目的であるからだ。
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「私の好きな句」

2024-02-28 08:11:10 | 川柳マガジン

じいちゃんと我慢くらべをする湯船
ギャラリーが増えると熱くなる試合
熱を見る母の手のひら優しくて
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一日一句

2024-02-27 08:01:15 | 一日一句
一日一句
本屋へも行けずネットの電子辞書   美和山吹
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「私の好きな句」

2024-02-27 07:58:16 | 川柳マガジン
抜く
抜き打ちの姑に慌てたインターホン
ライバルを抜くのにはまだ足りぬ汗
抜きながら草の生命力思う

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一日一句

2024-02-26 08:17:06 | 一日一句
一日一句
イヤホンを外してもまだ不快感   美和山吹
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「誹風柳多留

2024-02-26 08:13:52 | 解説
初かつほかと僧正ハむがで聞キ
僧正とは辞書を引くと僧官の最上級とあるが、その上に大僧正がある。一般的にお寺の僧正さんといえば、その寺の住職を指すことが多い。僧籍のものは生臭いものは禁じられている。だから無我で聞くしかないのである。さすが偉いお坊さんであると、立てている句であるが背景には山口素堂の「目に青葉山ほととぎす初鰹」の句がある。つまり無粋でもあると言いたいのだろう。
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「私の好きな句」

2024-02-26 08:11:34 | 川柳マガジン

カラコロと渡ってみたい虹の橋
子の描く虹が紙面を突き抜ける
ばあさんや早く早くと虹を見る

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