美和山吹の川柳ブログ***「川柳歳時記」「川柳画」など。***

このブログを始めてから、11年がたちました。
「川柳歳事記」は、良い川柳を読む機会のない人のため載せています。

「川柳歳亊記

2024-10-31 07:32:09 | 川柳マガジン
リズム
天界のリズムか四季が巡り来る
夕立が第九の音を連れてくる
天知る地知る神のリズムが狂い出す
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「川柳歳亊記

2024-10-30 07:34:32 | 川柳マガジン
落胆
落胆にくじけず初志を貫徹し
落胆を再挑戦に変える意地
落胆も大志も刻む日記帳

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「川柳歳亊記

2024-10-29 07:33:14 | 川柳マガジン
余韻
潮の香を楽しむように髪洗う
甲子園余韻を詰める砂袋
肩書きの余韻男は手放せず

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「誹風柳多留」

2024-10-28 07:26:29 | 解説
舟宿にサデン四五卷とんだ亊
左伝とは、春秋左氏伝のこと。略して左氏伝、または左伝とも言う。「春秋」の手引書で、三伝の一つ。三十巻。左丘名の作と伝えられる。三伝のうち最も文にすぐれ、史実に詳しい(広辞苑)。今で言えば堅い参考書でもあろうか。それを持って家を出たのだが、それは舟宿に預けたまま吉原で遊んでいるどら息子である。親をごまかす手立ては、昔も今もさして進歩していないと言うことである。
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「川柳歳亊記

2024-10-28 07:25:09 | 川柳マガジン
夕さる
夕さるは友と肩組み縄のれん
人肌も酒も恋しい夕間暮れ
夕されて風が身にしむ十二月

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川柳歳亊記

2024-10-27 07:48:27 | 川柳マガジン
やがて
残尿感こおろぎの音にあるやがて
残り時間もうありません抱きしめて
以上でも以下でもなしでやがてゼロ

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「川柳歳亊記

2024-10-26 07:27:44 | 川柳マガジン
もう一度
まだ白を汚さなかった日へ帰る
もう一度見ておきたいと覗く窓
おいて下さい 昨日と同じ樹の下に

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「川柳歳時記

2024-10-25 07:24:57 | 川柳マガジン

登校のおはよう明るさ撒いて行く
病む母に明るい笑顔会話する
明るさと元気賀状に書く師走

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「誹風柳多留」

2024-10-24 07:21:08 | 解説
わづかな月も品川数に入
この句は品川の二十六や待ちの句らしい。二十六夜待ちとは、陰暦の正月と七月との二十六日の夜半に月の出るのを待って拝すること。月光に阿弥陀・観・。勢至の三尊が姿を現すと言い伝えられ、特に江戸では七月に高輪・品川などで盛んに行われていた(広辞苑)という。当然この日は品川遊郭の物日(紋日)である。吉原には月の紋日はいくつかあるが、品川のそれは珍しいことなのだ。
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「川柳歳亊記

2024-10-24 07:19:49 | 川柳マガジン

無一文皆の力で立ち上がる
無視無言これよりつらい刑はない
命あれば無一文でも出直せる
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