川柳 席題 「団扇」

４点　甲子園うちわが止まる好プレー　　　純
４点　さりげなく隣を煽る思いやり　　　　順
６点　パタパタと扇いでつなぐ話の間　　　孝

川柳 穴埋め問題

対比の妙

姉という○すねたり甘えたり　　　　　　　
飲んでほし　やめても欲しい○をつぎ　　　　　
歯ブラシの硬さ　○りの柔らかさ　　　　　　　　　
あなたならどっち茶碗と大○と　　　　　　　　
平穏とはこの水の音△△の色　　　　　　　　　

＊２句目は有名な句だからわかると思います。
対比の妙ということは意外な対比となっているため、穴埋めとしてはわかりにくいと思います。

これの回答を持って、長屋の川柳論も一段落にしたいと思います。
その後はまとめのようなものを書くかどうか、まったく白紙です。
長い間、ありがとうございました。

宿題 コーヒー 三才

人　激論もコーヒーが出て一休み　　　　照
地　コーヒーんー香りに満ちて孤独の日　　市
天　プロポーズモカの香りに援護され　　　孝

宿題 コーヒー 五客

客　喫茶店いつもの席が空いている　　　　純
客　コーヒーで浮世を忘れクラシック　　　照
客　高速の渋滞モカで眠気去り　　　　　　市
客　コーヒーの香りを殺す厚化粧　　　　　山
客　豆を炒る香りが招く喫茶店　　　　　　山

自選句

皮算用一足す一を五に数え
世知辛い世間近所も遠くなり
一厘の梅が呟く春の詩
倉橋宏

川柳鑑賞

月面に今でもあるか星条旗
月面に立てた星条旗。面白い発見と着想です。空気が無いから風もなく、光の明暗だけで色が褪せたのでしょうか？句は問い掛けだけでなく、その先の創作があってもいいでしょう。
○新月になっても光らぬ星条旗

＊これは句の添削のために、句を批評しているのであり、一般の川柳鑑賞とは異なることは確かである。
しかしながら、評者の意見はよくわかるつもりである。
それにもかかわらず添削された句の星条旗が、月面にあるものだとは私には理解できない。
私の力不足は言うまでもないことだけれど、聡明な読者の方々には、分かるのだろう。

川柳 穴埋め問題の回答

対比の妙

ステーキは薄いが△△△△を派手に盛る　　　　　キャベツ
草萌えて□□□に萌えるものがない　　　　　　わたし
働ける臓器や働きたい○○　　　　　　　　　　臓器　　
誰よりも好きで嫌いなのが○○　　　　　　　　自分　　　　
嬉し泣きくやし泣きする○メダル　　　　　　　銀　

自選句

喜寿迎え大器晩成まだ途中
夕方に給油してます二合半
ピカソ展出てから顔を撫で直す
久保田禎一

柳誌

同病を相憐れんでまだ余裕

雑詠

踊り場で足踏みをして上られず