ピンクのカレー

僕はカレーが好きで
出張に行くとよくご当地カレーを買って帰ります。

友人もそういうことは知っているので
お土産でカレーを買って来てくれることはよくあるのです。

そして
今回頂いたのはこちらの

津軽の桃カレー。

・・・まぁカレーにすりおろしリンゴをいれてコクを出すというのはむしろポピュラーな手法でしょうし
果物の甘みによって味が深まるということもあるでしょう。

ただパッケージの写真を見る限り
色合いが素晴らしくピンク色です。

原材料を見てみると
どうやらかなりの桃ペーストが入っているようで
隠し味ではなくむしろセンターポジションといった感じです。

とはいえ
カレーのスパイスパワーに優しい甘さの桃がどう挑むのか？
緊張しつつ食します。

万が一の事を考えて
御飯とルーはセパレートにします


ビジュアルはかなり衝撃的ですね・・・
色合いはモモレンジャー的な真っピンクではなく
イチゴミルクのかき氷が溶けた時のような、少しくすみのあるピンクです。

しかし香りは完全にカレーです

すくなくとも目をつぶった状態ではカレー以外の何物でもなく
この段階では桃感はほとんどありません。

少しかき混ぜてみると
透明なゼリー状の小さな塊があります。
一瞬ナタデココかと思ったんですが桃ピューレの果肉部分だと思います。

ちなみにこの果肉は非常に柔らかく煮込まれていますので
食感もほとんど感じることなく口の中で淡雪のように消えてしまい
微細な甘さは感じるものの、ルー全体が甘口だと言われればそうなのかと思ってしまう程度で
特にインパクトのあるほどではなく、粘度が低いということも含め
人によっては単に『薄い』と感じるかもしれません。

その他の具は小ぶりなお肉ですが
こちらも元々の肉の色と混じってなのか
一層どぎついピンク色に染まっています(笑)

美味しいかどうかと聞かれれば諸手を上げて大歓迎とは言えない部分もありますが
特産品を活かそうとする気持ちが感じられましたし
リンゴを使うカレーよりも甘さが丸い感じで
単にウケ狙いというよりもこれもまた新たな可能性の一つを示しているのではないかなと思いました。

今現在はまだネタの域を脱してませんが
頑張ってほしいなと思います。

ごちそうさまでした。

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