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脳筋と言われても全否定できないが、それがおかしいということは自覚したうえで適切な判断をしたいものです

2013年09月19日 | 格闘技とかスポーツとか
よく体育会系の人に対して『脳味噌まで筋肉』略して【脳筋】などと揶揄されたりもします。

さて、
ここ数日世間を騒がしている動画がありますね。
バレー部の顧問の教師が生徒をビンタしまくってるアレです。

ニュースにも出てたので目にした方も多いと思います。
一般の人はあれを見て「なんてひどいことするんだ!」と憤ったと思います。

校長は会見(報告会?)で
日常的に暴行があったかどうかを調べて云々言ってましたが
日常的にどうのこうのではなく
この一件に対してどう考えるかを述べないと結局のところ
質問や疑問に対してきちんと答えていないということになるわけですよ。

そして一方
「この程度ならまぁ、酷いっちゃ酷いんだろうけどそうでもないんじゃない?」と思った人たちがいたのも事実です。

実は僕もその一人です。
もちろん行為自体は許されるものではありませんし
この顧問は傷害で刑事告訴されてしかるべきです。

その一方で偽りのない本音として出てきた考えで
僕が感じたのは簡単に言えば精神面はともかく体のダメージは少ないよな、という点
スナッピーなビンタなら大怪我になることは滅多にありません。
せいぜい鼓膜破れる程度・・・ってこの時点でもうおかしいんですが

これがグーパンチとか、正座させて顔面に前蹴りとか
腕立てさせながら横っ腹蹴るとか
椅子とか机とかゴルフクラブのシャフトでぶん殴るとか
竹刀を分解して細くて硬い竹状態にして背中とかお尻とかにフルスイングとか
呼吸できないくらいにベルトを締めあげて引っ張りまわして
意識がなくなったらベルトを緩めて、また締め上げて引っ張りまわすとかであれば
即座に「なんてひどいんだ!」って思えたと思います。

ただ、そう感じること自体が日本のスポーツ界の異常性ですよね。
幸いにというか僕自身はそういった伝統は止める方向に意識が向いていました。

また総合格闘技の僕と同世代の選手たちも
そういう時期を過ごしながらもやはりおかしい事は自覚していたので
全く新しい総合格闘技という歴史に狂った伝統は入れないようにしてきたんだと思います。
なのできちんとした総合のジムで体罰云々というのはほとんど聞きません。

スポーツ選手はよく「俺らの頃はこんなもんじゃなかった」といいます。
たいてい大して変わらないもんですが・・・

ただ、狂った時期を過ごすこと、
あるいはそういう時期を耐えてきたっていうことで基準自体がずれてしまってることってありますね。

でも
ずらさないと耐えられないんですよ

もちろん自分の基準軸がずれていることを自覚していればそれも含めて適切な判断もできるんですが
いまだに件の教師みたいのは山のように存在します。

【信頼関係のない体罰はただの暴力】
【手を上げられることは望まれない限りナシ】
【自分の基準がずれていることを自覚する】
当たり前のことをやるだけで問題のほとんどは解決するはずなんですが・・・

まぁ
脳も筋肉も主原料はタンパク質ですから
ちょっと構造=意識を変えるだけで正しい方向に進むと思うんですよ。

「自分の息子があんなのされたらどうする?」と聞かれましたら
「その日のうちに教師の自宅に家庭訪問しますよ」と行動派のバカ親っぷりを晒しますので
「いや、その前に子供いないだろ(=゜ω゜)ノ」と突っ込みながら↓に一票よろしくお願いします
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