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手心とは感謝の気持ち。

2012年06月27日 | 格闘技とかスポーツとか
先日とある格闘技サークルの練習を見る機会があった。

見た感じはいわゆる『厳つい系』というか不良系のような感じだ

見ると
初心者っぽい子をかなり厳しく追い込んでいるようだった。
ちょっと気になっていたが
打撃スパーリングでヘッドギアもなし、寝技でのパウンドまで入っていてかなり強く当てている。
見た感じやられている方はそれほど経験があるようにも見えない。

本来なら外部の人間がしゃしゃり出る幕ではないが
さすがに酷いと思ったので、出過ぎたマネとは思いながらも一声かけた。

案の定
連中は「関係ないのは引っ込んでろよ」「キツいのやらなきゃ強くなんねーんだよ」とのこと。
とりあえず練習中のケガは確かに犯罪にはならないけれど度を越せば傷害罪としても十分立件できることも伝えて
その他まぁそこそこの話もして場は収まった。

さて、
『厳しい練習』というのは格闘技選手に限らずスポーツ選手なら日常茶飯事の出来事です。
相撲の世界にも『かわいがり』というものが存在しますし。
どんな格闘技にも集中的ににシゴくというのはあります。
そして、それによって強くなるのも事実です。

しかし
完全に極まっている関節技をさらに強く極めて痛めつけたり、あるいは締め落としたり
打撃スパーリングで力の差があるにもかかわらず思いっきり打ち抜くのは全くの無意味だと思うのです。

もちろんそういう練習も必要です。
ですがそれは修練を積んだもの同士でやるべきものです。

それは甘い練習だとか手抜きという意味ではなく
練習として意味が無いというか
無意味どころかマイナスだからです。

追い込むべきは体力面や精神面であって
脳や関節や内臓などではないのです。

体力は回復しますがダメージは残ります。
また脳のダメージは見えませんし、
関節も完全に壊れるまで気付かなかったりするものです。

鍛えることと潰すことは全く違います。
そういうやつらは「俺たちの時代はこんなもんじゃなかった」って言うけれど
今どんなに強くても初心者のころ先輩たちから潰すような練習はされなかったと思う。
初心者相手に上級者が本気で潰しにかかってたら初日で選手生命終わっています。

相撲のかわいがりも止めどころが分かってるからイジメじゃなくて
それが強くするためじゃなくて単なるいじめだったり
むしろ弱くするためになってしまってるからダメなのです。


手心を加えるというのは
手抜きをするとか甘やかすという意味ではなく、
自分を強くしてくれた先輩に対する感謝は
後輩への接し方で関節的に伝えなければいけないと思うのです。


「限界まで追い込むから強くなるんだよ」
「必死にならないと覚えないじゃん」
それが当てはまるのは『回復する部分について』のみの話です。


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