マルちゃん正麺の半分は心遣いでできている

サッポロ一番もスープによって麺を変えているのは
めしばな刑事の読者ならとっくにチェック済みのはずです。

僕が気付いていないだけかもしれませんが
あまり他のメーカーではこのような
単なる味付け以外に物理的に美味しさを最大限に引き出す差異の方法論に着眼していないような気がします。

あるいはやってはいるものの
サッポロ一番などの長期政権の王者に対して
味の面ですでに完敗を喫しているため細かい部分まで見る機会すらないのかもしれません。

そこに現れた袋麺界の超新星、
・・・個人的には超新星って巨大な星が死んだあとの状態ですので、
ニュースターに対して使うのは本来不適切だと思うのですが
まぁ凄い輝きを放つという意味で使います。

さてこの正麺、
全種類で麺の太さから違います。

豚骨の麺は細麺です
醤油の麺は中くらいの太さです
そして味噌はやや太めです。

さらに袋から出した状態の面が丸いのです。
これは丸いお鍋でゆでやすいためなんだとか
ますます好感度はうなぎのぼりです。

そして
ノンフライ麺にありがちな物足りなさもなく
麺の一本一本がしっかりと自己主張しているのです。
そしてスープの好みは人それぞれでしょうけど
僕は非常に美味しいと思いました。

基本路線としてややあっさり系ですが
きちんとコクがあってしっかりしているというか
ピンスポットに深みのある味わいです。

これはぐいっと飲むのが王道でしょう。

もうね
ぐい飲みしながら同時進行で尿漏れするんじゃないかと大変でした。

なんといいますか
そこまで期待はしていなかっただけに
全く予想外の方向から、つまり見えない角度からの強烈な打撃に
ダウンしたことすら気づかないような、そんな鋭さでした。

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