内村特殊法務事務所、ただいま営業中

免許取消の回避&軽減、つまり免許停止にしたり処分無しにすることに関しては日本一を標榜しています。

90%×2=180?

2012年06月01日 | お仕事全般
僕の友人に『Y君』という人がいます。

いろんな企画やイベント、店舗などのプロデューサーでもあり
自身のレーベルも運営する音楽家でもあります。

そんなY君
いつも締切ギリギリまで悩みます。

基本的に完璧主義者なので
納得いくまで世に出さない、というか出せない性分です。

なのでいつも追い込まれています。

もちろんそんな姿勢が周りからは信頼を得るのでしょうが
文字通り身を削る仕事っぷりです。

さて翻って僕の場合はどうでしょう?

僕の事務所の仕事は大きく分けて
免許取消などの行政処分を軽くする、あるいはナシにするといった
『警察に対処する業務』

そして風俗営業やNPO法人などの設立や開店などの『許可申請』などです。

相談業務というのは最終的にこのどちらかにつながるものということです。

警察に対する書面や
依頼者の一生に関わるようなものは絶対に間違いは許されません。
だから完璧なものを仕上げます。
もっといえば、完璧以上の物、単なる紙に表示された文字であっても
そこにあるのは『いままでこの世に存在しなかった、警察側は存在にさえ気付かなかったものを提示する』ための
扉である場合だってあるのです。

だから
100%でも足りないと思います。

対して申請の書類です。
これは「こんなもんかな」という時点で提出してしまいます。

なぜかというと早いからです。

間違いがあったらどうするのかというと、
それぞれの申請には『間違えていたら初めからやり直しになってしまうところ』と
『途中でいくらでも補正がきくところ』があります。

書類が多くなってくると
全部に完璧なチェックというのは基本的に不可能ですし、
重要なことは『答えは相手が持っている』ということ
そして僕の仕事は『許可を取ること』であって
【綺麗な書類を作ること】ではないからです。

そうすれば
完成までの時間はチェック項目が少ない分早まります。
となると、窓口に提出するのも早まります。
結果、許可取得が早まります。
綺麗な申請書にしたいなら、受付させてから全部差し替えればいいのです。

0から初めて90%くらいまでの完成度なら結構速いですが
実際時間がかかるのは残りの10%だったりします。
なら、90%の段階で完成にしておいて、それまでの作業の中に【間違ってはいけないところ】を入れておいて
『間違いがあっても完成までの時間は変わらないところ』に関してはお役所の方にチェックを任せてしまえば一番間違いがなくなると思うわけです。

必死で100まで仕上げようとしているのを傍目に90の仕事を2つ仕上げて180にできる・・・と

僕はそう考えているからこそ
よその事務所に比べて低価格でできるというわけです。

それに
一方で完璧以上の物を自分に課しているのですから
全部が全部同じクオリティはできません。

間違いを「間違ってもいい場所」で出し尽くしてしまうという考え方でもあります。

完璧以上の仕事をしたいから
あえて完璧を狙わないジャンルもあるということです。

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