レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

レイジー編「第三弾、その後のキャラの言動が弱いだすな」

2009-04-16 22:57:14 | 小説
レイジー編「第三弾、その後のキャラの言動が弱いだすな」

あおむ「ざっと最初の方読み直しただすが、
多分、最初第三弾は共作だっただすよ。
消えた水木と観月の」
オハラハン「いや、スブタと観月じゃない」
あおむ「そうかもしれないだすな」
オハラハン「たまおがあおむ化されているでしょ」
あおむ「なんだすか?あおむ化とは」
オハラハン「言葉のアヤですよ」
あおむ「最初だけはたしかにたまお=あおむという感じだすな。
だすが、全体的にキャラの個性がないだすな。
みはるとたまおとケンタをもっと強くして、
ネネとキミカを人間にしないといかんだすな」
オハラハン「そこまでボロクソに言うと殴られるよ」
あおむ「リメイクOKした時点で自業自得だすよ。
僕のなんか別物にされただすからな」
オハラハン「仕返しというわけか」
(続く)

真END「仮面のフォフォフォの正体」

2009-04-16 22:21:34 | 小説
真END「仮面のフォフォフォの正体」
 
「あら、とれんだす、とれないだすよ」
フォフォフォは慌てる。
 「後ろのバンドをまずはずすだすよ」
 「そうだすか」
 フォフォフォはゆっくりと仮面をはずす。
 いつき以外の三人の目が点になる。
 なんと、フォフォフォは木太郎だった。
 「木太郎さん、無事だっただすか」
 「木太郎、生きていたのか」
 「木太郎」
 すると、仮面をとった奴が
 「僕が本物のあおむだすよ」
 「嘘つけ、坊主じゃないか」
 「よくこの頭見るだすよ。
自分でカットしたから下手だすよ」
 「じゃあ、木太郎は」
 「そこにいるのが木太郎さんだすよ。
そうだすよな?木太郎さん」
 あおむはある人物を見た。
(続く)

本編リメイク「屋敷の地下に殺人鬼?」

2009-04-16 22:00:18 | 小説
本編リメイク「屋敷の地下に殺人鬼?」 

 「エイタくん、ここでは」
 キタジマがそう言いかけると、
 「あーたは、お黙り、エイタ続けなさい。
]チウメさんもアユメさんも
ヒラメと違っておバカじゃないわ。
あーたたちの出てきた様子を見ればわかってるわよ」
 ヒトミはヒラメの頭をこづきながら、キタジマを制す。
 「お母様、ありがとうございます。
僕たちはいつきを助けにあそこの鉄格子から、
この屋敷に隠された地下室に行きました。
地下にたどり着くと、
そこは、病院の手術室のような部屋がありました」
 エイタはこう切り出し、自分たちが見た事実を説明した。
 「植物状態のような美少年の棺の隣には
2つの棺がありましたが、
何故か、いつきが、この二つの棺の中を確認することを
拒んで上に上がって来たのです。
確かに、そのときは、
腕が二本、足が一本だけ入っていた棺を見た後でしたので、
危険を感じ、いつきを救出して、
すぐその場から去りましたが、
今までの出来事を想像すると
確認できなかった二つの棺には、
永久とアスカちゃんが入っていたんだと思います。」
 エイタはそこで、一呼吸を置き、
周りが意外に冷静であることを確認すると、
さらに自分の推理を続けた。
 「いつきを探しに行った、
永久とアスカちゃんは、
この鉄格子が開いていることに気づき二人で、
この下へ降りて行ったのです。
 そこで、二人は地下室にいた殺人鬼、
えー、殺人鬼がいつきを殺さなかった理由は
またあとで説明しますが、
とりあえず、殺人鬼と言わせてください。
えー、そうでした、二人は地下室で殺人鬼に襲われて、
あの棺に入れられたのです。
目的を達した殺人鬼はここの扉を閉じたのです。
そうです、アユメさんが疑問に思っていたこと、
つまり、この扉を開けたのはその殺人鬼なのです。
ここまではよろしいですか」
 エイタは周りを見回す。
いつきと木太郎以外は
自分の話を真剣に聞いていたので話しを続けた。
 「先ほど、お話した美少年は確かに生きているようでした。
キタジマさんも確認しています。
おそらく、何らかの理由で植物状態になっているのだと思いますが、
その植物状態を解消する人間を殺人鬼は前から探していて、
今回、見付けてしまったと思うのです。
幸い、いつきは殺人鬼が探した人間に該当しないため、
殺されることはなく、
また、あまりにもでかいので
棺に入れられることもなかったと思うのです。
殺人鬼が僕たちを追って来ないのは、
目的を達成したからだと思います」
 エイタは一通りの話しを終えた。
(続く)

第三弾「もとめと真カミサン伝説23」

2009-04-16 21:51:31 | 小説
第三弾「もとめと真カミサン伝説23」

 第三弾「もとめと真カミサン伝説22」に続きます。

 「ニタロウがサンタと呼ぶと、
サンタはワンと吠えながらしっぽをふって
ニタロウに近づき、
ニタロウの手をペロペロとなめました。
ニタロウは頭の中で
まさかカミサンはおまえじゃないよなあと思いながら、
サンタと遊んでいました。
 しばらくすると、少女が
 「ああ、もうこんな時間。またね」と言って、
二人は別れました。
 少女とサンタが去った後、
足下を見ると、小さなクワガタがひっくりかえっていました。
手に取ると動きだしたので、
サンタに乗っていたのかもしれないと
ニタロウは思いました。
 問題はそのクワガタをどうするかでした。
このまま家に持ち帰り飼うか、
少女の家に行き、サンタのところへ置いていくか、
それともこのまま道ばたに置いて行くか、
ニタロウは迷っていました。
 すると、おとなしいタロウがクワガタを軽くくわえると、
ニタロウを引っ張るようにどこかへ
連れて行こうとしたのでした、
ここまではどうですか」と
ケンタが言うと、
 「クワガタがカミサン?」と
呟く声が聞こえる中、
 「えー、私の知っているのは
クワガタとはちがう昆虫だけど、
似たようなものでここまではあっているわ」と
 もとめは驚いたように言う。
 「先生の知ってる話しでは昆虫は何ですか」と
 ふうたが訊くと
 「カブト虫よ」
 「本当だ。似たようなもんだ」
 「いい、続けるぞ」
 ケンタはそういうと、話しを続けた。
(続く)

改作「くそたの部屋と写真選び」

2009-04-16 20:53:07 | 小説
改作「くそたの部屋と写真選び」

 改作「合宿最終日前日」に続きます。

 「くそたがアユメに乗せられて余計なこと言うから、
プレゼントしなきゃいけなくなっちゃたじゃないか、
木太郎は金持っているからいいけど、俺金欠だぞ」と
 おちたが愚痴を言う。
 「いいじゃないか。あれだけ楽しませてくれたんだから」と
 ホウセイがにやけて言うと、
 「おちた、心配するなあ、金は俺が出してやるよ」と
木太郎は鼻をほじりながらそう言うと、
 「本当?ありがとう、さすが3人衆、やっぱり友は友だ」と
 おちたはハナクソのついた木太郎の手に握手する。
 「どうせなら、ドーンと行こうぜ、世界一周とか」と
 くそたがバカなことを言う。
 「高校生が一人で世界一周してどうすんだよ、
それにいくら木太郎でもそんな金はないだろうが」と
 永久はクールに言う。
 「商品券がいい。金でもいいが、
女はそういうのを喜ぶ」と
 ホウセイが言うと、
 「そ、そうだな。で、いくらにする」と
 金のないおちたが言う。
 「俺1万だすよ。
母ちゃんからこの合宿の食費でもらったのが3万だから」と
くそたが言うと、
 「ずるい奴だなあ、
うちの母ちゃんなんて
事前に食費のかからないこと訊いてたから、
3000円しかくれなかったよ」と
 金のないおちたが言う。
 「俺も1万なら、OK」と
 ホウセイが言うと、
 「俺は2万でもOK、うちは6万食費で貰ったよ」と
 永久が言う。
 「さすがみんな金持ちだね、
とても高校生とは思えないねえ、
天下のオンシラーズ高校万歳」と
 金のないおちたがやけくそ気味に言う。
 「じゃあ、トータル10万の商品券ということにしよう、
それから準優勝に5万の商品券でどうだ、
俺が11万出してやる、おちたはゼロ負担。
それでみんないいな」と
 木太郎が偉そうに今度は股間を掻きながら言う。
 「太っ腹、さすが議員の子孫いや、将来の総理は違うねえ」と
 おちたはハナクソのついた手も気にしないで
木太郎をおだてる。
 「よーし、それで商品券は」と
 おちたが訊くと、
 「合宿終わってからに決まってるだろう。
そうすれば、また、会えるさ」と
 木太郎が言うと、
 「じゃあ、表彰式は学校へ戻ってからということで、
木太郎の屋敷でやるか」と
ホウセイが言うと、
 「いいねえ」とみんな頷く。

 女子たちは夕食の準備を終えると、
もとこの部屋に集まって写真選びをしていた。
 「なんだ。先生、ノートパソコン持っていたんだ。
早く言ってくれればいいのに」と
 アスカが言うと、
 「これは最後の夜用に秘密にしてたのよ。
今日のコンテストはこのPC上に全員いるところで、
写真を発表するの。どう、面白いでしょう」と
もとこが言うと、
 「はい、でも、ヒトメがバカだから、
発表中にバレないかなあ」と
 アユメが言うと、
 「そこまでバカじゃないわよ。
私は黙ってます。そうだ、マスクしていくわよ。
それなら、文句ないでしょう」と
 ヒトメがアユメを睨みつけながら言う。
 「それより、早く写真選びなさい。紹介は私がやるから」と
 もとこがにこにこして言う。
 「わーい。でも、賞品は何かなあ。
ケーキとかかなあ」と
 ヒトメが言うと、
 「せこー、せめて1万くらいのものはねえ」と
 アユメが言うと、
 「私は優勝するだけで満足よ」と
 アスカが言うと、みんな笑った。

 果たして、
この話はこのままうまくハッピーエンドで終わるのだろうか。
(続く)

 

レイジー編「第三弾リメイクOKです」

2009-04-16 20:36:57 | 小説
レイジー編「第三弾リメイクOKです」

松波「リメイクなら任せてください」
デルホイ「1日二本程度なら」
ゴッホ「でも、俺たちので合うかなあ」
松波「第三弾は正直キャラが弱いので、
キャラ足すかも」
デルホイ「改作に似る可能性もあります」
ゴッホ「でよければ」
松波「あおむとも共作してみたい気も」
デルホイ「という協議結果です」
(続く)

第11弾「出生率大幅減少」

2009-04-16 19:38:41 | 小説
第11弾「出生率大幅減少」

 「猛暑が原因かどうかわからないが、
出生率が急激に減っている」
 「これも人類の劣化の徴表か、
一時的なものなのか?」
 「やはり教授に相談に行こう、
思った以上に滅亡の時期は早まっているかもしれない」
 「このままでは、研究が追いつかない」
 「人類滅亡だけは絶対に俺たちが阻止する」
 「ウイルス開発どころではない」
 「教授は今どこに?」
 「奴に訊け」
 「奴が協力するのか、
もう奴はあきらめているぞ」
 「それは表向きだ、奴を捜せ」
 「了解」
(続く)

レイジー編「第?弾残してくれるなら、リメイクやるだすよ」

2009-04-16 18:53:34 | 小説
レイジー編「第?弾残してくれるなら、リメイクやるだすよ」

あおむ「ずうずうしいだすが、
第?弾残してくれるなら、
リメイクやるだすよ」
オハラハン「でも、あおむですよ。主にやるのは」
あおむ「松波たちやオハラハンみたいに]
1日3,4本はきついだすよ。
2本程度だすな」
オハラハン「第三弾は
そんなに難しくないと思うけどな?」
あおむ「僕にも都合はあるだすよ。
新弾も検討中だす」
オハラハン「ということでーす」
(続く)

カミサン伝説17「復活の像編2」

2009-04-16 18:30:36 | 小説
カミサン伝説17「復活の像編2」

 老人は奇妙な像を
かなり使い古したような布で磨きながら言う。
 「よいか。こうして朝起きたらこの像を磨け、
誰にも見られんようにな。
そして、カミサン、カミサン、カミサンを像に向かって
三回唱えた後、
生き返って欲しい人間の遺体の前で
その名前をフルネームで呼んで
生き返りますようにと祈れ。
そして、また、昼同じことをせえ。
そして、夜も同じことをせえ。
さすれば、一時的にどのくらいの時間かは保証できないが、
生き返る。
ただし、くどいようじゃが、誰にも見つからないことじゃ、
また、誰にもそのことは話してはいけない。
そして、本人にもだ。
だから、本人に誰に殺されたとは訊いてはいかん」
 老人の言葉にノンタは
 「誰に殺されそうになったと訊くのはいいのですか」
 と質問すると
 「それはよい」
 「何か飲みたいとか食べたいとか言ったら、
どうすればよいのでしょう」
 「うーん、外へ連れて行くのは危険じゃから、
まだ、体調が万全じゃないからと言って、
家で食べさせなさい、
いつ、また、死ぬかわからないじゃろう、
それから、決して本人には
自分が死んだとこを悟られてはならぬ。いいな」
 「はい、殺人事件ということで、
弔問も遠慮してもらっています。
葬儀もまだ先なのでどうにかなりそうです。
ありがとうございました」
 「そうそう、たしか殴り殺されたと言うておったな」
 「はい」
 「ちゃんと包帯を巻いておいてやれ」
 「それはもうやっております」
 「じゃあ、明日からすぐ行え、間に合わないぞ、
葬儀の後で良いからその像と布を
ここに返しに来るのじゃぞ」
 「あのー、衣服は」
 「そうか、硬直が始まると着替えさせるの難しいのう、
今日からでも行え、
そうじゃ、今日の夜、朝、昼と試してみるのじゃ、
わしもそういう経験はないが、
うまくいくかもしれない。
昼に生き返らなかったら、
夜にまた祈ると良い。
また、死んだら、硬直はそのときから始まるから、
また着替えさせるとよかろう、
あと、一つ注意がある。
生き返るのは一度だけだからな」
 「はい、いろいろとありがとうございました」
 ノンタはそう言って頭を下げると老人のもとを去った。
(続く)

本編リメイク「開けられたままの鉄格子」

2009-04-16 17:45:00 | 小説
本編リメイク「開けられたままの鉄格子」

 「あのー、よろしいですか。」
 さっきまで、沈黙を続けていた
アユメが発言をする。
 「その前に、いつきさんがこの隠し扉に入る前に
一連の扉を開けたままにしたのは誰なんでしょうか?
私にはそれが一番の謎です」
 このアユメの質問にも誰も答えられなかった。
 「もちろん、そういうお方は
ここにはいらっしゃいませんよね?」
 アユメが駄目を押す。
 このとき、
エイタ、タヨウ、キタジマの顔色が変わったことを
ヒトミは見逃さなかった。
 「キタジマ、あーた、
私に隠していることがあるでしょう?エイタも先生も」
ヒトミは3人を順に睨みつける。
 「あー、それから、そこのでかいのも」と言って、
 いつきに指を向ける。
 4人はそれぞれ、顔を見合わせあい、
どうしようか、目で合図しあっている。
 「キタジマ、あーた、私の目を見なさい」
 ヒトミがキタジマを睨みつけるが、
キタジマは視線を逸らしてしまった。
 「やはり、あーたたち、
地下で何かあったのね。正直におっしゃいなさい。」
 「奥様、ここでは、勘弁してください。」
 キタジマは地下で見たことを話すことに抵抗する。
 「永久さんたちの命がかかってるんですよ。
キタジマ、話しなさい。
さもないとあーたと私の長い付き合いも終わりにするわ」
 ヒトミはキタジマを睨みつける。
 ヒトミに恫喝されたキタジマはいつきに視線を送る。
しかし、いつきはうつむいたまま、沈黙を続ける。
 そのとき、エイタが、
 「みなさん、驚かないでください。
本当に驚かないでください。
僕だって信じたくないですから、
でも、ここまで来たら正直に話します。
いつきの顔を見れば、わかります。
永久とアスカちゃんはもうこの世にはいません。
この屋敷には殺人鬼が潜んでいるかもしれないんです」
(続き)

第?弾「あおむの解答発表」

2009-04-16 17:03:09 | 小説
第?弾「あおむの解答発表」

 あおむがいい気分で風呂から上がってくると、
生徒たちが夕食とつまみを用意して待っていった。
 「あおー、気がきくだすなあ」
 「先生、どうぞ風呂上がりの一杯」と
 アリハがグラスにビールを注ぐ。
 「ありがとうだす。だすが、何か不気味だすなあ」と
 あおむも周りの様子から気がつく。
 「あー、バレたようね」と
 もとえが言うと、
 「なんだすか」
 「さあ、先にいただきましょう」と
 もとえが言うと、みんな食べ始める。
 大体食事を終えると、
赤ら顔のあおむにもとえがストレートに
 「試験問題の正答を発表してね」と
 少し甘え声で言うと、
 生徒全員が
 「よろしくお願いします」
 と大声で言った。
 「わかっただすよ」といいながら、
 あおむはビールを飲む。
 
 「じゃあ、行くだすよ。
  第一問
 
   どっちが本物だすか。

   A 日本で作ったフランスパン。
   B 羊の皮を被った狼
  だすが、どっちも本物だす。理由は
 どこで作られようが、何を被ろうが本
 質は変わらないだす。

  第二問

   自分が長生きしたいと思ったら、
  どっちを食べるだすか。

  A ふぐの肝臓
  B 猿の脳みそ

   Bだす。Bは気持ち悪いですが、
  火を通せばまず、食べても死ぬこと
  はないだすが、Aはすごくうまそう
  だすが下手すると死ぬからだす。 

  第三問

   世界三大時計と言われないのは

   A ブレゲ
   B オーデマ・ピゲ
   C フランク・ミュラー

   AとCだす。理由は世界3大時計
  とは、バシュロンコンスタンタン、
  B、パティック・フィリップだす。
   これはちょっとマニアックだすた
  なあ。
(続く)


改作BADEND5-2「オオシマの喜劇」

2009-04-16 16:39:10 | 小説
改作BADEND5-2「オオシマの喜劇」
 
 改作BADEND5「もとめVSフォフォフォ」に続きます。

 「いーい、オオシマ、
これからは黙って立っているのよ、
何か言ったり、動いたらナイフで刺すわよ」
 もとめはオオシマを脅すと、
左手で持った無線機のようなものを使って
 「助けて、おちたくん、
変な仮面の男が私の部屋に」
 おちたに連絡する。
 オオシマは逃げようとするが、
もとめに護身用のナイフを突きつけられて逃げられない。
 もとめは無線機のスイッチの電源を着ると、
 「おとなしくしてなさい」と
小声で言う。
 オオシマはやむなく仮面を被ったまま立っていた。
 
 1分もしないうちに、
オオシマの後で音がすると
オオシマは懐中電灯で仮面を照らされた。
 「助けて」
 「何だこの仮面男、
多分、変質者だ。やれ!」
 おちたのかけ声と共に、
くそたと木太郎がもとめの前で立っている
オオシマの頭上にスコップを振り上げると、殴り倒した。
 「やったあ」
 「もとめ先生を助けたぞ」

 オオシマはほぼ即死だった。
仮面を剥いだ際、
一番びっくりして腰を抜かしたのは木太郎だった。

 その後、現場の状況や
もとこのオオシマが一方的にもとめに好意を抱いていたという証言などから、
もとめを襲おうとしたオオシマを
3人が救助したということで、
正当防衛が認められると共に、
後日、3人は警察や母校から表彰された。
 この3人の活躍は
後日キモ男三人衆の名声を高めることになった。
 また、この事件をきっかけに、
もとめとおちたが結婚したとのことであるが、
もとこがその後どうなったかは誰も知らない。 
(終)

本編リメイク「木太郎と開かずの扉5」

2009-04-16 14:01:39 | 小説
本編リメイク「木太郎と開かずの扉5」

 「そうすると、
この鉄格子が仮に閉まっていたとしたら
あの暗い時間で隠し扉だと探し当てるのは
難しいんじゃないかな?」
 木太郎は言う。
 「たしかに、
木太郎さんの意見の方が真実に近いように感じますね。」
 チウメも木太郎の意見に同意する。
 「それに、永久さんはこの屋敷の謎を
今回まで気づいていなかったというお話ですから、
急にこの隠し扉に気づくでしょか。
アスカちゃんもそういうタイプじゃないし。
それに、先生のお話だとこの鉄格子は閉まっていたんだから、
鉄格子の謎とこの扉を開けるまでには仮に30分あっても、
時間的には困難じゃないでしょうか。
さらに、あちらと同じように、
もうひとつ、中にも扉があったら尚更です」
 チウメがさらに私見を述べる。
 チウメの意見は正論だが、
 木太郎は首を傾げる。
 「どうした、木太郎、
チウメさんの意見には私も同意ですけれども」
 ヒトミの問いに、
 木太郎は
 「いつきが開け放したまま、
地下に降りた可能性が高いということは
チウメさんの説明でよくわかったんだけど、
そうすると誰がここの鉄格子や
この開かずの扉を閉めたのでしょうか?」」と言って、
股間を掻き出す。
 「だから、永久さんたちが閉めたのよ。
鍵をかけたというのは言い過ぎだったけど
それなら辻褄が合うでしょ。
他に誰がこの鉄格子の扉を閉めるのよ。
理由はまだわからないけど、
永久さんたちがこの鉄格子の扉を閉めたことに
間違いはないわ」
 今度はヒラメが逆襲に出る。
 さすがにこのヒラメの主張には、
誰もすぐには反論はできなかった。
(続く)



第12弾「消えた宝石」

2009-04-16 10:57:04 | 小説
第12弾「消えた宝石」

 「要するに奥様」
 「あのー、私今は独身ですので、
できればマツメとお呼びしていただけないでしょうか」
 「わかっただす。
要するにえー、マツメさんの二番目の妹タケノさんと
亡くなったご主人が浮気をして、
ついには心中ということになったということだすな」
 「あのータケノで結構です。
それから死んだ夫はサンタロウと呼んでください」
 「そうだすか。
えー、サンタロウと駆け落ちしたとき、
タケノはこの屋敷にあった
先祖代々受け継がれてきた宝石類を
全部持ち出したということだすが、
お二人の遺品や心中したホテルの貴重品入れにも
一切それがなかったということだすな。
そして、現金だけでも十数万それにカード類も残っていて、
盗難の可能性も低いということだすな。
また、質屋等を調べても売却した形跡はなかったということだすな。
もちろん、
遺体を火葬した際も貴金属類は出て来なかったということだすな、
だいたいそんなところだすか」
 「そのとおりでございます。
もちろん、心中したことは私とウメナとサルエと
警察関係者以外しか知りません。
マスコミには事故死ということになっております。
また、宝石のことも一切公表しておりません」
 「で、僕が探し出すのは
そのタケノが持ち出した宝石ということでよろしいのだすな」と
 あほむが言いかけると、
 「えー、マツコさん」
 「マツメです」
 「失礼しました。マツメさん、
その宝石の価値はどのくらいするのですか」と
 かおむが急に口をだす。
 「価値と言われましても」
 マツメは考え込む。
 「探偵といってもビジネスですから、
探し出した場合の報酬と手付金を決めないといけませんので、
そのためには大体の価値を教えていただけないでしょうか」
 「失礼しました。謝礼はもちろん用意しております。
ご高名な先生方にご依頼するのですから。
えー手付で300万、
宝石を探し出していただけたら、
3000万というのでは少ないでしょうか」
 あほむが頷こうとすると、
 かおむがあほむの足を踏むと、
 「うーん」と考え込む。
 「少ないでしょうか」
 マツメが心配そうにかおむの顔を覗き込む。
 「うーん、少し安いですが、
マツメさんがお美しいのでその金額で契約しましょう」と
 かおむは笑っていう。
 「美しいなんて、おせいじがお上手ですね。
でも、ありがとうございます」と
 マツメは頭を下げる。
 「兄は金には厳しいのですが、
その分私の取り分を減らしますので」と
 かおむは調子いいことを言った。
(続く)