真END「二人の永久」
木太郎は少し考えた後、
「永久にもダミーがいた?
ということは、永久が黒幕なのか」と
フォフォフォあおむに訊く。
「ダミーの存在と黒幕かどうかは別だすな、
それはまだわからないだす。
それより、永久さんが二人いたのは理由がわかっただす。
何故なら、棺の中と例の隠し扉両方にいるのは不可能だからだす」
「そういえば、俺が開かずの扉を開けるまで
永久はその中にいたんだ。
でも、いつきは棺の中永久を見たんだ、
永久が二人いれば辻褄はたしかに合う」
「おい、あおむ」
「僕があおむだす」
「違うだすよ。僕があおむだすよ」
二人のあおむはにらみ合う。
「じゃあ、木太郎の前のあおむ、
何故、ここで死んでいる永久がダミーだと断言したんだ」
「それはだすな」
とあおむは言いかけた。
(続く)
木太郎は少し考えた後、
「永久にもダミーがいた?
ということは、永久が黒幕なのか」と
フォフォフォあおむに訊く。
「ダミーの存在と黒幕かどうかは別だすな、
それはまだわからないだす。
それより、永久さんが二人いたのは理由がわかっただす。
何故なら、棺の中と例の隠し扉両方にいるのは不可能だからだす」
「そういえば、俺が開かずの扉を開けるまで
永久はその中にいたんだ。
でも、いつきは棺の中永久を見たんだ、
永久が二人いれば辻褄はたしかに合う」
「おい、あおむ」
「僕があおむだす」
「違うだすよ。僕があおむだすよ」
二人のあおむはにらみ合う。
「じゃあ、木太郎の前のあおむ、
何故、ここで死んでいる永久がダミーだと断言したんだ」
「それはだすな」
とあおむは言いかけた。
(続く)