レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

真END「本物の木太郎は」

2009-04-18 22:23:50 | 小説
真END「本物の木太郎は」

 「二人のあおむとダミー、
3人ドアの前に並んでくれ」
 いつきが頼み込む。
 「いいだすよ」
 「僕もだす」
 「俺もだ」
 3人はそれぞれ自信をもって、
ドアのところに立つ。
 「俺たちも武器は捨てるから、
3人いや2人か、武器を捨ててくれ」
 「いいだすよ」
 「俺も」
 全員てぶらになる。
 「いいか。あおむは一人のはずだ。
木太郎はここにいるか、いないのかはわからない。
しかし、木太郎を捜すのは俺とエイタには簡単だから、
まず、本物の木太郎がいるかいないかをこれから判断する。
だから、正直に俺たちの質問に答えてくれ」と
いつきが言うと、
 「嘘つきは嘘つくから無駄だすよ」
 「そうだすな」
 「そうだな」
 「いいんだ。
とにかく、本物は正直に答えてくれ。いいな」
 「わかっただす」
 「いいだすよ」
 「おう」
 3人はそれぞれ自信を持って返事をする。
 「じゃあ、エイタ質問は任したぞ」
(続く)
 

改作「衝撃のラストコンテスト3」

2009-04-18 21:55:23 | 小説
改作「衝撃のラストコンテスト3」 

 「えー、今までの冗談です」と
 もとこが笑って言うと、
男子達はがっくとうなだれる。
 「俺が言ったのは半分合ってたじゃないかよ」と
くそたが大声をあげると、
 「というのが、冗談よ」と
 もとこは笑う。
 「えー」
 「どっちなんですか」
 男子生徒は少しワケがわからなくなってきた。
 「じゃあ、次、5番」
 「わおー」
 これには男子全員びっくりした。
 そこには
いわゆる手ぶら姿の首なしの上半身が写っていた。
 「えー、次、6番」
 「すげえー」
 くそたが思わず声を出した。
 そこには、
首から下を右斜めから写した写真が写っていた。
 「えー、次、7番」
 「なんだ?」
 「汚ねえケツだな?」
 「本当、冗談これは」と
 もとこが笑う。
 「永久、オタクのケツだろう」と
 くそたが言うと、
永久の顔は真っ赤になりみんな笑う。
 「じゃあ、本物の7番行くわよ」
 「うわー」
 そこには
首の下から大事なところだけを複数の手が隠している写真が写っていた。
 「どうよ?凄いでしょう。アユメさんに感謝しなさい」と
もとこが言う。
 「どういうことですか」と
おちたが訊くと、
 「アユメさんがTバックはいてると思えばいいわと
発言したことから、こんなに過激になったのよ。
みんな負けたくないからね」と
 もとこは笑った。
(続く)
  

第11弾「驚愕の研究所」

2009-04-18 21:39:43 | 小説
第11弾「驚愕の研究所」

 「どうしたこれは」
 「多分、教授か誰かが」
 「教授に何があった?」
 「誰かが偽のデーターを」
 「どういうことだ」
 「このとおりです」
 「ハードディスク類をすべて持ち去っ
 たということか」
 「そうです。とんでもないデーター
 だったはずです。あの冷静な教授が自
 ら命を絶つくらいですから」
「偽のデータを教授に渡した奴は?」
 「わかりません」
 「目的は?」 
 「...」
 「うーん?」
 「この気象といい、
何が起こっているというんだ?」
(続く)

カミサン伝説17「復活の像編4」

2009-04-18 20:56:50 | 小説
カミサン伝説17「復活の像編4」

 ノンタはじっと待つ。
 しかし、タケノは生き返らない。
 「やはり、ダメか」
 ノンタはつぶやく。
 夜まで時間が長い。

 ノンタは夜まで耐えきれず
老人のところに中間報告に行った。
 「やっぱりダメでした。夜また祈ります」
 「うーん、そういうことか、
一夜またいでは効果はないのかのう?」
 老人も少し残念そうにつぶやく。
 「そうじゃ、誰にも見られなかっただろうな。」
 「もちろんです。自宅は締め切りです。
万一、弔問客が来ても留守だとわかるよう表示しています」
 「そうか」
 ノンタは少し不安だったので、
自分がやったことを老人に話した。
 「完璧じゃ。問題はない。
とにかく、カミサンを信じて、
今日の夜を待つのじゃ。いいな」
 老人にそう言われて、ノンタは自宅に戻った。
 
 そして、その夜が来た。
 ノンタは像を布で磨くと、
カミサン、カミサン、カミサンと像に向かって三回唱えた後、
サチウスタケノが生き返りますようにと祈った。
 そして...
(続く)

 

第三弾リメイク「真カミサン伝説1」

2009-04-18 19:51:43 | 小説
第三弾リメイク「真カミサン伝説1」

 生徒は既に時間前から207号室に集まり、
各自適当に着席していた。
 時間ちょうどに
黒縁眼鏡に黒いワンピースを着たもとめが現れた。
 もとめは、何かノートのようなものを
時折見ながら話しを始めた。
 「カミサン伝説はみなさんもご存じのとおり
数えきれないほど今は存在しますが、
今カミサン伝説についての情報が
一番充実しているホームページや
後述するハゲタ木太郎教授によりますと、
大きく分けると全部で22あると言われています。
少し前までは21でしたので、
これから増えるかもしれませんが現在はそう言われています。
 しかし、その中で
ハッピーエンドになる伝説が一つしかないことも
みなさんはもうご存じだと思います。
 今各地で論争されているのは、
どの伝説が「真カミサン伝説」であるかということです。
 もちろん、そもそも「真カミサン伝説」などないという
ごく少数の意見もあります。
 しかし、私自身は「真カミサン伝説」は存在すると考えています。
 恐らく今度のコンクールでも
「真カミサン伝説」の取り扱いが
優勝するためのポイントになると思います。
 これだけ日本中いや世界中にも広まりつつ中、
多くの優秀な人間が考えても
「真カミサン伝説」の存在及びそれが何か
すなわち22のカミサン伝説のうち
いずれが「真カミサン伝説」かであるかがいまだ論証できていない今日、
23番目のカミサン伝説の発見あるいは創設をした方が
優勝に近いというご意見もあるかと思いますが、
 やはり、
説得力をもって
「真カミサン伝説」はこれなんだという論拠を発表することが
高校生レベルでは優勝の近道ではないかと考えています。
 もちろん、私は自分の意見を強要するつもりはありませんが、
これから私が述べる
カミサン伝説こそが「真カミサン伝説」であることを
これから私なりに証明
いや
みなさんに納得していただきたいと思います。」
(続く)

レイジー編「リメイク多すぎただすかなあ」

2009-04-18 18:33:57 | 小説
レイジー編「リメイク多すぎただすかなあ」

あおむ「改作か本編のリメイク
ちょっと抑えめにしてくれだすよ」
オハラハン「オタクがせっかちなんだよ」
あおむ「だすが、
第三弾ENDが近そうなので
最初の重要なところは早めに出したいのだすよ」
オハラハン「ということですが、ご自由に」
あおむ「ガクッ」
オハラハン「そう言えば、
本編ついにあおむだか
木太郎だかが3人でてきたな」
あおむ「三人ともどれも本物のあおむじゃないだすよ(笑い)」
オハラハン「?」
あおむ「そうそう第?弾はこれからだすよ」
オハラハン「その前にこの状態で強制終了されるよ。
何がハーバード大卒かつ東大卒だよ」
あおむ「人はみかけによらないだすよ」
オハラハン「?」
(続く)

第?弾「二日目の問題3」

2009-04-18 18:30:59 | 小説
第?弾「二日目の問題3」

 あおむは
「最後の4問だすな。
  第七問

  次の中に嘘つきは何人いますか。

  A あおむには木太郎というバカな
   兄がいたんだよ。
  B カミサン伝説あおー編は傑作だ
   よ。
  C オンシラーズ高校は昔は男子校
   だったんだよ。
  D オンシラーズ高校にはキモ男三
   人衆がいない年もあったんだよ。
  これは意外に難問だすたな。正解は
 二人だす。C、Dが正しいのだす。

  第八問

  もとえ先生の本当の体重は?

  A 40キロ以上45キロ未満
  B 45キロ以上50キロ未満
  C 50キロ以上60キロ未満
  D 60キロ以上

  という問題をだしたら、

  A もとえ先生は怒る。
  B 自信があるので、もとえ先生は
   喜ぶ。
  C もとえ先生はくだらない問題だ
   と呆れる。

  これはもとえ先生答えてくれだす。
 「Cに決まってるでしょう」
 
 ということだす。理由はくだらないからだすよ。あはは。


 第九問

  もし、あなたが女だとします。
  次の誰と結婚しますか。

  A 臭いけど、年収5000万円の
   男
  B 臭くないけど、年収200万円
   の男
  C 禿げてるけど、年収1億円の男
  D もうすぐ死にそうだけど、年収
   2億円の男

  これはD以外なら正解だす。なんと
 なく理由がわかれば満点だす。サービ
 ス問題だすな。


 第十問
 
  次のうち、あおむの出身校は?
  
  A オンシラーズ高校
  B 東京大学
  C 青無川第一中学校
  D ハーバード大学
  
  これも難問だすな。正解はB、C、
 Dだすよ。あっはっは。理由は人はみ
 かけによらないだすよ。
(続く)
  

本編リメイク「ヒトミの推理2」

2009-04-18 17:01:30 | 小説
本編リメイク「ヒトミの推理2」
 
 「簡単に臓器移植といっても、
そう簡単にはできないことは
みなさまもおわかりでしょう?
もし、地下の殺人鬼とやらが、
自分一人でやろうとしても
いくら立派な設備があっても
一人でやるのは無理でしょう。
もし、その殺人鬼が正常な頭の持ち主なら、
これから医師団を呼ぶなり、
相当の準備が必要になることでしょう。
しかし、その殺人鬼が正常な頭の持ち主でないとしたら、
本人が喜んでいるだけで実際の臓器移植は
無理ということになりますわ。
みなさん、今回はどちらのケースだと思われます」
 ヒトミはみなの顔を見つめ質問する。
 「後者だと思います。
臓器移植で植物状態が解消されるなら
海外へ行くとかいくらでも手段がありますから、
こんな地下室に潜って獲物を探すようなマネをしているのは
明らかに異常です。ですから、後者しか考えられません」
 エイタの意見にみな頷く。
 「だとしたら、
殺人鬼が目的を達成するということはありえないわけですよね」
 アユメが冷静に言う。
 「そ、そういうことですわね」
 チウメも同意する。
 「だから、早くしないといけないのよ。
私がさっきから言っていたのに、
早くしないと永久さん殺されちゃうのよ。
それだけじゃない、臓器移植が失敗したら、
今度また、殺人鬼が上に来ることになるんでしょ。
だから、早く、助けに行かないと。」
 ヒラメが泣きながらそういう。
(続く)

第三弾リメイク「合宿初日2」

2009-04-18 15:58:36 | 小説
第三弾リメイク「合宿初日2」

 たまおが集合時間ちょうどにリビングに行くと、
既に待ちくたびれたみたいな顔で
他の生徒ともとめは既にソファーに腰掛けていた。
 「これで全員揃いましたね。
では、まず、注意事項をお話します。
1、屋敷の周りには柵で囲まれていますので、
門からだけしか外へ出ることはできません。
ですが、決して外へは出ないでください。
 昔、この当たりには多くの落とし穴が作られたそうで、
下手に歩くとその落とし穴に落ちてしまうからです。
2、今日はこの後教室となる207号室で、
この後、どういう風に研究するかを学ぶため
私がこれまでの研究成果を発表します。
3、後ほど、今回研究するグループを発表します。
グループは全部で4つ、
分け方は予め私なりに考えて決めておりますので、
ご了承ください。
4、私は担任ではありませんが、顧問ですので、
みなさんを下の名前で呼ばせていただきますので、
この点もご了承ください。
5、飲食物については、
207号室での研究中以外は自由に飲食してください。
6、早速ですが、研究はグループごとに行ってもらいます。
 今日は207号室で私が見本を見せた後と、
明日以降の午前中に行ってもらいます。
 研究成果の発表は明日から
しばらくは午後1時から休憩を挟んで5時までとします。
発表時間は各グループ50分とします。
7、朝食は7時から8時まで、
昼食は12時から午後1まで、夕食は午後7時からとし、
後は自由時間ですが、夜更かしはしないようにしてください。
 なーんて、ちょっと堅苦しい言い方しましたが、楽しくやりましょう」と
 最後だけもとめは笑う。
 「では、早速、グループ分けを発表します。
 第一グループ、ふうたくん、ケンタくん、たまおくん」
 「なんだキモ男三人衆かよ」と
 ふうたが文句をいいかけると、
ケンタに
 「静かにしろ」と怒鳴られる。
 「第二グループ、賢明くんと永久くん」
 「なんだ、イケメンコンビか」と
 たまおは言いかけるが、ケンタが睨みつけて黙り込む。
 「第三グループ、みはるさん、ひさめさん」
 「第四グループ、サヤさん、ネネさん、キミカさん、以上です」
 「女子は発表順か?」と
 たまおはまたしゃべる。
 「先ほど、言い忘れましたが、
研究場所は誰の部屋でもかまいませんので、
グループで話しあって決めてください」
 「それでは、10分後207号室に集めってください。
席は適当に喧嘩しないように座ってくださいね。
じゃあ、またね」と
 もとめは言うと、自分の部屋に戻ってしまった。
(続く) 
 

改作「衝撃のラストコンテスト2」

2009-04-18 15:09:07 | 小説
改作「衝撃のラストコンテスト2」

 「じゃあ、2番行くわよ」ともとこが言うと、
 「本当ですか」と、しつこく
くそたが訊くと、
 「マイナス2にされたい?」
 「いえ、どうぞ」くそたは固まる。
 「じゃあ、もう一度、2番よ」
 「おー」と
今度は衝撃から賛美に声が変わる。
 そこにはきれいで長い足が写っていた。
 「じゃあ、3番行くわよ」
 「わーお」
 次は衝撃かつ賛美の声だ。
 そこには、きれいな背中からお尻が写っていた。
 「これで驚いているようじゃ、甘いわね。4番」
 「ほー」
 完全にもとこのペースに男子生徒ははまっている。
 そこには頭を除く後ろ姿が全部写っていた。
(続く)

本編リメイク「ヒトミの推理1」

2009-04-18 12:08:53 | 小説
本編リメイク「ヒトミの推理1」

 「あの地下室には、
なんらかの理由で植物状態になった人間が眠っていて、
その植物状態を解消するには、
人間の臓器が必要だと思いこんでいる人物が隠れ住んでいる。
その臓器が何かは私にはわかりませんが、
永久さんかアスカさんのどちらか、
または、両方には、その適合する臓器があった。
他方、あのでかいいつきには、それがなかった。」
 ヒトミは、冷静に話しを続ける。
 「しかし、臓器を移植するのは容易なことではないし
手術室を使う必要が当然ある。
また、臓器は当然新鮮でなければならない。
としますと、
永久さんとアスカさんがその殺人鬼とやらに捕まって、
棺のようなものに入れられていたとしても、
既に、殺されているとは限られません。
むしろ、まだ、生きていると考えた方がよろしいようね。」
 ヒトミはアユメの推理をもう少し、
詳しくわかりやすく説明した。
 「は、早く、
だから、早くしないと」
 ヒラメは興奮する。
 「お黙り」
 ヒトミはヒラメの広めの額を叩く。
(続く)

第三弾リメイク「合宿初日」

2009-04-18 10:00:17 | 小説
第三弾リメイク「合宿初日」

合宿当日、午後1時過ぎには
生徒ともとめを併せた11人が合宿地の旧小島邸に到着した。
 都心からは高速を使って2時間半くらいのところだが、
周り半径4,5キロメートルくらいには
何もない辺鄙なところだ。
 屋敷の方は生徒達が想像した以上に
広大な敷地に堅牢な建物が大きくそびえ立っていた。
 屋敷の中も小綺麗で2階に7室、
1階に6室とキッチン、食堂、リビング、管理人室、
そして、男女別の露店風呂まで揃っている。
 食事等は、管理人のナカガワがすべて取り仕切っていた。
 ナカガワはもと小島邸の執事をやっていたそうで初老だが、
年齢の割にはがっしりした体格で穏やかな感じな老人だ。
 男子が2階、女子が1階と部屋割りを終えると、
 もとめは「少し疲れたことでしょうから各自休憩して、
午後2時30分にここへ集合しましょう」と
 生徒に声をかけると
生徒達はおのおの感想を漏らしながら
自分の部屋に入って行った。
(続く)
 

第12弾「笑うかおむと調印」

2009-04-18 08:10:53 | 小説
第12弾「笑うかおむと調印」

 「では、早速、契約書の調印を」
 かおむは現金を見たので、
予め用意してあった契約書2通に金額を書き込むと、
既に二人のハンと署名がある契約書にサインを求める。
 「ここに名前だけでよろしいですか。
その前に手付金300万円をご確認ください」
 「ハンはサインでも結構ですから」
 「用意してあります」
 かおむは早速金を数える。
 あほむは上を向いて何かぶつぶつ言っている。
 「はい、たしかに」
 「これでよろしいでしょうか」
 「はい、では、1通お持ちを」
 契約の調印と現金の確認が終わる。
 「えーと、だすな。ウメナさんとサル?」
 「サルエです」
 「ウメナさんとサルエさんをこちらに呼んでくれんだすか」
 「はい、サルエちょっと」
 マツメに呼ばれるのを待っていたように、
すぐサルエが現れる。
 「サルエ、ウメナをすぐ呼んできて頂戴。
こちらの先生がお話があるようです」
 「はい、かしこまりました」
 「あのー、その前に大福を」
 かおむが忘れていた和菓子をずうずうしく催促する。
 「じゃあ、そうしてくれだす」
 「サルエ、さっき頼んだじゃないの、しっかりしてよ。
失礼しました。
サルエは名前のとおり、頭が悪いものですから」
 マツメはサルエを睨みつけると、
サルエは逃げるようにキッチンへ行く。
 「クソー、あのデブ野郎」
 サルエはキッチンへ行くと、
そうつぶやいた。
(続く)

本編リメイク「議論」

2009-04-18 07:50:53 | 小説
本編リメイク「議論」

 「あのー、エイタさんがおっしゃってるのは、
今の状況の中では、
殺人鬼が危害を加える危険がないということではないですか」
 チウメが冷静に言う。
 「チウメさん、
私にはよくおしゃってることわからないんですけど」
 ヒラメはチウメには敬語を使う。
 「えーと、先ほどの推理をもう少し説明しますと、
殺人鬼は永久かアスカちゃんの身体が目的だったのが、
その目的を果たしたので
上に上がってくる可能性はおそらくないということで、
ここか屋敷内にいる限り、
安全だということで地下室に戻っても
安全だとは言い切れないということです」
 エイタが口を挟む。
 「よろしいですか、
ヒラメさんがおっっしゃっているいるのは、
そういう問題、つまり、ここが安全とか、
地下室が危険かという問題ではないと思います。
永久さんたちの生死を問題にしているんだと思います。
それだけを考えますとまだ最近使われていない手術室があって、
植物状態の人間がいるということは
ヒラメさんの意見に近いですが、
まだ、永久さんもアスカさんも殺されているとは
断定できないのではないでしょうか」
 アユメがどっきとするような意見をずばり言う。
 「は、早く、早く、助けに行かないと」
 ヒラメがアユメの発言に動揺してわめき出すと
 「ヒラメ、お黙り、みなさんのご意見を伺って、
私、今考えていることがありますの」
 ヒトミがヒラメの頭をこづいた後、
腕を組み黙り込んだ。
(続く) 


改作「衝撃のラストコンテスト1」

2009-04-18 07:00:28 | 小説
改作「衝撃のラストコンテスト1」

 なんと画面にはお尻だけしか写っていなかった。
 「先生、冗談ですよね」
 おちたがいきなりの画面に思わず、
質問する。
 「ピンポーン、永久くんのお尻です、って
言ってもらいたいワケ?」と
 もとこは永久の方を見て笑う。
 「えー、これ、こんなにでかくないよー」と
 永久は画面を見ながら自分のケツを触る。
 「永久、ケツを出せ」くそたが言う。
 「何いってんだよ?」
 永久のとまどいに女子達は大笑いする。
 「早くしろよ。じゃないと脱がすぞ」と
くそたは本気のようだ。
 「違うよ。見ればわかるだろうが」と言った後、
永久がくそたから逃げる。
 「他はどうなのよ」
 もとこは笑う。
 「くそた、これは永久のケツじゃないよ」と
 ホウセイが言うと、木太郎も頷く。
 「そうだろう」と
 永久がホウセイと木太郎の後ろに隠れる。
 「ピンポーン。ホウセイくん、木太郎くん、正解。
プラス各1、くそたくん、マイナス1。
次のゲームでとっておくわよ」と
 もとこは笑った。
(続く)