真END「あおむの疑問?」
「もしかしたら、どうしたんだよ」
ダミーが言う。
「もしかしたらじゃないだす。
断言だす。オチタを運んでも身代わりにならだすよ。
だから、オチタを207号室まで
わざわざ運ぶのはおかしいだすよ」
「おかしくないだろう。
太郎はオチタのフリをしていたんだから、
太郎の身代わりになるだろうが」
ダミーがしつこいあおむに
イヤそうな顔で言う。
「だすから、太郎の身代わりがだというのが
おかしいのだす。
チウメさんを最後まで生かして
証人にするつもりだったのなら、
死んでいるオチタが太郎でないことは
チウメさんにはわかるだすよ」
「なるほど、チウメは太郎に会っているんだからなあ。
太郎がチウメを証人にするつもりだったら
確かにおかしいなあ」と
エイタが言う。
「いいんだよ。
太郎は最初からチウメが証人になることなんて
黒幕から聞かされていなかったんだよ」
「それだったら、チウメを探すんじゃないか。
自分の犯行を目撃されたわけだから」
「そうだすよ。太郎はそこまでバカじゃないだすよ」
「たしかに」
「うーん、何か頭がこんがらかったってきたぞ」
ダミーは頭を抱える。
「どこかに盲点があるだすよ」
「容疑者のクセによくしゃべるなあ」
「オタクもだす」
「もうこの話しはややこしいから、
後回しにするがフォフォフォは
それで誰なんだ?」
「それより木太郎さんは今どこにいるんだすか、
あとミカエルカミサンは」
あおむはダミーの方を見る。
「待て、そうやって
いつもわからなくと
話しを違うところに持っていくから、
結局、同じところで詰まるんだ、
さっきのチウメを証人にさせる話しと
太郎の話は結構重要だぞ」
とエイタが言う。
(続く)
「もしかしたら、どうしたんだよ」
ダミーが言う。
「もしかしたらじゃないだす。
断言だす。オチタを運んでも身代わりにならだすよ。
だから、オチタを207号室まで
わざわざ運ぶのはおかしいだすよ」
「おかしくないだろう。
太郎はオチタのフリをしていたんだから、
太郎の身代わりになるだろうが」
ダミーがしつこいあおむに
イヤそうな顔で言う。
「だすから、太郎の身代わりがだというのが
おかしいのだす。
チウメさんを最後まで生かして
証人にするつもりだったのなら、
死んでいるオチタが太郎でないことは
チウメさんにはわかるだすよ」
「なるほど、チウメは太郎に会っているんだからなあ。
太郎がチウメを証人にするつもりだったら
確かにおかしいなあ」と
エイタが言う。
「いいんだよ。
太郎は最初からチウメが証人になることなんて
黒幕から聞かされていなかったんだよ」
「それだったら、チウメを探すんじゃないか。
自分の犯行を目撃されたわけだから」
「そうだすよ。太郎はそこまでバカじゃないだすよ」
「たしかに」
「うーん、何か頭がこんがらかったってきたぞ」
ダミーは頭を抱える。
「どこかに盲点があるだすよ」
「容疑者のクセによくしゃべるなあ」
「オタクもだす」
「もうこの話しはややこしいから、
後回しにするがフォフォフォは
それで誰なんだ?」
「それより木太郎さんは今どこにいるんだすか、
あとミカエルカミサンは」
あおむはダミーの方を見る。
「待て、そうやって
いつもわからなくと
話しを違うところに持っていくから、
結局、同じところで詰まるんだ、
さっきのチウメを証人にさせる話しと
太郎の話は結構重要だぞ」
とエイタが言う。
(続く)