レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

真END「我慢できないの」

2009-04-21 22:32:03 | 小説
真END「我慢できないの」

 「あー、もうダメだ。」
 ダミーはそう言うと股間を思い切り掻くと、
鼻くそを次々とほじり、ぽんぽんと飛ばしまくる。
 みんながハナクソをかわしているうちに
落ちている剣を取り、
 フォフォフォの仮面をかぶったあおむに渡すと、
 「あおむ、頼むから俺を守ってくれ」と
その後ろに隠れる。
 「おい、やっぱり、
俺たちを疑っていたのか、木太郎」
 いつきが呆れた顔で言う。
 「このあおむ以外は黒幕で俺の命を狙っているからな、
黒幕以外は俺を助けてくれよ」と 
 木太郎は情けない声を出していう。
 「木太郎さんは僕をわかってくれただすな」と
フォフォフォの仮面を被っていたあおむが嬉しそうに言う。
 「ああ、その独特のニオイでな」
 「臭いだすか」
 「臭くはないよ。変わったニオイだ」
 「おい、それより、そこの偽あおむ、
オタクは誰だすか」
 あおむがもう一人のあおむに剣を向けると、
 そのあおむは
 「木太郎さん、ニオイに騙されちゃだめだすよ。
僕が本物だすよ」と
 あおむらしい言い方をする。
 「いや、こっちがあおむだ、
ニオイは嘘つかないぞ」と
 木太郎は
フォフォフォの仮面を被っていたあおむの陰に隠れたまま、
そう言った。
(続く)

改作「ラストコンテストの結果発表2」

2009-04-21 20:51:31 | 小説
改作「ラストコンテストの結果発表2」
 
改作「変な仮面」に続きます。

 「えーまずは、優勝候補かもしれない、
4番です。おめでとう!」
 相変わらずのホウセイ流だ。
しかし、ヒトメがしゃべれないので、
少し盛り上がりに欠ける。
 「次はこれも優勝候補かもしれない7番、
おめでとう」
 女子たちはまだ表情にでない。
 「さあて、次も優勝候補かもしれない3番、
おめでとう、ここまで大接戦まだ複数票はありません」
 「では、行きます。
これも優勝候補かもしれない6番。
おめでとう、見事に割れてますね」
 「ケツじゃないんだから」と
 木太郎が冗談を言ったが、まったくうけない。
 どうやら女子陣は
今度は無口かつポーカーフェイスで通すことで決めてるみたいだ。
 「えー、ヒトメさんよだれがひどいですよ。
アユメさんふいてください。
あれ、ハナクソも見えますよ」と
 ホウセイがチャカすと、
 ヒトメが耐えきれず動きだしたところで、
椅子から転げ落ちてしまった。
 そして、ヒトメは顔から転んだので、
鼻をぶつけてしまったらしく鼻血を出していたので、
その顔にみんなは大笑いしてしまった。
 すると、ヒトメの目から涙がこぼれ落ちた。
 「あー、ヒトメちゃん可愛そうに、
だから仮面にしておけばよかったのに」と
 木太郎は笑いをすぐ抑えてそう言った。
 アユメは慌てて、ヒトメを抱き起こすと、
顔を拭き、ハンカチをはずすと、
 「ちょっと、ヒトメを部屋に。
ごめん、ヒトメ」といいながら、
泣いているヒトメを
ヒトメの部屋に連れて行ってしまった。
 「ヒトメ!」と
アスカも何故かその後を追いかける。
 「とんだハプニングですね。
しばらく中止しましょうか。
そうだ、先生、その間、
今呼ばれた番号をもう一度再現してくれませんか」と
 ホウセイが言うと、男子陣は拍手した。
(続く)


第11弾「教授の自殺は実は殺人か」

2009-04-21 20:37:12 | 小説
第11弾「教授の自殺は実は殺人か」

 「この遺書、よく読むと不自然ですよ」
 「何」
 「字は教授の筆跡に似てますが」
 「どこが不自然なんだ」
 「ここです。「肝心の基礎データに謝りがあったのに、
そのデータをもとに研究を進めたのはすべて私の責任だ。
私はその責任をとるべく決意した」ですよ」
 「死を決意したということだろう?」
 「首吊り死体を見て、読めばそうも読めますが、
もし、そうじゃないとしたら、どう解釈します」
 「手紙?誰かに宛てた?」
 「そう、研究結果のミスを公表するとも読めますよ。
でも、何でわざわざ手紙にするんだ。
手紙を書くくらいなら、電話一本で済むはずだ」
 「たしかに」
 「警察の調べでも他殺の可能性は否定されたんだろう」
 「まあそうですが、私にはあの教授が自殺するとは」
 「それはそうだが」
 「教授が手紙を誰かに書いているところを
殺されたんじゃないですか」
 「そう思いたい気はわかるが、証拠はない」
 「私は探します。
犯人は教授に研究結果のミスを公表されては困る人間ですから」
 「どうやって?」
 「考えがあります」
 「まさか?」
(続く)

カミサン伝説「これまでのまとめと修正」

2009-04-21 20:02:21 | 小説
カミサン伝説「これまでのまとめと修正」


カミサン伝説1「アヤメ編」

カミサン伝説2「ユリ編」

カミサン伝説3「チウメ編」像

カミサン伝説4「松波編」像

カミサン伝説5「ひさめ編」

カミサン伝説6「13日の金曜日編」像

カミサン伝説7「バレンタイデー編」

カミサン伝説8「もとめはまた死ぬ編」

カミサン伝説9「ひょうきんな仮面編」

カミサン伝説10「雛祭り編」人形

カミサン伝説11「あほーあほーあほー編」像

カミサン伝説12「13日は金曜日編2」像

カミサン伝説13「勘違編」

カミサン伝説14「ホワイトデー編」

カミサン伝説15「山手線編」選抜中

カミサン伝説16「?」

カミサン伝説17「復活の像編」像

カミサン伝説18「幸福の像編」像

カミサン伝説23?「ニタロウ編」

カミサン伝説23?「カタロウ編」


現在像7,人形1,それ以外11。残り5編?
(続く)



第12弾「予想どおりだす」

2009-04-21 19:54:00 | 小説
第12弾「予想どおりだす」

 「兄貴、どうやらみんな寝てようだ」
 「そうだすか」
 「油断するなよ」
 「誰に言ってるだすか」

 しばらくすると、
ある人物が屋敷から出てきた。
 「さすが兄貴」
 「予想どおりだすな」
 「歩きか、タクシー拾うか」
 「慎重に追うだすよ」

 ある人物は15分くらい歩くと、
あるマンションの中に入って行った。
 「追うかい」
 「いいだすよ。
照明がついた部屋が行き先だすよ」
 「OK」
 
 「ついただすな」
 「覚えた?」
 「もちろんだす」

 ある人物はしばらくしてマンションからでると、
屋敷に戻って行った。

 「今回はやけに簡単だったな」
 「そうだすな」
 「帰って、前祝いやるか」
 「いや、明日でいいだすよ」
 「明日は午後3時にするだすよ。
今度は僕にも大福喰わせろだすよ」
 「ああ、そうする、ついでにワインも」
 「じゃあ、チーズだすな」
 「今度は極上のワイン出すだろう」
 「そうだすな」
(続く)



レイジー「今度はジジイだ」

2009-04-21 19:41:47 | 小説
レイジー「今度はジジイだ」

オハラハン「今度はジジイになったぞ」
あおむ「犯人はメンテナンスにあるだすよ」
オハラハン「何とぼけてんの」
あおむ「ジジイが混じっているのは怪しいだすが、
これでオカマが二人のどちらかに絞れただすな」
オハラハン「違うってば、オカマはデルホイだよ」
あおむ「あと10才の低脳を探すだすよ」
(続く)

第?弾「マヌケな3人」

2009-04-21 19:36:52 | 小説
第?弾「マヌケな3人」

 「うわーすげえー」
 「本当だ」
 「いいなあ」
 もとこが声に驚いて振り返るとなんと、
直哉、ソウセキ、龍之介の3人が
揃いも揃って、マヌケなことに、
嬉しそうな顔で部屋を見回している。
 「おまえら、動くなと言ったじゃねえか」と
 もとえが目をつり上げて、
もとえらしくない言葉で怒鳴る。
 さっきまでと違って、3人は急にうつむく。
 「もとえ先生らしくないだすな、
そんなに怒らなくてもいいじゃないだすか」と
 あおむが呑気そうに言うと、
 「失礼。先生、でも呑気にしている場合じゃないのよ。
もう2度と上に戻れないかもしれないのよ」と
 もとえは蒼くなる。
 「冗談だすよな」
 「先生、冗談ですよね」
 あおむと直哉が訊くが、
もとえの顔が尋常でないので、二人とも口を閉ざす。
 「直哉、てめえのせいだぞ」と
 龍之介が今度は怒り出す。
 「そうだ。直哉がいけないんだ」と
 ソウセキも言う。
 「だって、まさか、本当だとは...」
 直哉はうつむいた。
 「あー、よりによって5人も。
食料足りるかしら、あー、選んだメンバーが悪かった、
万一の時の地下への入り方
みんなに教えておけば、あー」
 もとえは頭を抱えだす。
(続く)
   

第三弾リメイク「キモ男三人衆のカミサン伝説」

2009-04-21 18:30:59 | 小説
第三弾リメイク「キモ男三人衆のカミサン伝説」
 
 「おーい、どうするんだよ。
賢明の奴が凄いの見つけたんだぞ。
俺たちには何もないぞ。」
 ふうたがケンタの部屋に入るなり、
大声をだす。
 「そうだよ。
それにご褒美をくれなんてケンタ、
オタクも何か凄い話し知ってるのか」と
 たまおが今度は焦ったように言う。
 「オタクらはハナから期待してないよ。
いいか、明日は全部俺に任せるか。
褒美は俺のものだけど、
もちろん、食べ物なら分けてやるけど。」
 ケンタが何か自信ありげに言う。
 「ああ」
 たまおとふうたがほぼ同時に言う。
 「よし、そうしたら明日は最初に発表する。
ふうたはじゃんけんが強いというより、
インチキで勝てるから
俺がじゃんけんで順番を決めるって言ったら、
大声で賛成しろよ。そして、ふうた絶対勝てよ」と
 ケンタが言うと
 「バレてたのか。しょうがない。
ジャンケンなら負けないから任せてくれ、
たまおは絶対にじゃんけんに持ち込むように
死んでもがんばれよ」
 「おお。じゃんけんが公平だってことでな」
 「レディファーストとか
そういうのに騙されるなよ」
 「わかっている。
ここで勝てばコンクールに出られる可能性が大だからな」と
 一番役にたたなさそうなたまおが鼻をほじりながら、
偉そうに言う。
 「でさ、ケンタ。
最初を取るということは23番目の伝説を知ってるということか」と
 ふうたが訊くと
 「まあ、明日の楽しみということに、
想像に任せるよ」
 「やっぱり、それしかないよな。
先に賢明が発表したらそっちの勝ちだもんな」と
 ふうたはもう勝った気分でいた。
(続く)

改作BADEND8「変な仮面2」

2009-04-21 17:28:59 | 小説
改作BADEND8「変な仮面2」

 改作BADEND8「変な仮面」に続きます。

 「フォフォフォ」
 「フォフォフォ」
 ヒトメは変な仮面を被りながら立ち上がると、
素早くキッチンへ走って行った。
 「あー、しまった」と
アユメが言うと、
 すぐ手に包丁を持って戻ってきた。
 「何するのやめなさい」と
もとこが言うが、
 「フォフォフォ」とヒトメは笑いながら、
アユメに近づく。
 「何よ。ヒトメ冗談はやめて」
 「フォフォフォ」
 「ヒトメちゃん、
いくらアユメちゃんにいじめられたからって、
冗談はよせよ」と
 木太郎はまだ冗談だと思って、
鼻をほじりながら言う。
 「フォフォフォ」と
ヒトメは笑いながら、アユメを追いかける。
 ヒトメがアユメを追いかけるのを、
周りは唖然として見ている。
 「止めなくていいのか」
 ホウセイが言うと、
 「まあ、あの変な言葉を言ってるくらいだから、
冗談よ。多分、仕返しよ」と
 もとこも呑気そうにしている。
 そして、アユメが二階の方へ逃げたので、
ヒトメもアユメもみんなの視界から消えてしまった。
 「そう言えば、木太郎くん、
あの変な仮面どうしたの?」と
 もとこが訊くと、
 「さっきキッチン横のトイレで見つけました」と
 木太郎が言うと、
 「キッチンの横のトイレ?
で、場所は?」
 「洗面所みたいなところに置いてありましたよ」
 「洗面所、それで、あなたがしたのは?」
 「もちろん、小ですよ。
大ならゆっくり自分の部屋でしますよ」と
 木太郎が鼻をほじりながら言うと、
みんなが笑った。
(続く)

第三弾「もとめと真カミサン伝説27」

2009-04-21 14:32:03 | 小説
第三弾「もとめと真カミサン伝説27」 

 「あのーもとめ先生、
今のケンタの話しですべてですか」と
ふうたが訊くと、
 もとめは
 「そうよ。最後がわかりにくいけど、
ケンタくんの話しでおしまい。
でも、ケンタくん、どうして、
ううん。もうその話しはお終い。
それより、この話しが真カミサン伝説であると
私が信じる理由わかるかな?」と訊くと、
 「あのー、この話しは23番目のカミサン伝説で、
かつ、真カミサン伝説ということですよね」と
サヤがストレートに訊く。
 「そのとおり、今までにない話しよ。
カタロウ編も違う話だけどね。
あれはまだ途中だったわね」
 「じゃあ、僕らは23番目と
24番目を見つけたということ?」と
ふうたがまた訊くと、
 「さあ、24番目はまだわからないわ」と
 もとめははっきりと言う。
 「じゃあ、カタロウ編続けようか」と
 みはるがちょっとむっとした感じで言う。
 「まあ、待ちなさいよ、みはる。
その前に今ケンタくんが話したカミサン伝説について
議論しましょうよ」と
サヤが言うと、
 「そうだよ」と
 賢明も言うとみなも頷いた。
 「あのさあ、それもいいけどさ、
永久殺しの犯人探しの方はどうなるのさ」と
 また、ふうたが質問する。
 「ふうたくん、
先にカミサン伝説の方かたづけちゃいましょう。
いいでしょ」と
 もとめが自信があるように言ったので、
ふうたも納得したようだった。
(続く)
  

カミサン伝説17「復活の像編6」

2009-04-21 14:06:08 | 小説
カミサン伝説17「復活の像編6」

 「おお、そうじゃ奥さんが生き返ったら
犯人をまず訊いて、それからすぐ電話するが、
ここには電話はない。
おぬし携帯持っておるか?」
 「はい、ここに。
自宅にも普通の電話ありますから、
今メモを渡しますので、すぐお電話ください」
 ニタロウはそう言うと、
すぐ手持ちの手帳を切り取って
携帯電話の番号を書くと、
自宅の鍵とメモを老人に渡した。
 「じゃが、まだ早いのう。
おぬしには悪いが、
死んだ奥さんと夜一緒というのもなあ」
 「じゃあ、一旦戻って、
日の出と共にお迎えに参ります」
 「そうしてくれるかのう」

 しかし、ノンタが家に帰るとびっくりした。
 布団の上のタケノがいなくなったいたのだ。
 「まさか、生き返ったのか、タケノ、タケノ」と
 ノンタは家の中を探し回る。
 「タケノ、タケノ」
 玄関の靴箱を見る。タケノがよく履く靴があった。
 「家の中か、タケノ、タケノ」
 ノンタはまた家の中を探し回った。
(続く)

本編リメイク「いつきの告白」

2009-04-21 13:38:06 | 小説
本編リメイク「いつきの告白」

 「実はある事情があって、
俺は永久と二人で生米の死体をここへ埋めたんだ」
 いつきがエイタに突然告白する。 
 「でも、この遺体、どう見ても生米じゃないぞ?
まったくしらない男だ。年は俺たちと近いが、
どうみても生米じゃないぞ、
生米はこんな美男子ではなかったぞ」
 いつきの告白を聞いたエイタはやや混乱気味に
 「オタク、永久を棺の中で見たと言ったり、
少し、頭がおかしくなっているじゃないか。
地下で飲んだジュースに
頭を狂わせる薬でも入ったいたんじゃないのか」と
 首を傾げながらいつきに訊く。
 「信じてくれれよ。
たしかに、最初はジュースの影響か、
記憶がない部分もあったんだが、
記憶は完全に取り戻したんだよ。
信じられないかもしれないが本当のことなんだ?
実は、永久と二人でここに生米の死体を埋めたんだ」
 いつきは真顔で話す。
 「だから、
この遺体は生米じゃないと言ってるだろ」
 エイタが語気を強める。
 「それに、俺が生米の実家に電話して
生米から実家に電話があったことは確認済みだぞ」
 「それが、俺にもよくわからない。
俺たちが埋めたとき、
生米は生きていたのかもしれない、あー」
 「落ち着け、
いつき、本当なら謎が多すぎる。
オタク棺の中に永久がいるのを見たって言うが
だとすれば、永久があの棺から隠し扉まで、
どうやって移動したかっていうことさえ謎なんだ、
いつき、夢でも見たんじゃないのか」
 エイタはいつきの頭が
混乱しているのではないかと疑って言う。
 「あー、何が何だかわからなくなったよ」
 いつきはそう言いながら、
大きなずうたいのくせに泣き出す。
(続く)


第三弾リメイク「賢明と永久の野郎伝説」

2009-04-21 10:29:46 | 小説
第三弾リメイク「賢明と永久の野郎伝説」

 賢明が足早に部屋に戻ると
永久も追いかける。
 「どっちの部屋でうち合わせする」と
 永久が後ろから声をかけると、賢明は考え
 「オタクの部屋の方が隣がひとつ空いてるから、
そっちにしよう」と答えると
 二人は永久の部屋に行く。
 永久の部屋に入ると
 「盗み聞きされないように、小声でやろうぜ」と
 永久が言うと、
 「当たり前だ。
まさかこの俺たちが一緒のグループになるとはなあ。」と
 賢明は笑う。
 二人はクラスこそ違うが、
中学時代の塾仲間で親友といってもいい間柄だったのだ。
 「キモ男たちをくっつけたように、
もとめ先生は予めその辺考えているのかもな。
話しを聞く限り、見た目と違って理屈ぽいしなあ」と
 永久は笑った後、
 「で、例の話しもう明日発表しちゃうのか」
 「いや、それをオタクと相談したいと思っていたんだ。
合宿は長いしコンクールまでも日があるからな。
でも、うちの高校の代表に選ばれないことにはしょうがないし、
ご褒美もかかっているんで迷っているんだよ」
 「俺は、もとめ先生のご褒美なんてどうでもいいよ。
もとめ先生のお給料じゃたかがしれてるからな。
それよりもコンクールでの優勝さ。
マスコミに出て有名になることはもちろん、
大学の推薦でも有利にもなるからな。
俺の勘だとコンクールには
この中のせいぜい半分くらいしか選ばれないだろう。
予め、先生は言わないだけで。
選考を見ても、マスコミ受けを狙っているのは見え見えだよ。
はっきり言って、女子陣に美形を揃えているから、
男子陣はキモいのが有利に思えるんだ。
下手すると俺たちはアイデアだけ取られるという可能性もある」と
 永久は自分の考えを言う。
 「13代目キモ男3人衆と美少女3人で新カミサン伝説発表か。
うちの校長ならやりそうだな」と
 賢明も頷く。
(続く)

改作「変な仮面?」

2009-04-21 07:37:50 | 小説
改作「変な仮面?」

 改作「ラストコンテストの結果発表」に続きます。

 もとこが考えていると、
木太郎が変な仮面をに差し出して、
 「たしかに、そのハンカチ王女は可愛そうだから、
この仮面を被ってもらうということで手打ちをしたらどうですか」
 と優しいようで実は面白半分で提案する。
 すると、アユメが
 「その方が可愛そうよ。
ねえ、ヒトメもう少し、
そのままで我慢するわよね」
 と言うと、ヒトメは考える。
 「そうよ。ヒトメ、そうした方がいいわよ」と
アスカも言うと、
 ヒトメはようやく頷く。
 「こっちの方が楽だと思ったんだけどな」と
 木太郎が鼻をほじりながら言うと、
 「仮面ならしゃべれるからじゃないの」と
アユメが疑いの目で見ると、
 木太郎はうつむく。
 「まあ、ハンカチ王女のことはそのぐらいにして、
さあ、早く発表始めましょう」と
 もとこが言うと、全員頷いた。
 「じゃあ、行きますよ」
 ホウセイがにやりと笑って言った。
(続く)

本編リメイク「いつきを追うエイタ」

2009-04-21 07:00:59 | 小説
本編リメイク「いつきを追うエイタ」

 「生米、ごめん、生米、ごめん」
 いつきはそう繰り返しながら、
門の鍵を開け、生米を埋めた場所へ走る。
 「待てよ、いつき、何考えてるんだ」
 いつきを追うエイタ。
 いつきは門を抜け、
屋敷を後にして100メートルくらい先の
イチョウの木が5本ある右側10メートルくらいのところの
土がやや盛り上がったところで、
立ち止まると、また、
 「生米、ごめん、生米、ごめん」といいながら、
土を掘り返し始めた。
 「何、やってんだ、いつき、
オタク、頭がおかしくなったのか」
 エイタの問いにいつきは答えず、
ただ、土を掘り返す。
 「生米」
 いつきは土から見える手を見付けると、
一気に引き上げる。
 「うあー、誰だ?」
 エイタが悲鳴を上げる。
 「うあーー」
 いつきは腰を抜かす。
 「し、死体だ?まだ、そ、そんなに傷んでないが、
こんな奴知らないぞ、こいつは誰だ。
それに、オタクが何で、ここを知っていたんだ。
そう言えば、生米ゴメンって何だ」
 エイタは動揺して次々といつきに質問する。
 「お、俺にも何がなんだかわからないここは、
悪魔の屋敷だ。早く逃げよう」
 いつきは、エイタの手をひっぱるが、
エイタは逆にいつきを取り押さえ、
 「隠してないで、全部、話せ。
永久の死とも関係あるかもしれないじゃないか?」

 いつきをなだめるように言う。
(続)