レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

改作「くそたの部屋と写真選び」

2009-04-16 20:53:07 | 小説
改作「くそたの部屋と写真選び」

 改作「合宿最終日前日」に続きます。

 「くそたがアユメに乗せられて余計なこと言うから、
プレゼントしなきゃいけなくなっちゃたじゃないか、
木太郎は金持っているからいいけど、俺金欠だぞ」と
 おちたが愚痴を言う。
 「いいじゃないか。あれだけ楽しませてくれたんだから」と
 ホウセイがにやけて言うと、
 「おちた、心配するなあ、金は俺が出してやるよ」と
木太郎は鼻をほじりながらそう言うと、
 「本当?ありがとう、さすが3人衆、やっぱり友は友だ」と
 おちたはハナクソのついた木太郎の手に握手する。
 「どうせなら、ドーンと行こうぜ、世界一周とか」と
 くそたがバカなことを言う。
 「高校生が一人で世界一周してどうすんだよ、
それにいくら木太郎でもそんな金はないだろうが」と
 永久はクールに言う。
 「商品券がいい。金でもいいが、
女はそういうのを喜ぶ」と
 ホウセイが言うと、
 「そ、そうだな。で、いくらにする」と
 金のないおちたが言う。
 「俺1万だすよ。
母ちゃんからこの合宿の食費でもらったのが3万だから」と
くそたが言うと、
 「ずるい奴だなあ、
うちの母ちゃんなんて
事前に食費のかからないこと訊いてたから、
3000円しかくれなかったよ」と
 金のないおちたが言う。
 「俺も1万なら、OK」と
 ホウセイが言うと、
 「俺は2万でもOK、うちは6万食費で貰ったよ」と
 永久が言う。
 「さすがみんな金持ちだね、
とても高校生とは思えないねえ、
天下のオンシラーズ高校万歳」と
 金のないおちたがやけくそ気味に言う。
 「じゃあ、トータル10万の商品券ということにしよう、
それから準優勝に5万の商品券でどうだ、
俺が11万出してやる、おちたはゼロ負担。
それでみんないいな」と
 木太郎が偉そうに今度は股間を掻きながら言う。
 「太っ腹、さすが議員の子孫いや、将来の総理は違うねえ」と
 おちたはハナクソのついた手も気にしないで
木太郎をおだてる。
 「よーし、それで商品券は」と
 おちたが訊くと、
 「合宿終わってからに決まってるだろう。
そうすれば、また、会えるさ」と
 木太郎が言うと、
 「じゃあ、表彰式は学校へ戻ってからということで、
木太郎の屋敷でやるか」と
ホウセイが言うと、
 「いいねえ」とみんな頷く。

 女子たちは夕食の準備を終えると、
もとこの部屋に集まって写真選びをしていた。
 「なんだ。先生、ノートパソコン持っていたんだ。
早く言ってくれればいいのに」と
 アスカが言うと、
 「これは最後の夜用に秘密にしてたのよ。
今日のコンテストはこのPC上に全員いるところで、
写真を発表するの。どう、面白いでしょう」と
もとこが言うと、
 「はい、でも、ヒトメがバカだから、
発表中にバレないかなあ」と
 アユメが言うと、
 「そこまでバカじゃないわよ。
私は黙ってます。そうだ、マスクしていくわよ。
それなら、文句ないでしょう」と
 ヒトメがアユメを睨みつけながら言う。
 「それより、早く写真選びなさい。紹介は私がやるから」と
 もとこがにこにこして言う。
 「わーい。でも、賞品は何かなあ。
ケーキとかかなあ」と
 ヒトメが言うと、
 「せこー、せめて1万くらいのものはねえ」と
 アユメが言うと、
 「私は優勝するだけで満足よ」と
 アスカが言うと、みんな笑った。

 果たして、
この話はこのままうまくハッピーエンドで終わるのだろうか。
(続く)

 


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