レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

真END「我慢できるか」

2009-04-20 22:29:07 | 小説
真END「我慢できるか」

 「そう、木太郎と誤解されるマネはしない。
あおむに見せかけるはずだ」
 「じゃあ、股間を掻いたり、
鼻をほじったりするのを我慢するな」
 「そういうこと」
 「でも、10分は長いぞ」
 「そこが狙いだ」

 3人のうち、一人が腹を掻くと、
マネするかのように他の二人も腹を掻く。
 「まだ余裕があるようだなあ」
 
 「あと9分」
 「まだ、それだけだすか」
 「ああ」
 「長いだすな」

 「あと8分」
 「ちょっとおかしくないだすか」
 「時計どおりだ」
 いつきは部屋の時計を
3人には見せないようにそう言う。

 「かなりまいってきてるな」
 「木太郎がわかったら、あとはどうする」
 「うーん」
(続く)

改作BADEND8「変な仮面」

2009-04-20 22:03:17 | 小説
改作BADEND8「変な仮面」

 改作「ラストコンテストの結果発表」に続きます。

 もとこが考えていると、
木太郎が変な仮面をもとこに差し出して、
 「たしかに、そのハンカチ王女は可愛そうだから、
この仮面を被ってもらうということで
手打ちをしたらどうですか」
 と優しいようで実は面白半分で提案する。
 もとこもその変な仮面を見て
 「手打ち?やくざみたいだけど、
そうね。そのハンカチ王女はちょっと不細工だから、
仮面でどうかな」と
 面白半分に言うと、
 「そうね。それなら私は」
 とアユメが言い、
 「私はヒトメなら」
 とアスカが言ったので、
 結局、ヒトメは嫌がっていたが、
変な仮面をヒトメはつけることになった。

 「では、相変わらず、
ヒトメさんの美声を聞けないのは残念ですが、始めます」と
 ホウセイもチャカすように言うと、
 「フォフォフォ」と
 不気味な声が聞こえてきた。
(続く)
 

本編リメイク「壊れた木太郎といつき」

2009-04-20 21:53:07 | 小説
本編リメイク「壊れた木太郎といつき」

 「永久、カムバック!」
 木太郎の叫びがいつきの頭を混乱させた。
 そんな、そんな、永久はあの棺の中にいたんだ。
間違いない。
誰だ。誰が、この暗い扉の間に永久を連れてきたんだ?
 ここに、永久が何故?
 あの扉は後からは開かないのではないのか。
 それより、誰がこんなことを?
 そして、自分は何故、ここにいる。
 俺が悪かった。謝るから、生米教えてくれ。
 「生米カムバック!」
いつきはそう叫んだ。
 ヒラメが泣き、木太郎が壊れる中、
 いつきは突然、「生米カムバック」と言って、
木太郎を追いかけると屋敷の中に入りかけた木太郎から
鍵束を奪うと門の方へ走り出した。
 「いつきさんまで壊れてしまったの」
 アユメが悲しそうに言う。
 「何がなんだかわからなくなった」
 エイタも大声をあげた。
 「あの2番目の棺に入っていたのは、
永久じゃなかったのか?
じゃあ、アスカちゃんだったのか?
いつき、逃げるな」
 エイタはそう叫ぶと、いつきを追いかけた。
 いつきは一旦倉庫に戻り、
スコップをとると門に向かう。
 「いつき、逃げるな」
 エイタの声も届かないのか、
いつきは門に走る。
 「生米、ごめん、生米、ごめん」
 いつきは、そうつぶやきながら門の鍵を開け、
ある場所へ向かう。
 それを追うエイタ。
(続く)



第11弾「勘違いと殺人ウイルス開発」

2009-04-20 20:52:05 | 小説
第11弾「勘違いと殺人ウイルス開発」

 「教授が自殺した」
 「ああ、知ってる。
多分、5年の想定が間違っていたんだな」
 「5年どころか、1年も持たないということか」 
 「恐らくな、この猛暑は想定外だからな」
 「急ぐんだ、開発急がせろ」
 「人類の滅亡は絶対に阻止するんだ」
 「多少、死者が多くてもかまわん」
 「この夏がひとつのヤマかもしれない」
 「その前に間に合わせろ」
 「了解」
(続く)  

第12弾「見張る」

2009-04-20 20:30:03 | 小説
第12弾「見張る」

 「見張るにはちょうどよい屋敷の構造だ」
 「そうだすな。車は2台でいいだす。
盗聴器は設置しただすな」
 「その辺抜け目はないよ」
 「だすが、やっぱりワインけちっただすな」
 「金持ちはそんなもんだな、大福だけだからな」
 「じゃあ、僕は北側で待つだすよ」
 「俺は南に」
 「動きがなかったら、そういうことだすよ」
 「兄貴わかってるよ」
 二人は屋敷を出ると、
正反対に別れた。
 今日から明日にかけて一つの可能性を試すようだ。

 「どうだすか?」
 「わかってるだろう」
 「まあ、深夜だすな」
 「まだ起きてるみたいだからな」
 二人はマツメの屋敷の様子を盗聴しながら、
無線機で話す。
 「寝るんじゃないだすよ」
 「もちろん、3000万かかっているからな」
 「そうだすな」
 二人は専用車の中でそれぞれじっと待った。
(続く)

第?弾「もう一つの地下室」

2009-04-20 19:53:05 | 小説
第?弾「もう一つの地下室」

 「じゃあ、また、3人手伝ってくれる」
 もとえはそう言うと、
今度は直哉、ソウセキ、龍之介の3人を指名する。
 「じゃあ、10分後食堂に集まってね。
あおむ先生も一応1泊分用意してきてね」と
 もとえはそう言うと、一旦部屋に戻る。
 「龍之介、オタク、ドジ踏むなよな」と
直哉が偉そうに言うと、
 「オタクこそ、
あんな試験で成績がいいからって調子に乗るなよ」と
 龍之介は言い返す。
 
 「じゃあ、次の地下室に行きます。
いい、私の言うとおりにするのよ。
もし、下手に動いたら、ここに戻れなくなるからね」と
 もとえは脅かすが、
3人の生徒はあまり心配していない。
 「こら、龍之介くん、聞いてるの?
絶対、動いちゃだめよ。いいわね」
 「はーい」 
 「もう」

 もとめは上から、
直哉、ソウセキ、龍之介の順に扉を押さえさせて、
あおむを地下室に連れて行った。

 「あおー、凄いだすなあ。上より全然いい部屋だすよ。
ビールと風呂さえあればここに泊まっているだすよ」と
 あおむは冗談半分に言う。
 もとえはひととおり案内すると、
 「あまり飲み過ぎないでね。
明日、迎えに来ますから」
 「わかっただす。おやすみだす」
 もとえはそう言うと、
上へ戻ろうとした。
(続く)
    

改作「ラストコンテストの結果発表」

2009-04-20 18:54:24 | 小説
改作「ラストコンテストの結果発表」
 
 「えー、厳正なる投票の結果、
審査は終了いたしました。
私ホウセイが光栄にも、
もとこ先生のご指名を受けましたので
発表役をやらせていただきます。
その前にヒトメさん、そのハンカチはお気の毒ですね。
せっかくの美少女もそれでは、
ただのマヌケな、えへん」と
ホウセイがそこで話しを一旦わざとやめて
女子陣の様子を伺う。
 ヒトメはホウセイの言葉を聞いて、
身体を動かすが、
 「そう言って、ヒトメにまたおしゃべりさせる気でしょう。
ヒトメもおだてられちゃダメよ、
それじゃ豚よ。
このまま我慢しなさい。もう少しの辛抱だから」
 とアユメが言うと、
 「いいのよ、ヒトメ、
男子がマヌケと言おうが
私はそのヒトミも大好きだから」と
 アスカがヒトメの頭をなでなでする。
 ヒトメはイヤそうに頭をかわすが、
アユメとアスカが両脇からガードする。
 「先生、ヒトメさんが泣きそうな顔してますよ。
もう勘弁してあげたらどうですか」と
 ホウセイが言うと、
 「ヒトメちゃん可愛そうだよ」と
 おちたも言う。
 「そうねえ、ハンカチ王女はねえ。
ちょっと、よだれもでてるしねえ」と
 もとめは考えた。
(続く)


 

第三弾リメイク「野郎伝説?」

2009-04-20 18:23:54 | 小説
第三弾リメイク「野郎伝説?」

 もとめは秀才の賢明がそう言いだして驚いた。
 23番目を発見。
 もし、そうなら、コンクールに勝てるかもしれない。
 でも、どうして知ったのかしら。 
 「どうしようかしら、気になるわね。
賢明くんの言う野郎伝説。
もし、それが22の分類に入れなければ大変なことよ。
それで、その野郎伝説はどうして知ったの」と
もとめが思っているとおり訊くと
 「それは、秘密です。
明日までに永久くんと相談して、
永久くんがOKしたらお話します」と
賢明ははっきりと言う。
 「そ、そうね。その方が賢明ね。
だじゃれじゃないわよ」
 もとめは賢明の自信のありそうな態度に
少し動揺したが、もし本当ならと明日が楽しみになった。
 「それじゃ、今日はここまでとします。
あとは自由にね。はい、ケンタくん」
 「あのー、せっかくだし、
やる気を出すためにも明日の発表会で
先生が一番いいと思ったグループに何かご褒美くれませんか」と
 ケンタはずうずうしいことを言うと、
 「そうだ」
 「それはいいわね」と
 生徒たちはケンタの意見に賛成する。
 「そうね。わかったわ。ご褒美考えておくわ」と
 もとめはにっこり笑って答える。
 「じゃあ、これで解散します」
 もとめと生徒たちはそれぞれ別れた。
(続く)

カミサン伝説17「復活の像編5」

2009-04-20 17:00:03 | 小説
カミサン伝説17「復活の像編5」

 ノンタは待つ。
 まだか?
 まだ?
 「タケノ、タケノ、生き返ってくれ」
ノンタは我慢できず、大声を出すが、
タケノは生き返らない。
 「タケノ!」とタケノの遺体に抱きついたが、
タケノは生き返らなかった。

 「どうした、おぬし、顔が青いぞ」
 老人はノンタの様子がおかしいので、
声をかける。
 「私を騙したのですか。いえ、失礼しました」と
 ノンタはそう言うと、その場で倒れ込む。
 「まさか、ダメじゃったのか?
そんなはずはないのじゃが?」
 老人は再度ノンタにやったことを確認する。
 「間違いないのう」
 老人は首を傾げる。
 「葬儀はいつじゃったか?」
 「明後日です」
 「うーん、もしかして、
途中でわしに会いにきたのが悪かったのかもしれぬ。
うーん、よし、わしが一からやり直してみよう、
わしに任せてもらえるか、犯人の名だけ訊けばいいのじゃな」
 「お願いできますか」
 「わしにも責任はある。
おぬしはわしの家で待っていろ、よいな」
 「はい、お願いします」
(続く) 

本編リメイク「木太郎カムバック」

2009-04-20 16:42:34 | 小説
本編リメイク「木太郎カムバック」
 
 「永久、カムバック!」
 木太郎は声が枯れるまで、叫び続けていたが、
その時、ふと下を見ると
足下に懐中電灯が転がっていることに気づいた。
 そして、その懐中電灯をみたとたん
さっきまでのショック状態が落ち着いたような気がした。
 「ここであきらめてどうする?」
 木太郎は気を取り直した
 これが電池切れか壊れたか、
暗闇の中で閉じこめられたまま、
窒息したのだろうか。
しかし、
それでは、アスカは?木太郎は声には出さず、
そう考えて懐中電灯のスイッチを試しに押してみた。
 すると、予想に反し懐中電灯は普通に点灯した。
 「何するのよ、木太郎、二人にしておいて」
 泣き続けていたヒラメが久々に口を聞いた。
 「ごめん」
 木太郎はそう言って、慌てて懐中電灯を消したが、
その時、はじめて、事の不自然さに気が付いた。
 本当は、この周りで探してみたいことがたくさんあったが、
あの憎らしいヒラメでも、今の姿を見ていては、
ずうずうしさに定評のある木太郎でさえ、
それはできなかった。
 「確認してみるか」
 木太郎はそう呟いて、
ヒラメのそばを離れると、ヒトミたちに
 「そこの扉は閉めないように注意してください」と
言い残すと、
 ヒトミたちの間を抜け
屋敷の中に向かって走り出した。
(続く)

第三弾リメイク「もとめの信じる真カミサン伝説2」

2009-04-20 15:05:28 | 小説
第三弾リメイク「もとめの信じる真カミサン伝説2」

 「あのー、
僕は今先生がおっしゃった野郎伝説とか
嘘つき伝説とか言われる
カミサン伝説を聞いたことはないんですが、
一応、カミサン伝説が22あることは知っていますし、
それらの大体の概要は事前に調べてきたんです、
先生の話は本当ですか」と
 たまおが鼻をほじりながら少し怪しげな目で言うと、
一人を除き他の生徒も同様に頷く。
 「うわー、いきなりバレちゃったわね。
今言った野郎伝説とか嘘つき伝説は
 
私のツ・ク・リ・バ・ナ・シ。
 
みなさん合格よ。それでいいの」と
 もとめは笑った後、
 「こういう感じで
明日は各グループ毎に事前に意見をまとめて、
みなさんが真カミサン伝説と信じるカミサン伝説と
その根拠を発表してもらいます。
はい、ふうたくん」
 「もし、グループで意見が分かれた場合は
どうしたらよいですか」
 「その場合はそうね。
時間はあるから、
とりあえず全員の意見を発表してもらって、
場合によってはグループをチェンジしてもいいわね」
 「ふーん、なんとなくわかりました」と
 ふうたが言うと他の生徒は顔を見合わせた後、
とりあえず頷く。 
 そのとき、
 賢明が
 「あのー僕は野郎伝説聞いたことあるんですが」
 と言うと
 もとめは驚いた。
(続く)


レイジー編「オカマ探し」

2009-04-20 12:01:59 | 小説
レイジー編「オカマ探し」

あおむ「絶対この中にオカマがいるだすよ」
オハラハン「違います」
あおむ「その物言い、オタクは怪しい」
オハラハン「デルホイですよ」
あおむ「たしかにあいつも怪しい」
オハラハン「でしょう?」
あおむ「二人のどちらかだすな」
オハラハン「違うってば」
(続く)

本編リメイク「木太郎壊れる」

2009-04-20 12:01:14 | 小説
本編リメイク「木太郎壊れる」

 ヒラメが倒れている人物に近づく。
 「永久さん、ヒラメよ」
 ヒラメは倒れている永久を抱き起こすと、
泣きながら、何度も永久の名を叫んだ。
 永久はもう死んでいるのだろうか?
 永久は目覚めない。
 「永久さーん、木太郎、約束が違うじゃない」
 ヒラメは訳のわからないことを叫びだす。
 「永久さん、だめだったのかしら」
 アユメがチウメに囁く。
 「あの様子では、多分」
 チウメも悲しそうに小声で答える。
 「永久、カムバック!」
 木太郎が叫ぶ。
 「バカか、静かにしていやれ」
 エイタが木太郎の頭を叩く。
 「バカはオタクだ。
みんなで、永久、カムバックを連呼しろ」
 木太郎は叫ぶが周りはしーんとしている。
 「そうだ、アスカちゃんの方が大事だ、
アスカちゃーん」
 木太郎はまた叫ぶ。
 「木太郎は壊れているのよ。
ほっておいてあげなさい」
 ヒトミが小声でささやく。
 もちろん、そこには、永久を抱きかかえ、
めそめそ泣くヒラメ以外いない。
 「アスカちゃん、カムバック」
木太郎はまた叫び出す。
(続く)

第三弾リメイク「もとめの信じる真カミサン伝説」

2009-04-20 10:00:53 | 小説
第三弾リメイク「もとめの信じる真カミサン伝説」

 もとめは話しを続ける。 
「前置きが長くなりましたが、
私が信じるカミサン伝説は
キモダス大の青無川龍之介先生が
主に主張しているカミサン伝説です。
 俗に野郎伝説とも嘘つき伝説とも
言われている伝説です。
 正直言いまして、
現時点ではこの説を支持する方々はまだごく少数ですが、
この伝説がもっとも古くからネット上に広がっていること、
そして実はこの点はまだ公には公表されておりませんが、
この小島邸が発祥の地であり、
我がオンシラーズ高校のOBの創り話から
ある事件を契機として伝説へと発展したことから、
 私はこの伝説こそが真カミサン伝説だと考えております。
 はい、何でしょうたまおくん」
 たまおがもとめの話しの途中で手を挙げた。
(続く)


改作「投票の前に2」 

2009-04-20 07:29:06 | 小説
改作「投票の前に2」 
 
「投票の前に」に続きます。

 ハンカチ王女はどうしてもしゃべりたいらしく、
何か方法を考えたのか席を立ち上がろうとするが、
 「ヒトメ、おとなしくしてなさい。
コンテストが終わったら、ハンカチはずしてあげるから」
 アユメに言われ、ヒトメはおとなしくまた席につく。
 「遅いわね。接戦なのかな」とアスカが言うと、
 「接戦だと木太郎くんが決めるのよねえ」と
 もとこが笑う。
 「先生、自信ありそうですね」と
 アユメが言うと
 「へへへ、それほどでも」と
 もとこは不気味に笑う。
 「でも、もとこ先生いい線行くと思いますよ」と
 レイカがもとこをおだてるように言うと、
 「そうかしら」と
 もとこは本気にして笑う。

 そして、数十分後、男子達が現れた。
(続く)