第三弾「もとめと真カミサン伝説23」
第三弾「もとめと真カミサン伝説22」に続きます。
「ニタロウがサンタと呼ぶと、
サンタはワンと吠えながらしっぽをふって
ニタロウに近づき、
ニタロウの手をペロペロとなめました。
ニタロウは頭の中で
まさかカミサンはおまえじゃないよなあと思いながら、
サンタと遊んでいました。
しばらくすると、少女が
「ああ、もうこんな時間。またね」と言って、
二人は別れました。
少女とサンタが去った後、
足下を見ると、小さなクワガタがひっくりかえっていました。
手に取ると動きだしたので、
サンタに乗っていたのかもしれないと
ニタロウは思いました。
問題はそのクワガタをどうするかでした。
このまま家に持ち帰り飼うか、
少女の家に行き、サンタのところへ置いていくか、
それともこのまま道ばたに置いて行くか、
ニタロウは迷っていました。
すると、おとなしいタロウがクワガタを軽くくわえると、
ニタロウを引っ張るようにどこかへ
連れて行こうとしたのでした、
ここまではどうですか」と
ケンタが言うと、
「クワガタがカミサン?」と
呟く声が聞こえる中、
「えー、私の知っているのは
クワガタとはちがう昆虫だけど、
似たようなものでここまではあっているわ」と
もとめは驚いたように言う。
「先生の知ってる話しでは昆虫は何ですか」と
ふうたが訊くと
「カブト虫よ」
「本当だ。似たようなもんだ」
「いい、続けるぞ」
ケンタはそういうと、話しを続けた。
(続く)
第三弾「もとめと真カミサン伝説22」に続きます。
「ニタロウがサンタと呼ぶと、
サンタはワンと吠えながらしっぽをふって
ニタロウに近づき、
ニタロウの手をペロペロとなめました。
ニタロウは頭の中で
まさかカミサンはおまえじゃないよなあと思いながら、
サンタと遊んでいました。
しばらくすると、少女が
「ああ、もうこんな時間。またね」と言って、
二人は別れました。
少女とサンタが去った後、
足下を見ると、小さなクワガタがひっくりかえっていました。
手に取ると動きだしたので、
サンタに乗っていたのかもしれないと
ニタロウは思いました。
問題はそのクワガタをどうするかでした。
このまま家に持ち帰り飼うか、
少女の家に行き、サンタのところへ置いていくか、
それともこのまま道ばたに置いて行くか、
ニタロウは迷っていました。
すると、おとなしいタロウがクワガタを軽くくわえると、
ニタロウを引っ張るようにどこかへ
連れて行こうとしたのでした、
ここまではどうですか」と
ケンタが言うと、
「クワガタがカミサン?」と
呟く声が聞こえる中、
「えー、私の知っているのは
クワガタとはちがう昆虫だけど、
似たようなものでここまではあっているわ」と
もとめは驚いたように言う。
「先生の知ってる話しでは昆虫は何ですか」と
ふうたが訊くと
「カブト虫よ」
「本当だ。似たようなもんだ」
「いい、続けるぞ」
ケンタはそういうと、話しを続けた。
(続く)